iPad mini 7 (A17 Pro) 125GB

2025.2

仕事で3年半ほど iPad(第8世代)をサブのサブくらいで使ってきた。

写真とLINE Official Account、スケジュール、メモ等が主だった利用だ。

退職のため職場においていくことになり、新たなタブレットを探す。

候補は、
iPad Air 11inch M2 チップに惹かれる
iPad mini A17 Pro やはり携帯性 しかもA17 Pro チップでコスパがいい。

Apple 公式HPより

現在、PCは、Macbook Pro Early2015 、スマホは、iPhone15 を使っている。
このつなぎ役にするか、PCがずいぶん古いので、代わりを担えるスペックにするか。

結局、iPad Air に Magickeybord をつければ高額になってしまうため iPad mini に決め、もう少し Macbook Pro にがんばってもらうことにする。

iPad mini に決めた理由

  • iPad mini 6 に比べ、A17チップになり、メモリも倍の8MBになったのに値段がほとんどかわっていない。コスパの高さ。
  • iPadは、片手で持ってメモを取ったり、動画を見るには重すぎるが、miniはほとんど気にならない。
  • 携帯するのに、iPadの大きさは、少々大きい。
  • iPadのスペックを上げても、やはりPCは必要になるので、しっかり棲み分けできる方が良い。
  • iPad mini で使うアプリとiPhone で使うアプリ、両方で使うアプリと分けることで、互いにストレージの節約ができる。

というわけで、今回購入したのは
iPad mini 7 (A17 Pro) 128GB

Apple 公式HP より

色は、スターライトにし、前回娘に不評だった刻印は、また入れてしまった。
落としたり、なくしたりしたときの目印として。

ホントは裸で持ちたいくらいなのだが、その勇気がないので、邪魔にならなさそうなスリムかつ軽量なESR iPad mini 7 ケース(クリア)に、ペーパーライクフィルムを貼る。

アップルペンシルは、iPadで使っていた代替品がType-cなのでそのまま流用。

iPad mini 第6世代とiPad mini A17 Pro との違い

Apple 公式HPより

【未開封|未使用 】iPad mini A17 Pro (ipad mini7) 8.3インチ

価格:75980円~
(2025/2/14 16:23時点)
感想(49件)

予定よりも早くiPad mini が届く。スターライトは明るくていい色だ。

早速開封し、セッティング。勝手にセッティングしてくれるので、とても楽だ。

購入したケースに入れて、フィルムを貼って完成。

旅に持って行くには、ボディバッグにも入るし、とてもいい大きさだ。写真も大きな画面で見ることができ、チェックしてそのまま投稿もできる。

トラベラーズノートでの記録は手放せないが、iPad mini と併用することで使い勝手がかなり向上するだろう。今後、試してみたい。

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RED WING Beckman 9016 CIGAR

オークションサイトでベックマンを落札。
サイズは 8 1/2 、カラーはシガー 、14年9月生産。

◆仕 様 ワイズD
◆特 徴 グッドイヤーウェルト製法 プレーントゥ
◆ソール レザー・アンド・ラグ(ベックマンソール)
◆型 番 9016 Beckman
◆生産国 USA
◆素 材 フェザーストーン
◆カラー シガー
◆ラスト No.8

オークションの表題にベックマンと記されていなかったので、入札が少なく、安くで落札できた。

いつかは欲しいと思っていたベックマンだ。
原皮の中から5%程度しか見つからないといわれるスムーズな銀面を持つものを選び、鞣しのあとにアニリン系の染料で染め、ワックスとオイルを含ませて独特の輝きをまたせたフェザーストーン。創業者の名前を冠するベックマンに憧れていた。

革は随分乾いて、白っぽくなっていたが、ソールの加水分解はまだしていないし、革の傷みも少ない。

ただ、もとからあったと思われるシボが比較的目立つところにある。

とりあえず、内側を消毒とクリーニング、外側は汚れ落としのあと、デリケートクリーム、マスタングペースト、ナチュラルクリームで整える。

乾いて色が薄くなっていた革が、いい感じの茶色に戻ってきた。

トゥ部分の塗膜剥げをうまく補色できれば、かなり良くなりそうだ。

再度、油を入れてブラッシング。最初に比べると随分革がしっとりしてきた。色目も本来のシガーに近づいてきたようだ。

Berwick 5219 LULEDB ダークブラウン

2024.12

仕事用にロックポートの外羽根Uチップのダークブラウンを使ってきた。10年以上は履いただろうか、ソールにひび割れが出始め、接着剤で補修。柔らかい革で、履きはじめの頃から足が痛くなることはまったくなく、とても履きやすい。屋内履きとして使ってきたためか、ソールの減りも少なく、アッパーの痛みも殆どないが、インソールはけっこう履き込んですり減っている。

そろそろ買い替えをと考えていたが、ドレスシューズの購入を機に、靴についていろいろ調べていて一度試してみたい靴のメーカーがたくさんでてきた。

目に止まったのが、値段も手頃でコスパの良さそうなイタリア製シューズメーカーBerwick。ワイズが狭いのが若干気にるかが、まずは試してみたいという欲望に駆られ、メルカリで購入。1500円引きの問いかけに快くオッケーしていただき購入に至った。

スタイル No. 5219
アッパー スムースLUGO 
      セミアニリン仕上げのクラスとレザー。
      子牛革にワックスを使い、しっとりとした感触と発色の良さが特徴。
ソール  レザーソール
ラスト  HO915
ワイズ  スリム
サイズ  UK7.5
製 法  グッドイヤーウェルト製法
原産国  スペイン
商品詳細 ややノーズを長く設計して甲の高さを抑えたスペイン本来の美しいシェイプが特徴のラストを使用し、ソールにはBerwickオリジナルレザーソールを採用。レザー特有の馴染み感や通気性を活かしている。

かかとインソールに若干の擦り切れ、汚れ、ヒールの減り、レザーソールにビブラムのハーフソールが貼られている。トゥの部分が削れて、剥がれが見られるが、レザーソールの削れもミッドソールギリギリくらいで、まだ致命的な状態ではなく、大丈夫そうだ。

