革靴壊れた!

2024.12

姪の結婚式に参列した帰り、本日中に帰札しなければならないため、横浜の結婚式場から羽田空港へと急いでいた。

式場から横浜桜木町駅に向かう式場送迎バスに乗る際、ステップで左足ソールの内側を引っ掛けた。

その時は特に何もなかったのだが、なんとなく左足に石が挟まったような変な違和感があったが、あまり気にせず帰路を急ぐ。

列車乗り換え時に靴を見ると、どうやら左足内側の親指の付け根付近のソールが少し剥がれていたが、歩くのには問題がなさそうだ。

羽田空港国内線出発ロビーをANAカウンターに向かって急ぐ。

ちょうど、中央に設置されているソファーの横を通り、左足を一歩前に踏み出した瞬間、左足の感触が変わった。

立ち止まって振り返ると、後ろにソールだけが残っていた。

幸い、カバンの中に行きに履いていたブーツを入れていたので、何事もなかったかのようにソファーに座り、カバンからブーツを取り出し履き替える。

幸い、ブーツはレッドウイングのベックマン黒だったので、スーツでもさほど違和感なく履くことができた。

長年使ってきたドレスシューズのソールが、姪の結婚式にいった帰りに剥がれた。

全壊 だが、
 ・復路で、空港の中だったこと
 ・替えの靴を持っていたこと  を考えると、かなり運が良い。

唯一の黒のドレスシューズ といっても外羽根のUチップだったが、ないといざというときに困る。

ボンドでの修復を考えたが、大丈夫な方の右足を見てみると、若干ソールの剥がれが見える。左足のインソールのソールとの接着面もけっこう傷みがあり、修復は断念。

年齢も年齢なので、
これを機に、フォーマルで使って恥ずかしくない内羽根のストレートチップ、しかもちょっといい靴を購入しようと検討。

黒の内羽根ストレートチップの候補
・オールデン ストレートチップ バル
・チャーチ コンサル
・クロケット&ジョーンズ オードリー
・ジョセフ・チーニー アルフレッド
・ジョンロブ シティⅡ
・大塚製靴 M5-300
・三陽山長 友二郎 などなど

どうせなら一生物のいい靴が欲しい。

調べれば調べるだけ、どの靴も素晴らしく、できれば全てを履き比べてみたいものだが、なんせ高くて1足ですら手が出ない。

安物の新品を買うよりは、中古でも良い靴を履いてみたいと思い、新品を諦め、オークションサイトで物色する。ネットでの購入は、サイズ感が一番の問題。

幅広甲高なので、履いてみて決めるのが一番なのだが、候補にあがる靴を試履だけするのは、非常に困難。

購入までに時間がかかると、ドレスシューズが1足もない時期が長くなるので、かなり不安。何かあった時に対応できなくなる。

結果、サイズが合わなかったときのリスクを考え、上記の靴を諦め、手頃な価格で手に入る上質で程度の良さそうなものを探す。

当初候補にあった大塚製靴の M5 に近い
Paul Stuart PS-1300 Otsuka 大塚製靴製ストレートチップ を購入。
サイズは 25.5cm で若干ワイズはキツめだが、特に問題はなさそうだ。

色々革靴を調べていると、名品と言われる靴を一度は履いてみたいと思うようになる。
高級ブランドの靴の履き味はどうなのか?どんどん好奇心に襲われていく。

これが、沼………。

幸いにも、職場で使っている Rockport の茶色い Uチップの革靴は、10年は使っていて、そろそろ買い替えどき。アッパーは特になんの問題もないのだが、ソールはゴムがひび割れていたのをシューグーで張付けて使っていた。

せっかくだから、買い替えを考える。ついでに黒の外羽根のプレーントゥもあったほうがいいだろうと楽しい研究が始まる。

20年は履いたであろう外羽根黒のUチップはセメント製法だった。かなり長く持ったが、修復は困難だった。ここは張り替えの効くグッドイヤー製法の靴で、さらに革底がいいかと思ったが、北海道では、1年の 1/3 は革底の靴は危なくて使えない。

革底も欲しいが、まずはゴム底。

とりあえず購入した、ポール・スチュアートのストレートチップはダイナイトソール。

ダイナイトソール
  底面に12個ほどのスタッズ(スパイク)が並ぶゴム底。底面が薄く作れてドレッシーな仕上がりになるので、革靴に多様されているようだ。ただ、若干水で滑りやすいため注意が必要らしい。

オークションサイトで 触手に引っかかる靴を見つける

JOSEPH CHEANY & SONS ALDERTON ONLY ARK 
外羽根のプレーントゥで使い勝手もよさそうだ。

しかもソールは、Vibramの軽量ソール「Vi-Lite」
雪の上でも歩けそうなソールで、セカンドドレスシューズとして最適。

CROCKETT & JONES BURFORD 外羽根 プレーントゥ
バーニーズニューヨーク別注で、ソールはラバーでクロケット アンド ジョーンズ オリジナルのシティソール。

CROKETT & JONES といえば、ジェームス・ボンド。
候補に上がっていたオードリーではないが、ぜひ一度足を入れてみたい。

アッパーの傷みは、ほとんど見受けられないが、ソール中央部の減りとインソールに凹みがあるということで格安で売られていた。格安に負ける。

ついに候補に上げていた
JOSEPH CHEANY & SONS ALFRED をゲット。

アッパーにも、もう少しでヒビになりそうな皺が入り、お世辞にもいい状態とは言えないが、履き潰してもいいくらいの値段。ぜひ、チーニーの名品アルフレッドを履いてみたいとの思いに負ける。

おまけで、
ROCKPORTの黒のスリッポンとティンバーランドの白いデッキシューズを売って、
JOSEPH & CHEANY CANNON (黒いローファー)を購入。これはダイヤモンドソールの一品。