London ,UK

2024.9
2週間後のロンドン行きが降って湧いてきた。

運良く、ANAの特典航空券でロンドン往復をとることができた。
座席がエコノミーなのは仕方ない。

航空券の取れる行程で探したため
往路 CTS – HND – LHR ANA便
    翌日羽田乗継
復路 LHR – ZRH – NRT – CTS  Swiss International Air Lines便
    チューリッヒ乗継時間90分、成田乗継時間7時間
 少々難アリの行程だが、仕方ない。
必要マイル数 62,000マイル、燃油・諸費で 105,920円

Booking.com で東京1泊とロンドン3泊のホテルを予約。
娘の影響で、最近Booking.com を利用している。
ポイ活サイトを通すとなんだか料金が高くなるので、ポイントは諦め直接予約。
泊数が増えると特典がついてくるのが、少々嬉しい。

今回、旅の目的の一つにトランスポーターの役割もある。ジェイソン・ステイサムに負けない活躍が期待されているかも。

ヨーロッパで使える eSIM をネットで注文。9日間5Gで ¥1,380,- 。
ロンドンでの実日数は、3日程度なのでこれで十分かな。
日本で eSIM を設定し、アクティベーション。これで現地に行けば繋がるはず。

ちょうど「SHOGUN」がエミー賞をとったので、徳川葵の紋のついた日本手ぬぐいをお土産に購入。「SHOGUN」のモデルが徳川家康なので、劇中の家紋は、徳川葵に似たものだが、まあこちらが本物。

1日目
早朝便で新千歳空港から羽田空港へ。
ANA便なので、到着は第2ターミナル。明日の出発も第2ターミナルなので、コインロッカーにスーツケースを預ける。1日600円で2個のスーツケースとコートをいれる。

第3ターミナル直結の羽田エアポートガーデンに移動し、All Day Dining Grande Aile でプライオリティ・パスを使ってビュッフェランチ。

時間は11:00〜15:00しかやっていないが、かなり豪勢なビュッフェを味わえる。

AMEX系のカードや三菱UFJのカード付随のプライオリティパスでは使えなくなったらしい。このままでは、どんどん改悪されていくのではという不安が募る。

ゆっくり昼食をとり、くつろいだあとは、旅行用の洗濯袋を探して空港内のドラッグストアや旅行グッズ店を回るが見つからず。空港での購入は諦め、京急本線で本日の宿泊地京急川崎へ。

川崎は、裏道に入ると東南アジアっぽい。雑多で多国籍な飲食店が入り混じっている。

川崎駅前のハンズで探していた「Attack どこでも袋でお洗たく」を見つけ購入。

夕食は、地元の美味しいものでもとうろついてみたが、すき家の牛丼で落ち着く。

ホテルはカプセル系のホテルで可もなく不可もなく。外観やロビーは少々おしゃれ。

明日も朝早いので、早めに休む。

2日目
6:00前にホテルをチェックアウトし、京急に乗り、羽田空港第2ターミナルへ。

ロッカーから荷物を出すが、日にちをまたいだからか、追加料金600円を請求された。

荷物を整理し、チェックイン。スーツケースの重さは、24kg弱と18kgくらいだった。重量制限は23kgだと思うが、ギリギリ無料で預けさせてもらえたようだ。

第2ターミナルの国際線は、ANAの一部だけなので、空いていてとてもいい。
ANAラウンジも新しく、かなり充実している。スーパーフライヤーズのありがたみを実感。
ANAラウンジでの朝食ビュフェといった感じだ。飛行機はエコノミーなので、たっぷり食べておく。

座席は窓側3列の通路側だったが、他に人がいなかったので、3列丸ごと使えたのでゆっくり過ごすことができた。少し丸まって横にもなれるので、セミビジネスと言ったところか。