アッパーに関しては特に問題はないが、右足外側のソールの付け根辺りに濃いめのシミが見られる。まあ、気にしなければ問題ないだろう。

まずは、つま先と踵のソールの減りを対策しなければと思い、シューグーで肉盛り。つま先もシューグーで少々補修。

ついでにデリケートクリームでインソール、アウトソール、アッパーと水分補給。

CROCKETT & JONES BURFORD

2024.12

クロケット&ジョーンズの外羽根プレーントゥ BURFORD を中古で購入。

クロケット&ジョーンズ CROCKETT&JONES

クロケット&ジョーンズとは、1879年に義理の兄弟関係にあるジェームズ・クロケット氏とチャールズ・ジョーンズ氏によって創業された英国を代表する革靴ブランドである。1924年にはノーサンプトンの工場に、のちのジョージ6世であるヨーク公が見学に訪れ人々の関心を集める。第2次世界大戦中は政府の指示のもと、1万足を越える軍靴を製造した。

英国靴の聖地、ノーサンプトンに誕生した140年も続く老舗<CROCKETT&JONES/クロケット&ジョーンズ>は、本格革靴の中でも長きに渡りお洒落を嗜む紳士から愛され続けているシューズブランド。世界のファッションブランド、セレクトショップからの支持も厚く、数々のファッションシーンや有名映画の中で登場していることでも有名です。

ジェームス・ボンドも愛用していたので、一度履いてみたいと思っていた、クロケット&ジョーンズ。

アッパーは比較的きれいな状態だったが、インソールのかかと部分に足の擦れと思われる凹みがあるため安価で出品されていた。

インソールには薄めの中敷きをひけばなんとかなりそうだったので、クロケット&ジョーンズを試してみたくなった。

届いた靴は、アウトソールに減りもあり、インソールが削れて凹んでいるが、上質な革で形がとてもきれいな靴だ。さすが、クロケット&ジョーンズ。

【商品説明】
・CROCKETT&JONESとバーニーズニューヨーク別注の「BURFORD / バーフォード」です。
・内振り設計で親指側の圧迫感軽減と踵部分を比較的小さくシェイプし適度なレングスとフィット感が両立でき、快適な歩行をサポートしている377ラストを採用。
・エレガント且つスマートな印象で人気のオリジナルラバーソールのCITYソール仕様。
・外羽根プレーントゥシューズでラバーソール仕様のオンオフ問わずご使用いただける万能シューズです。

【商品詳細】
・サイズ:UK7 1/2
・ワイズ:E
・カラー:ブラック
・ソール:オリジナルラバーソール(CITY SOLE)
・アッパー素材:カーフ(BLACK WAX CALF)
・モデル名:BURFORD(バーフォード)
・ラスト:377
・製法:グッドイヤー
・製造国:英国

シティソール

この<クロケット&ジョーンズ>のオリジナルデザインは、英国のハルボロラバー社によってクロケット&ジョーンズ社のために生産され、スマートな軽量ゴムソールとして設計されています。シティソールはビジネスやカジュアルウェアのスタイルに最適です。

ラスト:377
シルエット:ラウンド
誕生:2016年6月
コレクション:MAIN
ラウンドラスト復権のために作製された#377ラスト。英国クラシックシューズ特有の丸みの強いトゥシェイプながら、つま先に若干長さを持たせたエレガントな佇まい。内側に振られたアシンメトリー(左右非対称)なシルエット、絞り込まれたウェストや小振りな設計のヒールカップは優れたフィット感を誇ります。現代とクラシックが共存した希有な存在です。

フィッティングアドバイス
<トゥ> スタンダード
<ウィズ> スタンダード
<ウェスト> フィット
<ヒール> フィット


Main Collectionメインコレクション
メインコレクションの最大の特徴は豊富なデザインと色のバリエーションでしょう。ドレスシューズはもちろん、ブーツやローファー、カントリーシューズなど様々なコーディネートに使えるコレクションです。底材も多種多様でレザーソールからダイナイトソールを代表としたゴム底など機能的に履ける商品が多く揃えられております。レザーソールは糸目が見えたグッドイヤーウェルト製法です。ソールの特徴はフラットでバランスが取れているため安定感抜群です。毎シーズン、多くの新作が発表されファッションブランドとのコラボレーションも多種多様です。クロケット&ジョーンズの中で流行を発信しているのは、メインコレクションといえるでしょう。

スーツを着る機会はそんなに多くないが、あまりフォーマルでない場には、ちょうどいい。
フォーマル:内羽根ストレートチップ
セミフォーマル:外羽根プレーントゥ 
自分の生活の中でのフォーマルなんてたかが知れているが、使い分けることができるのは、ちょっと嬉しい。

Paul Stuart Straight Tip Otsuka PS-1300

2024.12

姪の結婚式の復路で、ドレスシューズのソールが剥がれ、全壊。

唯一の黒のドレスシューズ 全くなしではいざという時困るので、急ぎでフォーマルで使える内羽根のストレートチップを探す。

いくつか候補があったのだが、即決ができ、500円引きのクーポンが使えたPaul Stuart の内羽根ストレートチップに決める。PS-1300 という品番がついており、大塚製靴製。

詳しく靴のスペックを調べたいが、なかなかわからない。大塚製靴のOT-1300 という品番は、ストレートチップでもビジネス向けのOtsuka Water Smart という全天候型モデルでハイブリッドソール。セメント製法のものだ。

PS-1300 を写真で見る限り、ダイナイトソールで縫い目もあり、グッドイヤーウェルト製法と思われる。現行だとトゥが少しスクエアになった M5-309 Cap Oxford というのが一番形が似ている。

M5-309 のスペック
■Last(靴型):B-715
■Width(足幅):EE
■製法:グッドイヤーウェルト製法
■素材 甲革:カーフレザー
    腰裏ライニング:牛タンニンヌメ
    本底:ダイナイトソール
■口周り:切放玉縁
■コバ仕上げ:平コバ
■ウェルト面仕上げ:目付け
■シャンク:布巻きスチールシャンク
■中物:練りコルク

残念ながらPS-1300には、かかとの半二重や箱縫いは見られず、大塚製靴製の Paul Stuart ストレートチップがどの程度のスペックかわからないが、革や製法を見る限りなかなか上質。

