SUZUKI ハスラー TS125 7型

2023.7
北海道の道路は原付きには厳しい。50km制限の道を50kmで走っていれば確実に煽られる。通勤で結構怖い思いもした。頑張ってエンジンふかせばもう少し走るが、エンジンが悲鳴を上げている気がする。

もっと楽に車の流れに乗って巡航できればいいなと考え、125ccへの乗り換えを模索。

カブもいいが、個人的にはミッションは、ロータリー式よりリターン式がいい。

オークションサイトやフリマサイトで手頃ないいのがないかとずっと探していたが、なかなか見つからない。おっ、いいなと思っても値段が高かったり、落札できなかったり、陸送に随分費用がかかったりと見つけられなかった。

リトルカブの乗り換えだと、ジェンマ50やゼファー1100と被らないためにはオフロードが良さそうだ。林道を駆け回るわけではないので、バリバリのオフロードよりVMX(ヴィンテージ・モトクロス)に乗りたい。

できれば4スト空冷単気筒で探していたが、もともと125ccの玉数も少なく見つからない。

もう諦めて、カブを少し速くしようかとリアスプロケット35Tをネットで注文したあとに『スズキ ハスラー TS125 7型』を発見。外装はかなりボロく、電装に問題があったが、エンジンは大丈夫そうだ。2ストで音がうるさいのが最大のネックだが、馬力があって楽しそうだ。仮面ライダーにも登場しているあのハスラーだ。サイレンサーにグラスウールを巻けば多少消音になるというので購入。

SUZUKI HUSTLER TS125
1977年型 7型 車台番号 TS1252-10※※※※
タイヤ F: 2.75-21 4PR R: 3.25-18 4PR
スプロケット F:15T R:44T
チェーンサイズ 428 チェーンハンク 124L
バッテリー 6N4B-2A
スパークプラグ B7ES
リターン式 5速

SUZUKI DIGITAL LIBRARY より

エンジンの整備もされていて、ピストンは新品が組まれていたものを前オーナーが購入し、キャブレター清掃をしたらしく、エンジンはとても調子がいい。タイヤもかなり新しくホイールも結構きれいだ。フロントフォークからオイルは若干漏れているようなので、オーバーホールは必要。公道を走るための最大のネックは、音がかなりうるさいのとバッテリーを繋いでもウインカーとブレーキランプがつかないこと、そしてバックミラーがないこと。跨がってみるとハンドルが曲がっているし、ステップは鉄棒を溶接しただけの手作り。結構オフロードを攻めていたバイクのようだ。

公道復帰のためには、まずミラーとバッテリーの取り付け。そしてがんばって配線の見直し。サイレンサーにグラスウールを巻いてできるだけ消音。

シートの裏がかなりサビており、割れも出てきていることから錆止め塗装をしてメタルパテで補強。本当は溶接したいのだが、そんな設備もないので得意のメタルパテ。シートのロックの座金も外して塗装しようなどと余計なことを考え、ボルトを回すとボキッと折れた。しかも両サイドとも。

ドリルで穴を開け、エキストラクターで折れたボルトを取ろうとするが、全くビクッともせず。諦めて、穴を広げヘリサートをねじ込んで修復。これでM6のボルトが締まるはず。

シート裏と一緒に、バッテリーケースも錆止め塗料を塗っておく。

重曹を温湯で溶かした水を使って、雑巾でバイクを拭き上げる。ブラシでゴシゴシ洗いたかったが、水を流せる場所がないため仕方なく雑巾がけ。重曹の威力で多少はドロ油汚れも取れたが、パーツを外さないと細かいところは難しい。余計なことをすると傷口を広げるので、できるだけ最小限にし、公道復帰できてから少しづつきれいにしていこう。

純正のステップをオークションサイトで見つけ交換。少しは乗りやすくなった、

サイレンサーに入れるバッフルを購入。アイドリング時の音は少し静かになった気がするが、アクセルを開けるとやはりうるさいので、グラスウールを巻く。少しはマシだと思うが、アクセルを開けると2ストの甲高い音がするのは仕方ない。あとは少しでも排気漏れを無くすようにすることで、排気関係は終了。余裕が出れば、チャンバー内のカーボン除去を試みてみるかな。

最難関の電装関係
少々なめていた電装関係が最も難しい。エンジンをかけるとヘッドライトと尾灯は点灯。ただし、メインキーを回しても点灯はしない。Rにウインカーのスイッチを入れ、エンジンの回転を上げると右側前後は点きっぱなしになる。左前のウインカーが壊れているのは確かだが、果たしてこれを替えるだけでなんとかなるのか。しかも6Vの汎用品が見つからない。テスターを購入し、配線を調べようとするが、何をどう調べていけばいいのかさえなかなかわからない。