エコノミーの食事もテーブルが狭いくらいで、問題なくけっこう美味しい。

ロシア上空が飛べず、時間が余計にかかったようだが、14時間ほどでロンドン・ヒースロー空港に到着。現地時間で16時くらい。

混んでると悪名高いヒースロー空港だが、顔認証のおかげかすんなり入国することができた。

地下鉄(アンダーグラウンド)エリザベスラインで、ロンドン市内へ。リバプールストリート駅で下車し、娘と待ち合わせて荷物を持って寮に向かう。

無事2個のスーツケースを娘に渡し、トランスポーターの役割終了。これからロンドン観光と古着屋巡り。

まずは予約していたホテル『20 East Tenter Street』にチェックイン。と言ってもホテルに出向き、メールで送られてきた番号を玄関の前で入力して箱を開け、中から鍵を取り出して玄関から勝手に入る。ロンドン版民泊といったところか。

部屋の鍵もついているので、指定された最上階の部屋に入る。バスルーム付きの部屋を予約していたが、バスルームは部屋の外の別室になっている。いちいち部屋の鍵を締めてバスルームの鍵を開けて使用するのが少々面倒だった。部屋の中は広く殺風景だが、冷蔵庫や湯沸かし器、テレビも付いていた。

ホテルの仕組みがよくわかっていなかったので、部屋に入るまで、娘についてきてもらっていたのだが、メールで「一人の予約だったはずだが、変わったのなら連絡が必要」と送られてきた。どうやら玄関付近にはカメラが設置してあるようだ。慌てて、娘に事情を説明するメールを送ってもらった。

娘を寮に送り、戻ってくる。部屋の中はなかなか殺風景。
疲れを取るために早々に眠りにつく。

3日目
ぐっすりとは眠れず、ほぼ1時間半おきくらいに目が覚めてしまう。5時半にはもう眠れないと思い、旅の記録をトラベラーズノートに記す。

シャワーを浴び、コーヒーを淹れ、持ってきたパンで朝食。
9月だが、なんだか肌寒く、暖房をいれる。今日は雨の予報だ。

娘の寮に迎えに行き、散歩がてら一緒に King’s College へ。

ロンドンの人は歩くのが早い。30〜40分歩き、大学そばのコーヒーショップ『[GREGGS』で、娘の友人から勧められていたソーセージパイを食べる。コーヒーと合わせて£2.25 とかなり安い。

Kings の UNION SHOP でKingsロゴ入りTシャツを買い、娘と別れて、一人で市内散策。ロンドンと言えば霧雨のイメージだったが、今日はかなりの雨。その中でも、多くの人は傘をささない。コートでもいいかと思ったが、頭がかなり濡れるので、ポンチョを出して上から羽織る。

雨の中を、Kings → ウエストミンスター寺院 → バッキンガム宮殿 → ビッグベン → ロンドンアイ → ナショナル・ギャラリー → ピカデリーサーカス → Kings と4時間ほどの散歩。

帰りにナショナル・ギャラリーを通ると並んでいる列が短かったので、ゴッホの『ヒマワリ』を見るために入るが、残念ながら催しがあり、ゴッホの作品は別展示になっており、見れず。

娘と待ち合わせたあと、古くからあるパブで軽くビールを飲む。地下にもいくつか部屋があり、変わった作りだ。

Castle Baynard の古いパブにて

ハリー・ポッターの撮影で使われた市場を通り、寮の近くのインド料理『ハラル・レストラン』で夕食をとり、明日に備えて帰って寝る。かなり雨に濡れながら歩いた。ロンドンでコートは必需品。

4日目
夜中に何回か目が覚めてしまう。

今日は、11:30に娘と大英博物館で待ち合わせ。
6時前にシャワーを浴び、7時過ぎにはホテルを出て、ロンドンバス【205】でハリー・ポッターの駅に向かう。バスはけっこう時間がかかる。細い道をグイグイとハリー・ポッターの映画さながらの運転だ。

9 3/4 ホームで写真撮影。ハリー・ポッターのギフトショップの前の壁に9 3/4 ホームの入口がある。列に並んで写真の順番を待つ。ギフトショップの人が、マフラーや杖を貸してくれて、お店の人が写真を撮ってくれる。

いい大人が一人でハリー・ポッターの真似も恥ずかしいのと、写真代が高くつきそうなので、マフラーや杖を断ってセルフで写真を撮らせてもらった。

駅の前には、露天が並びいい雰囲気だ。朝ご飯に駅前の『Black Sheep coffee』でBreakfast Set (コーヒーとソーセージマフィン)を食べる。