同じような形の靴に Otsuka+ OP-1001 というのもあるが、これはダイナイトソールではない。

ネットで調べてもわからないことが多々あったので、大塚製靴公式オンラインショップに問い合わせたところ、その日のうちにメールで回答をいただいた。

要約すると、ブランドによってコンセプトや仕様が異なること。M5の商品は受注生産のため細かなところに拘っているが、PSの商品はライセンスを受け、量産の靴になっていること。M5の商品と大きな部分での大差はないが、細かな部分での違いがあるとの内容だった。使用している革やラストについての明言は避けてあったが、丁寧な回答をいただくことができた。

届いた靴は、若干皺はあるものの革は上質でサイズもちょうどいい。もう少しワイズがあるとさらに良いのだが。見た目はかなりフォーマルなので、履く機会は少ないと思うが、一生物として手入れして大事に使いたい。

JOSEPH CHEANEY & SONS ALDERTON ONLY ARK

2024.12

黒の外羽根Uチップをスーツ時に使っていたが、壊れたためセミフォーマルで使えるストレートチップを探していたところ チーニーのプレーントゥシューズを発見。雪の多い札幌だとレザーソールは使えないことが多い。できればラバーソールでいい靴がないかと色々調べていて、ARKnets でビブラムラバーソールのジョセフチーニー アルダートンが別注で出ていたの見つけて購入。公式ネットショップでは税込み¥88,000,- とかなり高価。

ストレートチップは別で購入し、使い勝手の良さそうなプレーントゥも1足あったほうがいいだろうと考え、中古での購入を決める。冠婚葬祭時には、息子用としても使えそうだ。

セミフォーマルからカジュアルまで対応可能なプレーントゥシューズ

1886年創業の英国の老舗シューメーカーJOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー)に、ARKnetsのエクスクルーシブライン「ONLY ARK」として別注した「ALDERTON(アルダートン)」

伝統に培われた英国のクラシックでトラッドなスタイルを現代に再構築した“1886 Collection”のALDERTONをベースに別注

クラッシックな顔つきでありながら、どこかモードな雰囲気を感じられる一足

伝統に培われた英国のクラシックでトラッドなスタイルを現代的に再構築した“1886 Collection”を現代に合わせてモダナイズ

アッパーのレザーを従来よりさらにキメの細かい上質なカーフを使用することでエレガントさを演出

アッパーに合わせてライニングもブラックで統一、インソールにシルバーの箔プリントを組み合わせたシックな佇まい

ソールにはイタリアVibram社公認の軽量ソール「Vi-Lite」を使用し、スタイリッシュな雰囲気はそのままに、グリップ力、耐久性の向上を実現

             ARKnets 公式HPより

ネットショップの商品説明にも以下のように記載されている。

セミフォーマルからカジュアルまで対応可能なプレーントゥシューズ
【デザイン】
・1886年創業の英国の老舗シューメーカーJOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー)に、ARKnetsのエクスクルーシブライン「ONLY ARK」として別注した「ALDERTON(アルダートン)」
・伝統に培われた英国のクラシックでトラッドなスタイルを現代に再構築した“1886 Collection”のALDERTONをベースに別注
・クラッシックな顔つきでありながら、どこかモードな雰囲気を感じられる一足
・伝統に培われた英国のクラシックでトラッドなスタイルを現代的に再構築した“1886 Collection”を現代に合わせてモダナイズ
【ONLY ARK(別注)ポイント】
・アッパーのレザーを従来よりさらにキメの細かい上質なカーフを使用することでエレガントさを演出
・アッパーに合わせてライニングもブラックで統一、インソールのシルバーの箔プリントに合わせてバックルもシルバーに変更したシックな佇まい
・ソールにはイタリアVibram社公認の軽量ソール「Vi-Lite」を使用し、スタイリッシュな雰囲気はそのままに、グリップ力、耐久性の向上を実現
【素材】
・キメの細かい上質なカーフレザーを使用
【シルエット・サイズ】
・ほど良いバランスのラウンドノーズ、小ぶりなヒールカップにより、抜群のフィット感を実現

ユーズドだが、箱・袋付きで届いた。さすが ジョセフチーニー 高級感がある。

履きやすく、ソールに厚みもあり歩きやすい。ただ、ソールが厚くブロック状になっているため、かなりカジュアル寄りだ。せっかくのチーニーの靴なので、もう少しフォーマル寄りのほうが良かったかなというのが実感だが、北海道の冬道を歩くことを考えれば、これで良かったかもしれない。

バリ島紀行

1998.6

6/20
クアラルンプールから一路バリへ。デンパサール ングラライ国際空港に13時頃到着。

空港から郊外まで歩き、ベモ(軽トラックのようなタクシー)に乗ってデンパサールへ。デンパサールのテュガルベモステーションに降り立ち、現在地も分からず路頭に迷う。

近くの飲み物やでここはどこかと聞くが、誰も英語が話せないため分かってもらえない。

たまたま客としてやってきたベモの運転手ラワンというおやじが英語が通じ、クルンクンに行きたい旨話。バスならここからだと3度乗り換えがありバトゥブランでは15時過ぎたら、いつ出発になるかも分からない。自分がチャーターで観光しながら5ドルで連れていってやろうと言われ、考えた末O.K.する。

いろいろまわって。クルンクンの東にあるゴアラワというこうもりがいっぱいいる寺院に連れていってもらう。

クルンクンのホテル ラーマヤナロホについてお金を払うだんになって、5ドルが10ドルになり、さらに日本のボールペンはとてもいいからとせびられる。気がつけば11ドルとボールペン1本かかってしまったが、ガイド代と思えばまあいいか。

来る途中で見た沐浴があまりに気持ちよさそうだったので、ホテルのそばのウンダ川で現地の人と一緒に沐浴をする。

川に入ろうとすると、先に入っていた家族連れの親父に、向こうに行けと追い払われた。どうやら、家族の中に若い女性もいたらしい。沐浴ルールなるものも存在したのかもしれない。