2023.9 ウインカー購入
左ウインカーは前後とも壊れているようなので、12Vのウインカーを新調。バイク屋さんで12V用に6Vの電球でも問題ないと聞き、ネットで汎用品の安いミニウインカーを購入する。取付部分の長さが足りないため取り付けできず、さらに中に入っていた電球は口金が違っていたため6V電球を取り付けできない。残念ながら、買い直し。失敗してもいいように安いのにしておいたとはいえ、無駄な出費だ。

GS純正タイプウインカー12V10Wの電球付きという、レンズ径8cmの汎用品を再度購入。6Vの電球は再利用できるかと思ったが、根本の腐食もあり、どうやら電球も買い直しが必要なようだ。

尾灯もブレーキランプは切れていたので、6V10W3Wの電球を、合わせて配線修復のための5色の電線ケーブルセット、マフラの排気漏れを防ぐためのアルミテープを購入。

チャンバーとサイレンサーのつなぎ目にアルミテープを2重に巻き隙間を防ぐ。
ハンドル左のグリップを外し、操作系の点検及び清掃。特に問題はなさそうだ。
リアのウインカーは左右ともマイナス端子を直接バッテリーに繋ぐと、ウインカースイッチで点灯だけはするが、フロントは連動せず。左前の電球の端子が傷んでいたので、6V8Wの電球を新たに発注。
これはいよいよメインハーネスを取り外して、配線図とにらめっこか。

2023.10
配線をつなぎ直したり、接点復活剤をつけたり、アースに不安があるため直接バッテリーのマイナス端子までケーブルを伸ばしたりと試行錯誤。だめになっていたウインカー球を交換するとついにウインカーが左右とも点滅。

フロントブレーキのスイッチは欠落しているため、とりあえずリアだけでもブレーキランプが点くようにしたい。ここも通電を確認し、接点を磨き復活剤でなんとかリアブレーキランプが点灯するようになった。針金とバネでフットブレーキと繋いであったので、長さを調節し、完成。これで公道で乗るにはなんとかなるので、自賠責保険60ヶ月に加入。

ステッカーを貼って、道路を走ってみるが、実際に走ると不具合が結構出てくる。キャブレターからの少量だがガソリン漏れ、サイレンサーのつなぎ目からけっこうなタール?がでいている上に、マフラーの付け根あたりもどす黒いオイルのようなものがついてくる。エンジンはあまり吹け上がらず、音だけがデカくなる。こいつはまだまだ時間がかかりそうだ。

フロントフォークからオイル漏れが酷いようだ。ダストシールもずいぶんひび割れている。部品がわからないので㈱スズキオートに電話して聞くと、とても丁寧に部品番号を教えていただけた。ネットで一式(オイルシール、ダストシール、リング、ガスケット銅ワッシャー 各2)注文。

サイレンサー周りのタール漏れがかなりあるので、少しでも燃やそうと試乗して回転数を上げてみる。なかなか吹け上がらない。一度、サイレンサーをとって試してみるかな。と思っていると、リアのブレーキランプスイッチがステーから外れていた。ボルトを締め直すと、ボルトが折れた。あちこち金属が劣化しているようだ。汎用品のブレーキランプスイッチを見つけ、オイルやフォークシールプッシャーと一緒に購入。一つ直せば二つ悪いところが出てくるようだ。

2023.11
いよいよフロントフォークのオーバーホールに取り掛かる。
まず、フロントを持ち上げるのに一苦労。
ジャッキアップしたあとにウマを噛ませたが、あまり安定しない。
なんとか、安定しそうな場所を探し、一応フロンを浮かすことができた。

事前に固着してそうなボルトには潤滑剤を吹き付けておいたおかげか、特に固着なしにフロントタイヤ、フェンダー、フロントフォークを車体から取り外すことができた。

フロントフォークの解体。
下側のシリンダーユニットをボトムケースに固定しているボルト(10mm六角)は、手では外れず、インパクトレンチを使う。
右側のみ下側の六角ソケットが届かず、仕方なく長い六角ソケットを車で買いに走る。

概ね解体できたが、オイルシールが固着しており、全く動かず。
たまたま家にあった昔の車のジャッキアップ用のハンドルが、片側がフックになっており、それをねじ込んでようやく外すことができた。
各パーツを洗浄し、一息。

時間も遅くなったので、日を改めて、フォークオイルを137cc注入、エア抜きのためしばらく放置した後、車体に取り付ける。
2日がかり、計5時間ほど要したが、なんとか完了。

フロントフォークをつけて試乗するが、今度はヘッドライトのLowが球切れ。ブレーキランプも切れているようだ。切れるのはなにか原因があると思うのだが、分からず。とりあえず、ヘッドライトとブレーキライトの球を購入。