歩いて大英博物館に向かう。前を通るとすごい列ができていた。11:30の予約でまだ小一時間時間があったので、近くの COSTA Coffee でカプチーノレギュラーサイズを飲みながらトイレと休憩、と思って店に入ったが、トイレの前には『Breakdown』の張り紙。

仕方なく、トイレは我慢し大英博物館の展示物をチェック。

11:30の予約で、11:10頃行ったら、すんなり入れてくれた。列はほとんどなく、手荷物検査で少々並んだくらいですんだ。

ロゼッタストーン、ギリシャの彫刻群、イースター島のモアイ像、エジプトのミイラ、ルイス島のチェス駒等を1時間ほどで見て回る。

大英博物館からロンドンバス【8】で、ブリックレーンへ。40〜50分くらいかかった。
狙っていたバスの2階の最前列に座ることができ、景色を楽しめた。が、運転は荒いので、2階は揺れて少々酔った。

ブリックレーンの目的は、まずは有名なベーグル屋さん。
店の中から外まで列ができていたが、程なくソルトミート入りのベーグルをゲット。店内のカウンターで食べる。みんなが並ぶだけあってうまい。量も多くてお腹いっぱいになった。

ブリックレーンの目的2
アート巡り。特にバンクシーの絵は見逃せない。

ブリックレーンの目的3
ロンドンの大きな目的で持った、古着屋巡り。数件回ったが、なかなかいいものを見つけることができず。有名なヴィンテージショップも回るが収穫なし。

娘が、休憩のためと荷物を置きに寮に一旦戻る。その間にもう少し、古着屋を回るが、やはり収穫無くホテルに戻る。

19:00に Jack the Chipper という切り裂きジャックみたいな名前の店で再び娘と待ち合わせ。念願のフィッシュ・アンド・チップスを食べる。

フィッシュ・アンド・チップスとイカリングを娘とシェアし、あとは飲み物。昼過ぎに食べたベーグルのおかげであまりお腹が減っていない。

帰りにロンドン塔、タワーブリッジの夜景を楽しみ、娘を寮に送り、スーパーに寄ってお土産に紅茶とお菓子、朝食用にバケットとオレンジを買ってホテルに帰る。

オレンジはうまい。若い頃にバケットとチョコとオレンジを携えて、ヨーロッパを回ったときのことを思い出した。

ロンドン塔はなかなか雰囲気がいい。処刑場にもなっていたところだそうだが、惹かれるところだ。娘の寮の地下に土塀が残っているのだが、どうやらこのロンドン塔の外堀でないかと思われる。

5日目
昨夜のロンドン塔がとても良かったので、朝、散歩にロンドン塔、タワーブリッジを回る。夜景とはまた違い、昼もなかなか良い。

荷物をまとめ、10時前にチェックアウト。スーツケースを娘の寮に預け、そのまま娘について再び Kings まで散歩し、そこで別れる。

古着を買えなかったので、Kings の UNION SHOP でラガーシャツを買おうと思って見に行くが、紺色のオーバーシャツを見つけ購入。少々高いが、記念にはいいかなと思い決断。あとから思えば、イギリスと言えばラグビーだったかな。

明日の朝の飛行機のため、今晩はヒースロー空港で寝る予定のため、今日は長丁場。
できるだけ疲れないようにしておくつもりだ。

見れなかったバッキンガム宮殿での衛兵の交代式でもと思ったが、冬場は隔日で今日はない日だった。

まずは、娘のすすめで、歩いて BILEE MARKET HALL を散策。なかなか素敵なところで、しばらく見て回ったあと、ベンチで持ってきたバゲットをコーヒーで軽く昼食。

地下鉄やバスには1日の上限料金がある。今日は夜に空港まで行くので、目一杯乗り物に乗っておこうと思い、妻に勧められたハロッズにバスで移動。

でっかい百貨店くらいにしか思っていなかったが、びっくり。デカさは半端ないし、中もすごい。惣菜やチョコレート、香水などそれぞれに大きな専用スペースが有り、中で迷ってしまう。スーツケースを持っては入れないようだ。娘のところに預けてきてよかった。

しばらく見て回ったあと、再びバスでノッティングヒルへ。ロンドンに来る前にもう一度見ておきたかったが、残念ながら見ることができなかった『ノッティングヒルの恋人』の舞台へ。