何にせよ、スッポンポンではいる川は開放的でとても気持ちがいい。

大混浴露天風呂といった感じで非常に爽快だ。たいていの男はフルチンで、女性は下着のようなものを付けていた。

インドネシアの物価がよく分からない。途中のみやげ物屋で買ったバティックがRP200,000、コーラ1本RP2,000、ホテル1泊RP10,000、夕飯に食べたサティとナシでRP7,000。

シャワーもない簡素なホテルだったが、それにしてもコーラ5本分だ。

ホテルのオーナーの子ども2人と一緒に庭先のテレビでサッカーワールドカップの日本VSクロアチア戦を観戦。2人とも日本を応援してくれた。残念ながら0-1で負けてしまった。

6/21
朝、クルンクンの観光をしようと思っていたが、ベモに乗ってブクサ寺院に行きたいと言ったときにはすっかり忘れていた。

英語のほとんど分からない運転手だったが、ブクサ寺院までベモのチャーター RP40,000で交渉成立。

寺に入ると、おばあさんがやってきてお祈りの仕方を教えてくれ、一緒にお祈りをした。賽銭箱にRP2,000を入れた。

そのあと若い兄ちゃんがやってきて寺を案内された。終わったあとガイド料を請求された。なんとかディスカウントして RP200,000を払った。

田舎なので安心していたが、さすがバリ。うかうかしていると高額請求される。

セレモニーが11時からだと聞き、近くの飲み物やで休んでいると、若い兄ちゃんがやってきて世間話をする。トヤ・ブンカに行きたい旨話をすると、交通手段があまりないから10ドルで私の車で送ってやろうと持ちかけられる。誘い方がとても上手い。ただ、公共の交通手段はなく、ベモがないことも分かっていたのでお願いすることになる。

まずは車を見せてやると言われ、彼の家まで一緒に行く。立派なハイラックスだった。彼の家族たちとも紹介された。彼の母親は、いきなりトップレスででてきた。おばあさんだが、バリの人たちはトップレスはあまり気にしないようだ。

セレモニーはとても小さなもののようで、始まる前に少し見ただけで、10時半頃に彼と彼の友人のドライバーとともにトヤ・ブンカに出発。

なぜか、運転は友人で2対1だ。どこかに連れて行かれたやばいかもと思いながら警戒体制にはいるが、ただ旅行者相手にお金を稼ぎたかっただけの若者だった。

バトゥール山の麓で、バトゥール温泉の湧くトヤ・ブンカ村に宿をとる。宿にはいると数人の若者が押しかけてきて、やれ登山ツアーしないか、マッサージはどうだ、絵を買わないかと商魂たくましい。

ただ、売れなくても、まるで友人のようにいろいろ話しかけてくる。とても楽しい時間を過ごす。

登山ツアーを持ちかけたワヤンという24歳の若者と、明朝登山をすることになる。

ワヤンに風葬の村トルニャンに行きたいというと、ボートをチャーターして、ガイドとして付いてきてくれた。50ドル。

トルニャン村の風葬が行われている墓地は、バトゥール湖の外れにあり、ボーでしか行けないらしい。

墓地には、風葬され骨だけになった人の姿があり、ゾッとする。なんとなくひんやりとするのは気のせいか。

トヤブンカに戻ったあと、ワヤンが山の回りをバイクの後ろに乗せて周ってくれた。

観光のあと、一緒にホットスパにはいる。今回のガイド料を聞くと『他の人は40ドルだが、おまえは友達なので料金をいってくれ』というので、世話になったから40ドル払うというと喜んでいた。こんな辺鄙な村なのに観光慣れして、うまいものだ。

そういえば、山の周囲を周っているときに、山道を歩いている少年の写真を撮ると、お金はせがまれた。バリはすごい。

手元に100ドル札しかなく、村ではお釣りも出せないからと村の若者がわざわざウブドまでバイクを飛ばし、両替に行ってくれた。

そのまま100ドル取られないかと心配したが、細かく崩した100ドルを渡された。ただ、そのあと、『手間賃に10ドルくれ』と言われて、困っていると、ワヤンが友達なんだからと制してくれた。

バリの若者は、観光客相手にお金稼ぎをしているが、根はいい奴なんだろう。
ただ、彼らの中に彼女が日本人だというのが数人いた。観光に来ている日本人の若い女性の素行が心配だ。

ワヤンや友人たちとたくさん話し、いい英語の勉強になった。

ホテルは半屋外の風呂兼トイレが付いて9ドルとかなり安いくとても良いところだ。

夜は、結構涼しい。明朝は登山のため5時半ととても早いので、早く寝よう。

 6/22
朝、5時起きでワヤンともう一人ガイドが付いて3人と犬1匹でバトゥール山登山。

朝早かったせいか、山頂に行く前に便意をもよおし、途中で野ぐそ。

登山は、かなりハードだったが、山頂にたどり着く。山頂でしばらく休息。ガイドが持ってきた卵を温泉で茹でてくれて、トーストとゆで卵で朝御飯。

帰りはカルデラの周りを回り下山。かなり急な勾配で2度ほど滑った。
ワヤンが弟の靴を借りてきてくれていたが、どうやら靴擦れができてしまった。

9時半頃下山すると、すでに昨日トヤブンカまで送ってくれた2人の青年が迎えに来てくれていた。

ウブドに向かう途中、タンパシリンのティルタエンプルによって聖なる水を少し飲んだ。

そのあとゴヤガジャにより、洞窟にある像を見た。

ゴアガジャ遺跡(Goa Gajah)は、ウブドの東およそ4Kmに場所にある、11世紀ごろの古代遺跡で、なぜここに、何の目的でこのような遺跡があるかは、はっきり分かっていませんが、僧侶が瞑想や修行をした場所、と言われています。

遺跡の名前ゴアガジャ(Goa Gajah)とは、「ゴア(Goa)=洞窟」「ガジャ(Gajah)=象」で「象の洞窟」と言う意味。
これは14世紀にこの遺跡をオランダ人が発見した時に見つけた像が、巨大な象の石像に見えたからと言われています。

有名な、顔のレリーフが掘られた洞窟は、1923年に発見されたもの。
洞窟の内部には、ガネーシャ神と、ヒンドゥーの3大神(シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマ)を祭る3体のリンガが祀られています。