バッテリーを充電し直して取り付けて様子を見ることにする。

2023,12
バッテリーを充電しようと充電器をつなげると充電不能となる。バッテリーがもうだめなようだ。電球等のつけ直しは、今のままだとまたすぐに切れてしまいそうなので、交換もしばらくおあずけだ。

2024.4
越冬後にエンジンを始動。エンジンのマフラーの付け根辺りから排気ガスが吹き出していて、音もかなりうるさい。チョークを戻すとエンジンは止まってしまった。このあとから、エンジンがかからなくなってしまった。バイクの下回りに濡れたあとがあるのだが、ガソリンかオイルかもよくわからない。キャブレターがオーバーフローしているのかも知れない?

ライト類の球切れは、バッテリーの不良で過電力を処理できなかったのではないかと思われる。まずは、バッテリー液の補充と充電を試みてみるか。

SUZUKI パーツカタログ TS125-7 8 10 をヤフオクで落札。これで、パーツの発注ができるようになる。本格的にレストアに向けて頑張ってみよう。

とりあえず、シート、タンク、エアクリーナー、マフラー、キャブレターを取り外す。

キャブレターの中を見てみるが、かなりきれいな状態だ。簡単に清掃を済ます。

マフラーを取り付ける際に、マフラーの付け根に縦に入った大きな亀裂を発見。ここから排ガスが漏れてかなり大きな音がしていたようだ。溶接できればいいのだが、設備も腕もないので、アルミテープで巻いて応急処置。

プラグを外してみると、かなり湿っていた。拭き取ってつけ直す。

一旦、元に戻してエンジンを掛けてみると一発始動。音もかなり改善されている。ただ、エンジンの回転数が跳ね上がり、慌ててエンジンを止める。何処かから2次エアが入っているのか? 何ヶ所か締め直してエンジンを掛け直すが、やはり回転が跳ね上がる。ちょっと危険。もう少し調べ直してみないといけない。

1週間おいて、エアクリーナーをつけ直してエンジンをかけようとするが、再びエンジンがかからなくなっている。プラグの火花も確認するが、しっかり飛んでいる。また、エンジンがかからなくなる原因がわからず、試行錯誤。もう一度、キャブを外してみるかな。

2024.6
重い腰を上げて、ハスラーのレストア。

シート、マフラー、エアクリーナーを外し、キャブレターの清掃。エンジンがかからない理由が考えられないので、まずはキャブの再清掃と前回、取り付ける際につけ間違っていないかの確認。組み直してエンジンを掛けてみると、エンジンは掛かったが、また全開まで吹け上がってしまった。

ネットで調べてみると、スロットルバルブのカッタウェイを逆に組み込むと、エンジンをかけるとレッドゾーンまで一気に吹け上がると書いてあった。よくあるミスらしい。つけ直してみると、エンジンの回転は落ち着いた。

だが、マフラーの割れにアルミテープを巻いていたが、圧で破れ大音量になってしまった。

とりあえず、エンジンがかかるようになったので、振り出しに戻ったということか。
マフラーとバッテリーをなんとかしなければ。

マフラー補修用にパテを購入。簡単に溶接もできないので、とりあえずパテでの修理にする。

Webikeでスズキ純正のフィルターホースやガスケットを購入。
パーツカタログはとても役に立つ。

2024.7
マフラーの割れは思った以上にひどく、付け根のところからL字形に5cmずつ割れている。マフラー用パテでなんとかなるかわからないが、とりあえずパテを塗る。

24時間ほど乾かしたあとアルミテープを巻き、その上に更にパテで埋める。見た目はひどいが、少しでも持ってくれれば御の字だ。

24時間放置し、パテを乾燥させ、エンジンをかけて熱を加えてパテを硬化させる。アルミテープを貼ったところに空気のたまりがあったらしく、何箇所か膨れてしまった。付け根のところは水分が残っていたのかぶくぶくと泡が出てきた。一応エンジン始動で、音は控えめ。ただ、パテ埋めしていないところから空気の漏れがあった。このチャンバーでは、いつまでもつか?