ジュリア・ロバーツの写真が貼られた本屋さんを見たあと、適当に散策。週末には、もっと店が出て賑やかなようだ。

どうせ娘の寮に近いからと、休業日で行けなかったブリックレーンのアウトレットの靴屋 Blackman’s shoes に行っておきたいと思い、地下鉄バスを乗り継いでブリックレーンに移動。閉店時間まであまりないのでかなり急いで Blackman’s shoes の住所にたどり着いたが、靴屋はない。周りを調べてもない。店舗の写真を見てみると、たしかにこの場所だ。どうやら店はなくなってしまっていたようだ。

娘のところにスーツケースをとりにくのだが、せっかくブリックレーンにきたのでもう一度古着屋を見ながら向かう。おー地下はすべて £10 という古着屋を発見。早速行ってみるとなかなか面白い。シャツやパンツ、ジャケットにコートと何でも £10 。

女性がトレンチコートを物色していた。いくつか試着されていたが、なかなかいい感じだ。ロンドンにいるとトレンチコートは必需品に思える。着てきたアーミーの  コートに染みができていたのと、ジャケット中に着るにはサイズが小さいので、トレンチコートを物色。

若干大きめだが、色合いも珍しく良さそうなものを発見。それをキープしたまま他を見ているとウールのジャケットにちょうど合うサイズが合った。ボタンはすべて取れてしまっているが、ブルーとブラックのチェックでなかなかいい色だ。2つまとめて £20 で購入。

娘のところにスーツケースを取りに行き、夕食を食べにでる。高架下の雰囲気の良いパブに行くが、本日貸切で入れず。

しばらく歩いて、Nicholson’sという良さそうなパブを見つけ席につけるか聞くと、予約の入っている時間までもう少しあるので、それまでなら大丈夫というので席につく。中はとても賑やかだ。

ビール1杯づつとフィッシュ・アンド・チップス&ミートパイを注文で £60 と値段はまあまあだが、美味い。ロンドン最後の夜にロンドンらしい楽しい時間を過ごすことができた。

スーツケースをリバプールストリート駅まで転がし、エリザベスラインでヒースロー空港へ。23時ころターミナル2に到着。24時間営業のコーヒーショップの席はすべて埋まっており、それ以外に椅子がおいてない。隅から隅まで探し、4人がけのプライオリティシートを見つける。すでに先客が一人いたが、端の席に座らせてもらう。時間が経つと一人、もう一人と増え結局4人席に座って仮眠を取る。座れただけでもラッキーか。

6日目
4時過ぎに人の動きがあったので、早速チェックイン。すんなりとチェックインすることができた。中には4つのラウンジがあったが、ルフトハンザのラウンジは改装中。他のラウンジもまだ開いていない。一番遠いが、ユナイテッドのラウンジが良いという評判だったので、ベンチで少し時間を潰し、ユナイテッドのラウンジへ。

チケットとカードを見せると、お前は入れないと追い返された。仕方なく違うラウンジにと思い移動しかけたが、スターアライアンスのゴールドメンバーなのにそれはないだろうともう一度戻って話をする。チケットを見せてもゴールドメンバーだと強く主張。再度調べ直してもらい、なんとか入ることができた。

ユナイテッド・ラウンジでシャワーを浴び、朝食をとる。なかなかいいところだ。夜の疲れを少しでもとっておく。

スイス航空でチューリッヒへ。乗り継ぎ時間はとても短かかったが、なんとかラウンジに行く時間があった。スイス航空のチョコが美味い。

7日目
9:00すぎ、成田着。荷物をとって、入国。

ターミナル2のカードラウンジで、ビールを一本もらい時間を潰す。昼食は、プライオリティ・パスでやきすき。これは美味い。日本帰ってきて旨い肉を食べることができた。

乗り継ぎ時間がたっぷりあるので、ターミナル3に移動し、再びプライオリティ・パスでぼてじゅうの食事。関空のぼてじゅうと違い、決まった定食(道頓堀セット)がだされる。

ターミナル1のANAラウンジに戻り、シャワーを浴び、ビールとジュースで時間を潰し、ようやく千歳空港行きに機乗。楽しいロンドン旅行を終えた。