そしてウブドのホテル ポンドゥククチルにはいる。ここまで送ってくれたのだが、結局細かい米ドルがなくて50ドル近く払う羽目になってしまった。かなり高くついた。

ホテルは、観光地に近く街なかにありながら静かでかなりいいところだ。バンガロー風で部屋からの続きになっている軒下にソファーやテーブルがある。庭につながっており、かなり開放的でとても快適な部屋だ。値段もRP50000+10%と、とてもリーズナブル。

昼飯は近くの店IBUOKAでバビグリン(豚の料理)の入ったナシチャンプルを手で食べる。結構辛かったがおいしかった。日中暑かったのと朝の疲れでホテルに帰って昼寝。

16時頃涼しくなったので2時間ほど自転車を借りてウブドの町を散歩。なにかお土産でもと思って探すがあまりいいものがない。とりあえず猿の変な安い木彫りだけ買う。

19時半開演のさだぶだやのレゴンダンスを見るために18時半にサンドウィッチを持ってウブド王宮のステージで席取りをする。なかなか良かったがケチャダンスも見てみたかった気がする。レゴンダンスはRP15000だった。

6/23
朝7時から散歩。ウブドのマーケットに行く。かなり大きく大勢の人でにぎわっていた。露店でちょっと愛嬌のある木彫りを2体購入。肩肘をついている人、ハーイというポーズの人。もう一つ小さなバロンマスクも購入。しめてRP150000。

ホテルで朝食をとりベモでバトゥブランまでいき、プラプサの見学のため歩いて出かけるがほとんど見ることができなかった。

バロンダンスも朝9時半からで見ることができず落胆して歩いていると、売店のおばさんが声をかけてきて、バロンダンスの会場に入れてもらうことができた。中にいた掃除をしていたおじさんもいい人で、裏にあるバロンダンスのマスクや衣装を見せてくれて写真を撮らせてくれた。礼を言って外の売店で昼食。ミーの少し入ったスープとナシを食べた。

少しバトゥブランの町を歩いたあと、ベモに乗ってデンパサールへ。ベモステーションについて地理がわからず休んでいると、近くに座っていたおばさんがバリニスと間違って声をかけてきた。少し話をし、町の中心のププタン公園の場所を聞き、歩いてププタン、そしてバリ最古のホテルといわれるナトールバリホテルへ。以外に安く、少しディスカウントの交渉をした後RP17500で1泊。

シャワーを浴びて町の散歩。マーケットの方にいくと映画館があり、Hなのをやっていてここはマレーシアでないのを実感。

ホテル近くの寺院ジャガナダにいくと、きれいな女性がいて、入っていいかと聞くと中に来て腰に黄色いサルンを巻いてくれた。セルフタイマーで一緒に写真を撮ったら、手を繋いでてきたのでドッキリ。

一般食堂でソトアヤムの軽い夕食をとりホテルに戻りタクシーの運ちゃんにバトゥブランにあるケチャダンスとファイヤーダンスの会場に連れていってもらう。

ケチャダンスは思っていたのとは違い、周りで「ケチャケチャ」といっている100人の男性の内側でストーリーが展開された。

そのあとのファイヤーダンスは、若者が燃えている火の上を裸足で踊りだす。短い時間だったが、度肝を抜かれた。

交通費RP30000+ショー10000なかなか良いタクシードライバーだった。いろんな人との出会いがありとても楽しい旅だ。 

6/24
ホテルをでて昨日のドライバーに乗せてもらってクタの町にはいる。クタにはいると葬式のための行列があり、さっそくついていく。この旅は何かとシバァ神のお導きがある旅だ。

その後クタの町を闊歩。たまに物売りがよってくるがこの肌の色のせいか比較的少ない。ただあまりに観光地化されているせいか辟易し、買い物を済ませて間に合えば帰ることにする。

クタの町を歩き回ったあげくTシャツ2枚とイカット織りのベッドカバーを購入。

ちょっとやってみたかったバンジージャンプは、とりあえずやめてタクシーに乗って空港へ。一路クアラルンプールへ。免税店で革のスーツケースをカメラバック用に購入。40ドル。

マレー鉄道と温泉の旅

1999.9.12-17

マレーシア クアラルンプール 〜 タイ ハジャイ 〜 ラノーン
            〜 プーケット 〜 クアラルンプール

Screenshot

1日目
旅支度をし、午前中にクアラルンプールセントラル駅に向かう。

駅でハジャイまでの列車を確認すると 21:15発の寝台急行が、最も早く着くことがわかり、そのまま切符を購入。

あまりにも時間がありすぎるので、インド人街に行き、換金率の良い両替商でマレーシアリンギッからタイバーツに両替を済ます。一旦、家に戻り近所の映画館に「The Mask of ZORRO」を見に行く。

夜になって再出発。

列車はほぼ予定通り出発し、寝台で横になる。いよいよ明日の朝はタイに入国だ。

2日目
朝、国境の町「パダンブサール」の駅で列車が停まる。

周りを見ているとみんな列車から降りだした。
どうやら降車客だけではないようなので荷物をまとめて一緒に降りる。

イミグレーションで出入国の手続きを済ませ、再び同じ列車に乗車し、そのままハジャイまで向かう。

降り立ったハジャイの街は、狭いふつうの町だった。話では、ムスリムのマレー人たちが羽目を外しに行く歓楽街と聞いていたのだが。

しばらく街中を歩いて散策。買い物で賑わう普通の田舎町だ。

安宿「King’s Hotel」を見つけ泊まる場所を確保する。
受付を済ませると、「今晩、レディブッキングしないか?友達紹介するから。」と言われたので丁寧にお断りをする。

疲れたのでタイ式マッサージに出かける。古びた部屋にマットレスと枕だけが無造作に並べられた部屋に通され、施術。よく歩いたためか、ふくらはぎを押されるととても痛い。

夕方、せっかくハジャイまできたのだからと思い、タイガールショーを見に行く。
夜の時間には早すぎたようで、ショーが始まる時間まで1時間もあり、店にはまだ客はひとりもいなかった。
センターのよさそうな席に案内され、気合の入ったお客さんになってしまった。