おっと、エンジンオイルの漏れも発見。しかも結構漏れている。どこから漏れているのか判断できず、次回に持ち越し。

次はとりあえず、ガスケットを挟み、エアフィルターのジョイント部を交換予定。

エアフィルターのジョイント部を新しいものに交換する。さすがにゴムが柔らかく取り付けやすい。切れていたウインカーランプも付け替え、電装系はパーツがないフロントブレーキを除いてオッケーだ。

ヤフオクで出ていたチャンバーに入札が入っていた。さすがに今のは持ちそうにないので、高かったが仕方なく無事落札。

ちょっと錆がひどかったが、穴や割れはないようだ。試しに付け替えて少し走ってみるが、音は静かになっていい感じだ。

マフラーに錆止め塗料を塗る。その上から耐熱スプレーで黒にしようと思っていたが、塗料はガンメタで案外このままでも大丈夫そうだ。

サイレンサーの中のグラスウールを巻き直す。

ついでにガソリンホースを透明のものに変え、フィルターを付ける。タンクの中にサビは見えていないが、古いタンクなので保険代わり。

マフラー取付ボルトのエンジン側が2個あるうち、1個がなめていて締めてもきちんと閉まらない。試走でボルトをなくしてしまった。代わりのボルトを付けてみたもののやはりゆるい。一度、ジェンマでエンジン側の雌ねじのヘリサートに失敗しているので慎重になる。

チェーンが伸びているのとリアスプロケットの刃先が尖っているのが気になる。安全に走るためには要交換か。

2024.8
ヘリサートでネジを切り直し、チェーン、フロントスプロケット、リアスプロケットを発注。

ここで思いがけない交換話が降って湧いてきた。このハスラーとグラストラッカーとの交換。125ccから250ccになるため保険がファーミリー特約から外れるためにつけ直さなければならないが、2ストで音は若干静かになったが、白煙が出るため車庫近辺での整備がやりにくかった。4ストのグラストラッカーに乗り換えることを決意。

2024.8
志半ばで、地元の掲示板に掲載されていた スズキ グラストラッカー 250cc 2004年モデル NJ4BA と交換という形で去っていった。

ようやく普通に乗れるよにはなっていたが、チェーン・スプロケット交換をしたあとの状況を確認しておきたかったとも思う。

2ストのため、車庫でのエンジン始動に音や白煙が気になり作業しづらかったことが一番の原因だが、少々残念だ。

エンジンをいじることはなかったが、フロントフォークのオーバーホールにメインハーネスのチェックなどとても勉強になった。なかなか楽しかった。

KAWASAKI W650 EJ650A

ゼファー1100を下取りに出し、W650を購入。

ゼファーが今年車検で何かと入り用になることもあり、『ゼファーを手放して、お金が多少でもはいるのなら車検のない250ccと乗り換えようかなっ』 くらいの気持ちでバイクショップを見ていたときにこのW650を見つける。大型で2気筒という全く眼中になかった車種だが、250ccクラスのバイクに乗り換えるのと、ゼファーを下取りしてもらったときの戻り金が対して変わらない。車検も2年ついているし、ちょっと乗ってみたいなと思ってしまった。ゼファーの下取りも頑張ってくれるというので、決断。

どうやらタンクは、W400のものではないかと思われるW650にはないブラックのみのシンプルなカラーリング。

W3の後継車なので、昔観た『彼のオートバイ、彼女の島』を思い出させる。映画ももう一度観たくなってしまった。ネットで調べていると、タンクをW3カラーにカスタマイズしている人もいるようだ。

「美しいオートバイの創出」

W3の生産終了から四半世紀経った頃に突如として登場したW1のようで・・・何処かW1とは違うW650。

これは

「直四とは違う新しいスポーツバイクを」

と企画の谷さんの考え始めたのが始まり。

かといってカワサキにV型やシングルスポーツのイメージはない、カワサキらしさを出すなら二気筒という声が多く

「二気筒ならバーチカルツインだろう」

という結論に。

バーチカルツイン

ちなみにバーチカルツインというのはシリンダーが前傾しておらずそびえ立つように直立したエンジンのこと。

そして見た目がクラシックになったのは先に出ていたエストレヤの影響。

思わぬヒットとなったエストレヤのステップアップ先となるバイクにしようとなったんです。

W650スケッチ

このバーチカルツインクラシックというのは実はマーケティングの要望ではなく、造り手たちが勝手に決めた事だったりします。

そして口うるさい人達が寄って集って造ったエストレヤのステップアップ先というだけあり、このW650も非常に拘って造られたというか拘りしかないと言ったほうがいいか・・・

カワサキEJ650

W650の設計にあたり再優先事項だったのは

『機能美』です。

               引用元『バイクの系譜』

主要諸元

全長/幅/高2175/905/1140mm
[2180/905/1140mm]
シート高800mm
車軸距離1455mm
[1465mm]
車体重量194kg(乾)
[195kg(乾)]
燃料消費率37.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量15.0L
[14.0L]
エンジン空冷4サイクルOHC2気筒
総排気量675cc
最高出力50ps/7500rpm
[48ps/6500rpm]
最高トルク5.7kg-m/5500rpm
[5.5kg-m/5000rpm]
変速機常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ前100/90-19(57H)
後130/80-18(66H)
バッテリーYTX12-BS
プラグCR8E
または
U24ESR-N
推奨オイルカワサキ純正オイルR4/S4/T4
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量全容量3.0L
交換時2.5L
フィルター交換時2.8L
スプロケ前15|後38
[前15|後37]
チェーンサイズ525|リンク104
車体価格686,000円(税込)
[720,300円(税込)]
※[]内は排ガス対応の04~モデル
※A型:アップライトハンドル
※C型:ローハンドル
※D型:A型+クロムメッキ
※E型:C型+クロムメッキ

