旅の醍醐味は、その場の空気に触れ、匂いを感じることができること。写真なんか撮るより、そこにどっぷり使っている方が心地い良い気もする。
でも、その一瞬を切り取ってみたいと思う時がある。どんな形で切り取れるか?人にどのように伝えられるか?その試みがとても楽しい。
現地の人々のいつもの風景が、旅人の目から見れば、新鮮に映り、シャターを切りたいという欲に駆られる。旅に出ることで、非日常に囲まれ、容易に感性を磨くことができる。
旅は生活に追われている日常から、容易に離れられる手段であり、写真は、その証のような気がする。
東マレーシア(サンダカン) 1999
『サンダカン八番娼館』を読み、一度訪れてみたくなり、サンダカンへ。
東マレーシア(ムル) 1999
マレーシアサラワク州ミリから、小さなプロペラ機で世界遺産「グヌン・ムル国立公園」があるムルへ飛ぶ。公園内のホテルでゆっくりし、洞窟観光やカヤックを楽しむ。
マレー半島 1999
マレー鉄道でクアラルンプール(マレーシア)から国境をこえハジャイ(タイ)で1泊。翌日バスで山越えし、スパを巡り、そこからプーケット島へ。空路でクアラルンプールへ戻る。
コタ・バル プルフンティアン島 1999
クアラルンプールから夜間長距離バスでコタ・バルへ。観光しながら少しずつ南下し、クアラルンプールへ戻るバスの旅。途中プルフンティアン島でダイビングを楽しむ。バディは、フランスの女性で海中でのサインが最もコミュニケーションのとれる手段だった。