ショーが始まると最初は女性シンガーが歌を披露。
歌っている間、マネージャーのような男性が隣の席に来て、「あのシンガー素敵でしょう。歌が終わったらあなたの席に呼んであげるから、花輪を買って贈ってあげて。」と言われ B500 払う羽目になる。

歌い終わったあとにシンガーがお礼を言いにやってきて、隣の座ってくれた。
話をしながら次のダンスショーを見ていると、シンガーの友人だという踊ったばかりのダンサーもやってきて席についた。なんといい身分だ。

しかし、ハジャイはすごい町だ。昼は物を売って、活気にあふれ、夜は性を売って熱気がある。

ショーの後、シンガーが、「店に B1,000 払って私をブッキングしないか」と言ってくるし、帰りにトックトックに乗り合わせたダンスの衣装をまとった女の子も同じく誘ってきた。

ショーを見て、ビールを飲んで、あげくにシンガーに渡す花輪をB500で買わされたが、それでも全部でB1,100 程度だった。

ハジャイの夜はとても長いが、疲れてホテルに帰って寝る。

3日目
今日は、次の目的 タイの温泉に入ること。

ハジャイからバスでスラートターニーをまわり、温泉のあるラノーンまでいく日程だが、まさに一日がかりだった。

Kings`s Hotelで親切にしてくれた受付の子NOKが、モーニングコールをかけてくれた。

一緒に写真を撮って送ることを約束し、部屋をでたが、ロビーでいくら待っても昨日頼んでおいたバスが来ない。

しょうがなくロビーの女性に昨日契約した店に電話してもらい30分遅れでようやく乗ることができた。しかし、途中でバスを乗り換えされ、ハジャイをでたのは10時だった。

スラートターニーには、ラノーン行きの最終がでるという15時にぎりぎり間にあったが、ラノーン行きのバスは1時間以上遅れてやってきた。

20時過ぎにようやくホットスパのあるホテルに到着。

途中、山道を延々と走り、日は暮れ、雨は降りだし、もやはでてきた。泊まるホテルも決まっていなかったので、多少心細くなってきた。山の中を走っているのに、ふっと外を見ると傘をさして歩いている女性がいてギクッとしたり、もやの中、前方にうごめく物があり、バスが近づいてみると、牛が6頭のそのそ歩いていたりとなかなかの体験。

なんとか宿を確保できたので、夕食をとってさっそくスパにはいる。レンタル水着着用なのに男女で分かれていた。円形の深い浴槽で、あまりきれいではないが、お湯につかるとなかなかいい気持ちだ。深いので、日本のように座って入るのではなく、立ちながらの入浴。
さあ、明日はどうしよう。

4日目
マレー鉄道に乗り、国境を超える。タイの温泉に入る。この2つの目的を果たしたので、今日は特に何も予定がない。

とりあえず、海岸に向かうと船着き場があり、買い物のおばさんたちで賑わっていた。

船でミャンマーに渡る人たちで賑わっていたようだ。どうやら普通に往来しているようなので、ミャンマーにいってみたいと思う。

買い物客に紛れて、ミャンマーの国境の町コータウンにボートで渡ろうとするが、イミグレに行くように指示された。

実は私のパスポートは、渡航制限があってミャンマーに行けないパスポートだ。
パスポートを見せて係官に説明するが、No problem といわれた。それでも少し心配だったので何度も説明すると、上官のところに連れて行かれた。

上官には、「このパスポートでミャンマーに渡れば帰ってこれなくなるぞ」と言われ、断念。
みんな深く考えないで、適当に返事するから自己責任で気をつけていないととんでもないことになる。危なかった。

仕方なく、ボートのおじさんに頼み、ミャンマーに上陸しないで、賑わっている海岸線をボートでまわってもらう。

プーケットに向かうバスを見つけたので、プーケットから国際線でクアラルンプールに戻ることにし、バスのチケット買って乗車。

なんとバスは満員で、通路にポンと置かれたプラスチックの背もたれのない椅子に6時間ほど座らされた。これはさすがにきつかった。

21時過ぎにプーケットタウンに着き、モトサイでパトンビーチに向かい、適当なホテルに連れて行ってもらう。

最初に行ったホテルは高すぎたので、モトサイのおじさんにもう少し安いホテルに連れていってもらい、なんとか宿を確保。

チェックイン後、遅い夕食をとりに近くのシーフードレストランへ。酔ってきた黒猫に海老の頭をやりながら、一緒に夕食。昔のヨーロッパ旅行を思い出す。プーケットは、だいたい英語が通じるので、言葉の面ではずいぶん楽だ。

5日目
夜中に腹痛で起き、朝になっても下痢だった。外は今日も雨。やはり、ローシーズンのリゾートは良くない。

とりあえずエアーチケットを買いに近くのツアー会社に行くとタイ人と間違われ、奥の地元の人用のところに連れていかれてしまった。ダイビングも扱っている会社で、PADIのTシャツを着ていたからか、ただ単に色が黒いからか。

エアチケットを買ったら、もうお金があまりない。海岸でハンモック売りの兄さんに声をかられる。結局、言い値の10分の1のB150で購入。

ハジャイで撮ったタイガールの写真にバストが写っているのがあったので、ムスリムの国マレーシアでの現像は控えたほうが良いと判断し、近くの写真屋で現像を依頼。

あてもなく、ぶらぶら過ごしていたので、持ってきた本はすべて読んでしまった。

6日目
プーケットから国際線でクアラルンプールに戻る。

タイを出国するために、空港の使用料B500 を払うと、財布の中には、B20 のみ。
お金も使い切った。

革靴壊れた!