2024.7
KAWASAKI W650 がついにやってきた。購入から3週間。ずいぶん待たされた。その間にいろいろとこのバイクについて調べることができた。

バーチカルツインの鼓動やクラッシックな出で立ち、幅広いカスタム性。けっこう夢が広がる。

W650を取りにき、60kmほど試走。
バーチカルツインのサウンドはなかなか良いが、3000〜4000回転のあたりで、手がしびれるくらいのかなりの振動がでる。街乗りの感覚ではこのあたりを使いたくなるので、少し回転数を落とさないといけない。

トルクは、しっかりありそうだが、ゼファー1100と比べてしまうので、どうしても物足りなさはあるが、回せばある程度吹け上がるし十分。

取り回しは、ゼファー1100より60kgほど軽い分、ずいぶん楽だが、乗車姿勢や乗ってからの取り回しはゼファーがずいぶん優れていた。改めてゼファー1100のバランスの良さや乗りやすさを実感。自分の体のサイズを考えると、W650は、若干小さめなのか。

排気量ダウンしているので、慣れてくればしっくりくるようになるだろう。

2024.8
ギアケースなどアルミのメッキ部分が少々くすんで汚れているので、耐水ペーパーと金属磨きで磨く。クリアーを剥がすのがかなり大変だ。パーツは付けたままなのでとりあえず見えるところだけ。
耐水ペーパー#350 → #600 → #1000 → #2000 → ピカール。クランクケースはマザーズを使用。手磨きだとまだずいぶん輝きが足りない。

何かと用途があるグラインダー購入計画を立てていたが、ついに通販でコードレスグラインダーを購入。Mrupooという中華製のグラインダーでバッテリーや充電器もセットになっており格安。

パフに青棒をつけて磨いてみるが、グラインダーに不慣れて力の入れ具合がわからず、けっこう縞ができる。結局、最後は手磨き。これからどんどん慣れていくしかない。

あまり好きではないので、フロントのショートスクリーンを外す。ツーリングで必要になるかもしれないので、とりあえず大切に保管。

2024.9
このバイクもとても乗りやすい。バーチカルツインのサウンドもかなり気に入ったきた。トルクもあり、まちなかでも乗りやすく取り回しもしやすい。街乗りにも、ツーリングにも使える幅の広いバイクだ。650というサイズ感も大きすぎず、小さすぎずちょうどいい。

カスタムも考えたが、しばらくこのまま楽しもうと思う。

2025.8
初のオイル交換。グラストラッカーで使っていたスズキのオイル1L缶がまだ結構残っていたので、同じオイルを2缶購入。オイルフィルターを交換すると2.8Lでギリギリそうだが、もったいないのでスズキのオイルにする。

オイルが200㎖程足りず。そのままでもなんとかLOW までには収まっているのだが、もう少し補充しておきたくて追加でオイルを購入。足りない分を少し補充するとオイルが混ざってしまうが少量なので、今回はAZオイル VHVI JASO規格MA2 10W-40のコスパが良さそうなオイルにする。全化学合成油だが、4L缶で3000円ほど。しかも、Amazonで定期購入すれば3000円を切る値段。

スズキ エクスターR5000 1L ¥1,398,- ×2 
カワサキ オイルフィルター ¥1,898,-
AZオイル MA2 10W-40 4L ¥3,049,-

Little Cub C50

2020年11月

<リトルカブの備忘録>

オートバイをいじってみたいけど、大きいオートバイは大変だし、お金もかかる。下手をすると命にも関わる。ということで、手頃な原付あたりを探していたら、近所のバイク屋さんで、駐車場に眠っていたリトルカブを安くで譲ってくれることになった。

譲渡証明書を書いてもらって、ナンバーを取って、自賠責保険に入り、それを持ってバイク屋へ。50ccだが、ボアアップを予定して、原付二種の黄ナンバーを取得。
バイク屋でオイル交換だけしておいてくれた。早速ナンバーをつけてガソリンスタンドに寄って、乗って帰る。右のステップが若干曲がっているが、事故車という訳ではなさそうだ。錆やシートの破れなど放置されていたので仕方ない。バッテリーはダメだが、キックでの始動なので特に問題ない。信号待ちで少しエンジンの回転を上げないとウインカーの点滅が暗くなるくらいだ。