2024.12

姪の結婚式に参列した帰り、本日中に帰札しなければならないため、横浜の結婚式場から羽田空港へと急いでいた。

式場から横浜桜木町駅に向かう式場送迎バスに乗る際、ステップで左足ソールの内側を引っ掛けた。

その時は特に何もなかったのだが、なんとなく左足に石が挟まったような変な違和感があったが、あまり気にせず帰路を急ぐ。

列車乗り換え時に靴を見ると、どうやら左足内側の親指の付け根付近のソールが少し剥がれていたが、歩くのには問題がなさそうだ。

羽田空港国内線出発ロビーをANAカウンターに向かって急ぐ。

ちょうど、中央に設置されているソファーの横を通り、左足を一歩前に踏み出した瞬間、左足の感触が変わった。

立ち止まって振り返ると、後ろにソールだけが残っていた。

幸い、カバンの中に行きに履いていたブーツを入れていたので、何事もなかったかのようにソファーに座り、カバンからブーツを取り出し履き替える。

幸い、ブーツはレッドウイングのベックマン黒だったので、スーツでもさほど違和感なく履くことができた。

長年使ってきたドレスシューズのソールが、姪の結婚式にいった帰りに剥がれた。

全壊 だが、
 ・復路で、空港の中だったこと
 ・替えの靴を持っていたこと  を考えると、かなり運が良い。

唯一の黒のドレスシューズ といっても外羽根のUチップだったが、ないといざというときに困る。

ボンドでの修復を考えたが、大丈夫な方の右足を見てみると、若干ソールの剥がれが見える。左足のインソールのソールとの接着面もけっこう傷みがあり、修復は断念。

年齢も年齢なので、
これを機に、フォーマルで使って恥ずかしくない内羽根のストレートチップ、しかもちょっといい靴を購入しようと検討。

黒の内羽根ストレートチップの候補
・オールデン ストレートチップ バル
・チャーチ コンサル
・クロケット&ジョーンズ オードリー
・ジョセフ・チーニー アルフレッド
・ジョンロブ シティⅡ
・大塚製靴 M5-300
・三陽山長 友二郎 などなど

どうせなら一生物のいい靴が欲しい。

調べれば調べるだけ、どの靴も素晴らしく、できれば全てを履き比べてみたいものだが、なんせ高くて1足ですら手が出ない。

安物の新品を買うよりは、中古でも良い靴を履いてみたいと思い、新品を諦め、オークションサイトで物色する。ネットでの購入は、サイズ感が一番の問題。

幅広甲高なので、履いてみて決めるのが一番なのだが、候補にあがる靴を試履だけするのは、非常に困難。

購入までに時間がかかると、ドレスシューズが1足もない時期が長くなるので、かなり不安。何かあった時に対応できなくなる。

結果、サイズが合わなかったときのリスクを考え、上記の靴を諦め、手頃な価格で手に入る上質で程度の良さそうなものを探す。

当初候補にあった大塚製靴の M5 に近い
Paul Stuart PS-1300 Otsuka 大塚製靴製ストレートチップ を購入。
サイズは 25.5cm で若干ワイズはキツめだが、特に問題はなさそうだ。

色々革靴を調べていると、名品と言われる靴を一度は履いてみたいと思うようになる。
高級ブランドの靴の履き味はどうなのか?どんどん好奇心に襲われていく。

これが、沼………。

幸いにも、職場で使っている Rockport の茶色い Uチップの革靴は、10年は使っていて、そろそろ買い替えどき。アッパーは特になんの問題もないのだが、ソールはゴムがひび割れていたのをシューグーで張付けて使っていた。

せっかくだから、買い替えを考える。ついでに黒の外羽根のプレーントゥもあったほうがいいだろうと楽しい研究が始まる。

20年は履いたであろう外羽根黒のUチップはセメント製法だった。かなり長く持ったが、修復は困難だった。ここは張り替えの効くグッドイヤー製法の靴で、さらに革底がいいかと思ったが、北海道では、1年の 1/3 は革底の靴は危なくて使えない。

革底も欲しいが、まずはゴム底。

とりあえず購入した、ポール・スチュアートのストレートチップはダイナイトソール。

ダイナイトソール
  底面に12個ほどのスタッズ(スパイク)が並ぶゴム底。底面が薄く作れてドレッシーな仕上がりになるので、革靴に多様されているようだ。ただ、若干水で滑りやすいため注意が必要らしい。

オークションサイトで 触手に引っかかる靴を見つける

JOSEPH CHEANY & SONS ALDERTON ONLY ARK 
外羽根のプレーントゥで使い勝手もよさそうだ。

しかもソールは、Vibramの軽量ソール「Vi-Lite」
雪の上でも歩けそうなソールで、セカンドドレスシューズとして最適。

CROCKETT & JONES BURFORD 外羽根 プレーントゥ
バーニーズニューヨーク別注で、ソールはラバーでクロケット アンド ジョーンズ オリジナルのシティソール。

CROKETT & JONES といえば、ジェームス・ボンド。
候補に上がっていたオードリーではないが、ぜひ一度足を入れてみたい。

アッパーの傷みは、ほとんど見受けられないが、ソール中央部の減りとインソールに凹みがあるということで格安で売られていた。格安に負ける。

ついに候補に上げていた
JOSEPH CHEANY & SONS ALFRED をゲット。

アッパーにも、もう少しでヒビになりそうな皺が入り、お世辞にもいい状態とは言えないが、履き潰してもいいくらいの値段。ぜひ、チーニーの名品アルフレッドを履いてみたいとの思いに負ける。

おまけで、
ROCKPORTの黒のスリッポンとティンバーランドの白いデッキシューズを売って、
JOSEPH & CHEANY CANNON (黒いローファー)を購入。これはダイヤモンドソールの一品。

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ボルネオ 東マレーシア(ムル、ミリ、サンダカン)

1998.10.27-11.1

グヌン・ムル国立公園ディアケイブ探検とセピロックオランウータン保護センター・サンダカン

ボルネオ島
北部をマレーシア(サバ州・サラワク州)とブルネイ、南部を東・西・南・中カリマンタンの4州で構成されるインドネシアが領有している世界の島で第3位の面積(73.7万㎢)を擁する島。別名カリマンタン島。

ボルネオについて(認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパンのHPです)

1日目
クアラルンプール スバン国際空港からマレーシア航空に乗って、一路東マレーシアへ。

ミリへの直行便はなく、クチンで一度降機。

マレーシア国内間の移動だが、入国カードを提出し、再度飛行機へ。

ミリに着いて少し時間があったので、タクシーの運転手に1時間でミリタウンの観光をお願いし、街中を流してもらう。

19人乗りのプロペラ機に乗ってムルへ。
同乗したのは、2人の子どもを連れた欧米の家族が1組だけだった。

途中、雲の中に入り激しい雨と雷。思わず映画「six days seven night」を思い出してしまった。アナウンスでムルはハードレインだと言うのを聞きながら眠ってしまった。

着陸して目が覚める。外を見ると晴れている。『良かった』と思いながらターミナルを見るとなんとミリと書いてあった。雨のために引き返してきたのだった。

やむを得ずオフィスに行って翌日の1時の飛行機を予約し、ミリで宿泊するホテルのクーポンとタクシーチケットをもらうことになった。ホテルは中級ビジネスホテルだが、一応夕食、朝食つき。

ムルのホテルに電話し、予約を変更してもらう。明日帰りの飛行機も変更してもらわなければ。

2日目
午前中、ミリ市内を散策。

昼の便でようやくムルに到着。とりあえず、帰りの予約便を1日ずらし、ホテルの送迎車でロイヤル・ムル・リゾートホテルへ。

グヌン・ムル国立公園近くの静かな熱帯雨林に位置するリゾートホテル。大自然に溶け込んだ地上3メートルの木造高床式シャレースタイル。木製の壁や床と花柄のテキスタイルが南国情緒を醸し出している。客室はジャングルを見晴らす部屋、川又は山を眺望する部屋等がある。

オフィスで明日のケーブツアーを予約し、自転車を借りて近所をサイクリング。

ホテルがいいホテルなので、一人でいるのがやけに寂しく感じる。

ムルの目的は洞窟散策。
マレーシアの友人から、ムルでガイドをしている知人がいると連絡をもらったので、ケープツアーをキャンセルし、明日のケーブ案内を友人の知人に依頼する。

3日目
ガイドを依頼したジャクソンに案内され、オーストラリアのキャロラインというおばさんと一緒に洞窟をまわる。

午前中は、ボートに乗って、ウインドケイブとクリアウオーターケイブの散策。

午後から公園入口より歩いておばさんと2人だけでディアケイブ、ロングケイブとまわる。

ガイドは洞窟の外で待っていて、2人で行って来いというので、ルートの説明を受け、2人で懐中電灯を持って洞窟に入っていく。

ディアケイブの中は真っ暗で、懐中電灯だけが頼りだったのだが、キャロラインの懐中電灯が途中でつかなくなり、二人で足元を照らしながらなんとか戻ってくることができた。

二人だけで真っ暗な洞窟を回ることになったので、キャロラインとは、いろいろと話をすることができた。

観光のあと、キャロラインとオーストラリアのジョーンという男性を交えて夕食をとる。

食後、外のカフェに移りさらに話をして過ごした。今日はよくビールを飲んだ。

4日目
午前中は、カヤックを借りて一人でリバークルーズにでかける。川の周りはジャングルで、鳥の鳴き声しか聞こえないような場所だった。何か合っても誰にも気づかれずに助けてもらえなさそうだ。

カヤックは、下りを操る方が難しい。なんとか無事ホテルに戻ることができた。

13時の便でミリへ。

コタキナバルへの便がなく、6時過ぎまで待つことになった。

ミリ市内を案内してくれたタクシーの運ちゃんとばったり会い、「今ボーディングしている便に乗れないか聞いて見ろ」と言われて聞気に行くが、すでに出発時間を過ぎており、乗ることはできなかった。

18時の便でジョーンに再会。

コタキナバル到着後、翌日のサンダカン行きの便を予約をしに行くが、すでにオフィスは閉まっており断念。

とりあえず飛行機の時間だけインフォメーションで確認し、市内のハイアットホテルに宿を取る。RM140だが、とてもいい部屋だ。

5日目
早朝の便に乗るために、朝早くにホテルをでる。

7時の便に乗れるとのことでサンダカンまでの往復チケットを買い、一路サンダカンへ。

8時前にサンダカンに着いたが、ツアーオフィスはまだ閉まっており、朝食を食べながら待つ。開店と同時に出向き、セピロックオランウータン保護センターとサンダカン市内のツアーに申し込み、9時前に出発。

セピロックは、サバ州の昔の州都でもあるボルネオ東海岸のサンダカンにあります。
このセピロックの一角にあるのが、セピロックネイチャーリゾートです。リゾートの周辺には、オランウータンの保護と、ジャングルに返す取り組みを行っている、「セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンター」や、環境教育を目的に建設され、森林保護の大切さを学ぶことのできる、「レインフォレスト・ディスカバリーセンター」があります。

一人だけのツアーだったため、日本人墓地に行きたいという希望も聞いてくれた。ガイドはなかなかいい人で、まめに説明してくれた。

セピロック、日本人墓地に行き『サンダカン八番娼館』の木下クニの墓をお参りし、市場を見学した。市場で足下を駆け抜けていったネズミは、今まで見た中で最大だった。

『サンダカン八番娼館』 山崎朋子著
“からゆきさん”―戦前の日本で十歳に満たない少女たちが海外に身を売られ、南方の娼館で働かされていた。そうした女性たちの過酷な生活と無惨な境涯を、天草で出会ったおサキさんから詳細に聞き取り綴った、底辺女性史の名著。

昼食のあと、水上家屋や寺院を観光し、空港へ。

17時の便でコタキナバルに戻り、高級リゾートホテル(シャングリラ タンジュンアル)に泊まる。ガバメントプライスでかなり安くなりRM180程度。ただ部屋はハイアットに比べれば落ちる。今日は英語ばかりでかなり疲れた。

6日目
昼過ぎまでホテルのビーチサイドでゆっくり読書。のんびりと本を読むにはとてもいいところだ。

3時前にチェックアウトし空港へ。K.L.への便を家から近いスバン空港行きに変更してもらい帰宅。

行き当たりばったりで、ネコブルもある気ままな旅だった。ムルの洞窟やジャングル、サンダカンの観光、人との出会いもあり、なかなかよい旅だった。

ネコブル:トラブルほど深刻ではない小さなアクシデント
『マレー半島すちゃらか紀行』若竹七海著 の造語。