これから、快適に乗れるように勉強しながら整備していこう。

フロント・リアのブレーキワイヤー交換
シート裏のゴム交換、シートカバー取付
バッテリー交換
フロントライトソケットの交換
リアブレーキライト球切れのため交換
後輪を後ろに引っ張り、チェーンのたるみをとる
錆を磨いて落とす   などなど

2021年5月
外装を塗装。タカラ塗料の水性金属用塗料 オリーブドラブ

2021年7月
いよいよボアアップ決行。SP武川のEステージボアアップキット(81cc)を購入し、ボアアップ。
さらにプラグCR6→CR8と熱価を変更し、ドライブスプロケットも14T→16T に交換

SP武川 Eステージボアアップキット

どうも吹け上がり悪く、ボアアップの効果なし。キャブ調整(キャブエアスクリュー 5/4回転戻し、ニードルグリップを2段目→1段目、メインジェット#75→#85 に交換するも最高速は50km/hのまま変わらず。
キャブの調整はとても難しい。

2021年8月
走行中にガタガタ バンと音がして、動かなくなる。家まで押して帰り、チェックするとカムスプロケットをとめているノックボルトが折れてしまっていた。どうやら締めが甘かったようで、カムシャフトも壊れていた。折角なので、カムシャフトは武川のスポーツカムシャフトにし、HONDAでノックボルトの品番を調べて取り寄せてもらい交換。
万事塞翁が馬、カムシャフトを換えたおかげで、パワーも上がり、スピードも出るようになった。これで、車の流れに多少乗れるようになる。

ただし、キャブの調整はやはり難しく、なかなかいい感じに安定しない。エンジンの回転数を下げると、信号待ちでエンストしてしまうため、エンジンの回転数を高めでセッティングし、しばらく様子見。

とりあえず、日常の足としては大活躍。オリーブドラブでリトルカブARMY仕様。

2023.3
今年は早く雪も解けたので、早めに始動。バッテリーは大分弱っているようだが、あまり支障がないのでそのままにし、オイル交換のみ。結構汚れていた。

ボアアップ当初、ガソリンはハイオクを入れていたが、最近はレギュラーにしていた。ネットを見るとやはりハイオクのほうがいいらしいのでハイオクに変える。ハイオクに変えるとアイドリングの回転が上がってきたので、回転数を下げてみた。こころなしか、エンジンが安定してきたような気がする。

2023.4
フロントタイヤにヒビを確認。リアが2019年のタイヤで比較的新しかったので、あまり気にしていなかったが、フロントタイヤはどうやら交換していなかったようで、2000年以前のタイヤでかなり劣化していた。

フロントにも大丈夫と書いてあったDURO 2.75-14を購入。併せてチューブ、リムバンド、タイヤレバー2本、リムプロテクターを買って万全の体制でタイヤ交換に臨む。

まずはタイヤ外しで一苦労。こんなのはずれるはずがないと思えれるほど硬かった。それでもなんとか外すことができた。
ホイールのサビを真鍮のブラシで擦り、サビ変換塗料を塗ってリムバンドを取り付ける。

タイヤの取付にさらに一苦労。ビードクリームを塗って、KTCのタイヤレバーを駆使するが、こんなの無理 というレベル。最後はビードが切れるのではないかと思えるほど力任せに引っぱってようやくハマる。もっとネットではめ方を勉強しておくべきだった。
とりあえずチューブに傷をつけずに完了。少し前輪が幅広になって、カーブでの感覚が若干変わったが、そのうち慣れるだろう。

ブレーキシューはまだ大丈夫そうなので、少しだけきれいにしてそのまま取り付け。

2023.5
テールライトが切れていた。ブレーキを踏むとライトは点くので電球を確認。
1本切れていたので、近くのホームセンターで電球を購入し、交換。

しばらくすると、今度はリア左のウインカーが切れていた。またまた、ホームセンターで買えの球を買ってきて付け替える。2個入りしか売っていなかったので、1個は予備としてストック。

2023.7 オイル交換 19,014km
他の車のオイルを替えたついでにリトルカブもオイル交換。ホンダ純正G1オイルを600ml入れる。

2023.9 リトルカブ ドナドナ
ハスラーの購入で圧迫していた車庫のため、リトルカブを売却。
元郵便局員という、カブのプロに貰われていきました。カブに愛着のある方でかわいがっていただけると思います。3年間、リトルカブを買ってからバイクいじりを始め、色々勉強になりました。世界のカブに感謝。

タカラ塗料(オリーブドラブ)、サイドカバー(右のみ)、50ccのヘッド、スーパーカブメンテナンスブック(車体編)、開封していなかったリアスプロケット35Tも一緒に引き取っていただいた。

KAWASAKI ZEPHYR 1100 A4

2020年7月

ZEPHYR 1100 A4 (1998年)

ゼファー、それは西からの新風です。時間を短縮するだけの性能に目を向けるのではなく、ライダーが街の風や匂いをスケッチするように走れるマシンにしました。

1992年 ゼファ−1100発売時 カワサキのプレスリリースより

外装はブルータイガーだが、年式を見るとまだ出ていないカラー。どうやら、前オーナーが購入後にブルータイガーに乗せ替えたようだ。機関は快調、外装もまずまずだが、アルミ部分に白錆が少々でている。

折角なので、きれいにすることにする。
アルミポリッシュ、ピカールとサンドペーパーを買ってきて地道な作業。ただ磨くだけ。

日本磨料工業 12100 ピカール 金属磨き 300g 送料無料 【SK15283】

価格:842円
(2023/3/15 14:41時点)
感想(1件)

エンジン快調で特に気になったわけではないが、一応プラグのチェック。
4気筒なのにプラグは8本。全て見るのは大変なので一部だけ。まぁ問題はなさそうだ。

2020.8
街中や近距離で試走行をしていたが、どうもギア抜けがする。カーブ手前のシフトダウンで2速に落ちないで抜けるとかなり怖い。何度かあったので、購入店に持って行き、みてもらうがわからず。一度戻されるが、やはり抜ける。かなり怖いので再度預けて何度も試乗してもらいながらチェック。ミッションに問題ありということで、ミッション交換となる。補償の効く間でよかった。

道内ツーリング

2020.11
冬支度の前にオイル交換。購入店でオイル交換会員になっているため、購入店に持って行く。なんと、フロントフォークからオイルが染みていたため、シール交換をしてもらう。
ガソリンを満タンにし、キャブからガソリンを抜く。ガソリンを抜くためのボルトは全て右向きについており、一番左側のキャブからガソリンを抜くのは一苦労した。あとは、センタースタンドを立てて、バッテリーを外し、ゼファー冬眠。

バイク充電器 電圧テスターセット■12V/6V切替 星乃充電器・電圧測るくん【送料無料】【特別割引】【バッテリー電圧テスター】

価格:6,730円
(2023/3/15 14:39時点)
感想(11件)

2021.5
ゼファー始動。街乗りで慣らし、休みの日に小樽まで小ツーリング。なかなか快調。

2021.6
黒の外装一式をゲットし、ブルータイガーからブラックへと衣替え。
『錆もなく程度良し』とあったが、タンクの中に結構な錆、やむをえず花咲かG(錆取り剤)を購入し、タンク内の洗浄。ゴム板とテープで蓋をして一昼夜置いていたが、液漏れ。錆取り剤を買い直して、今度はゴム板をステーで挟みボルトで固定。なんとかタンク内の錆を概ね取ることができた。錆取り、洗浄、乾燥に結構な日数を要す。その間、ゼファーには乗れず。タンク裏のタンクパッドもボロボロだったためKAWASAKIのパーツオンラインショップで新規購入。

ZEPHYR 1100 Black

いよいよ外装一式を取り替え、さあこれからという時に、今度はタンクからガソリン漏れ。どうやら錆を取ったらピンホールが空いてしまったようだ。
金属パテ(ロイメタル Holts)を買ってきて穴を埋める。なんとかこれで塞がってくれたようだ。真っ黒のタンクもいいのだが、少々寂しいので『KAWASAKI』のタンクエンブレムをネットで購入。レトロ感を出すために『Kawasaki』ではなく、『KAWASAKI』に。

2021年は、外装取り替えで結構な期間を要し、近場くらいしか乗れず。

2022年、バッテリーを新品にし、さあこれからという5月にアキレス腱断裂。手術による3週間の入院に加え、シーネ固定でこのシーズンを逃す。7月車検だったが、車庫で眠ったまま。積雪前の11月になんとかバイクを動かせるようになり、バッテリーあがりのバイクをレッカーで販売店に引き取ってもらい、なんとか車検を取り終える。車検だけ取ったあと、タンクにガソリンを満タンにし、キャブからガソリンを抜き、バッテリーを外して冬眠。

2023.5
任意保険を夏用に切り替える。さぁこれからどんどん乗るぞ!と思っていたが、左手小指の伸筋腱断裂によるシーネ固定や右手親指の腱鞘炎でなかなか乗れない。

久しぶりにエンジンをかけるとかかりがかなり悪く、かなりバッテリーを消耗。2週間ほどおいて再びエンジンをかけるが、やはりかかりが悪い。その都度、充電器でバッテリーを充電。

シーネ固定で左手に手袋をうまくはめれないが、軽く街乗り

そろそろ、プラグを変えたほうがいいのか?他になにか原因があるのか?

2023.7

NGK CR9Eのプラグを8本購入し、意を決してプラグ交換。8本もあるので、大変。タンクに半分くらいガソリンが入っていたので、タンクの取り外しは結構重い。

エアーで埃をはらい付け替えていくが、中央にある4番、5番のプラグコードを抜くのに指にうまく力を入れることができず大変だった。

黒く煤けた同じようなやけ具合だが、特に問題なさそうだ。ただ、5番のプラグの根本が錆びている。エアーで吹いたときに5番の周りから結構埃が飛んだ。どうやらこの錆が原因だったようだ。

プラグが新しくなって、エンジンの掛かりが若干良くなったようだ。

購入店でエンジンオイルのストックがあるため、予約して購入店に持っていき、オイル交換とフィルター交換。オイル代がかからないため、格安。前回は車検時だったので、8ヶ月ぶり。走行は少ないが、古いバイクなので早め早めに交換しておいたほうが良さそうだ。

2023.9
相変わらずエンジンのかかりが良くない。チョークを引いてもエンジンがかかるまでかなりセルを回さなければならない。何が悪いのか、調べても今ひとつ分からず。イグニッションコイルが悪いのか?キャブか?

そういえばチョークレバーが軽い。どうやらチョークケーブルが切れていたようだ。チョークケーブルを注文し交換。これで今まで通り、チョークを引いて一発始動に戻った。

2024.7.7
事情により売却

4年間乗ったゼファー1100。かなり重いが、走り出すと重さを感じず、とても快適で乗りやすいバイクだった。

西からの新風を楽しませてもらった。

HARLEY-DAVIDSON XL883R

2019.4

Sportster Rordster 空冷4st OHV2バルブV型2気筒 2009年型

憧れの883

いつかはハーレー、昔から憧れていたスポーツスターを購入。

学生時代の足は、HONDA CB250RS-Z

ハンドルを一文字に変え、タンクのラインを消して真っ黒に。
友人からはゴキブリバイクと揶揄されながらも、ほとんど故障もせず元気に走っていた。
単気筒は扱いやすく、単車らしいエンジン音が気に入っていた。
想い出のたくさん詰まったバイク。

20代半ば、KAWASAKI KMX125 で林道遊びを少々。
残念がら写真は一枚も残っていなかった。転勤で引っ越しの際に手放した。

30代半ば、マレーシア駐在中に YAMAHA XV550Virago
欧州仕様の550cc オートバイ屋の親父に日本に戻るときに引き取ってもらうことを条件に新車で購入。後にも先にも新車購入のオートバイはこれだけだった。

しばらく、オートバイに乗っていない時期があったが、
50代で、念願のハーレー乗りに。

HARLEY-DAVIDSON XL883R

支笏湖ツーリング 2019.7

翌週、滝野すずらん丘稜公園でまさかのバッテリー上がり
ただの鉄の塊と化し、レッカーを依頼。 2019.7

ダイナモの不調のようだったが、これに懲りて充電器とテスター購入。

バイク充電器 電圧テスターセット■12V/6V切替 星乃充電器・電圧測るくん【送料無料】【特別割引】【バッテリー電圧テスター】

価格:6,730円
(2023/3/15 14:45時点)
感想(11件)

毎年恒例にしようと 翌年も支笏湖ツーリング   2020.6

支笏湖モーラップキャンプ場

やはり電装系の調子が悪く、今年もレッカーのお世話に。
キャブ車だともう少しなんとかなりそうな気がするが、インジェクションではなんともできず、電装系がアウトだとただの鉄の塊に。キャブ車にすればよかったと少し後悔。

2回目の電装系の修理の際、KAWASAKI ZEPHYR1100を見てしまった。
学生時代憧れだったKAWASAKI FX400やZⅡと同じようなバイクらしいバイク。
実は、883を探していた時に、ZRX400-Ⅱを見て随分悩んだが、初心の大型に乗ろうと思っていたことを思い出し、断念していた。

ブルータイガーのZEPHYER1100は、かなり魅力的でバイク屋のおじさんの勧めで、883を下取ってもらい、1100を購入することに。

ハーレーに乗りたかった大きな理由は、Vツインの心地よいエンジン音。
ZEPHYR1100は、4ストの吹け上がる音が気持ちいい。珍しくほとんどいじっていないフルノーマル車。

一度も車検を通すことなく、手放すことになったHARLEY-DAVIDSON XL883R とても乗りやすいバイクだったが、ステップの位置が近く、長距離を走ると足が疲れることと いつもバッテリーの心配をしなければいけなかったのが最大の要因かな。

2020年7月
HARLEY-DAVIDSON Sportster 883R から KAWASAKI ZEPHYR1100