何年ぶりかの家族旅行。フェリーを使い、苫小牧から八戸、花巻、仙台、そして苫小牧に戻ってくるルート。龍泉洞、中尊寺そして花巻温泉泊が今回のメイン。台風7号を警戒しながらの旅だったが、なんとか天気にも恵まれ初期の行程をこなすことができた。
1日目
出航の1時間半前には苫小牧港に到着。
苫小牧23:59発のシルバーフェリー(シルバーブリーズ号)の2等室の雑魚寝で八戸へ。八戸には翌7:30着。
フェリーの利用は久しぶりだ。2等室の雑魚寝は悪くないが、若干肌寒く、毛布を借りると有料だった。展望風呂があったが、乗船時間が短いため、とても混み合っていた。洗い場が少なく、ゆっくり入れるような状況ではなかったのが残念。乗船時はドライバーのみ、下船時は全員乗車しての移動。
2日目
八戸上陸後、途中の道の駅「いわて北三陸」で休憩しながら軽く朝食を摂り、10:00に龍泉洞着。透明感、神秘性など予想通り素晴らしい景観を味わえた。
龍泉洞地サイダーを飲み、昼食にネットで調べた「中華そば たらふく」まで車を走らせる。狭い道路に面した店だが、着いたときには隣の家を超える辺りまで行列。炎天下でしばらく待って食べた中華そばはたしかに美味かったが、麺がカップヌードルのようだった。具と麺のバランスを考えるともう少し麺が少なくても良かったかな。
浄土ヶ浜を散歩し、今晩の宿泊地 「花巻温泉 結びの宿愛隣館」へ17:00頃着。
楽しみにしていた、風呂と食事を堪能。夕食は、先附が4品あり、その後はビュフェ。品数はそんなに多くはないが、一品一品とても美味しかった。
3日目
朝風呂のあと、朝食をたらふくいただき、コーヒーを持って庭園を軽く散歩。入っていなかった露天風呂「川の湯」があったので、慌てて入りに行く。川に近く開放感があり、露天らしくてとてもいい風呂だった。
花巻温泉を出て、昨日来るときに見つけた「昭和の学校」に立ち寄る。閉校になった小学校に昭和のものを所狭して飾ってあった。親は懐かしみ、子は珍しいがって結構楽しかった。飾ってあったオートバイはうちのバイクより新しかった。
昼前に中尊寺に着き、込み合う前にまず昼食。中尊寺餅やそばを食べさせてくれる「夢乃風」へ。とても美味しかった。帰るときには外は行列になっていた。車は中尊寺より毛越寺の駐車場が空いていると情報を得たので、毛越寺に車を止め、バスで中尊寺へ。中尊寺を参拝後、歩いて毛越寺に戻ってくるが、暑くて暑くて大変だった。お盆だったので旅行中常に暑かったが、このときは最高に暑かった。毛越寺で食べたずんだアイスクリームで救われた。
厳美渓(げんびけい)、猊鼻渓(げいびけい)とまわる。残念ながら厳美渓の川渡りの団子はお休みで、猊鼻渓の川下りはもう時間が終わっていたが、厳美渓では、吊り橋の散歩など景色を楽しみ、猊鼻渓では、名物の鮎の塩焼きやコロッケを食す。
この日の宿は、〇〇の東横イン。夕食は近くの焼き鳥屋。
4日目
夕方、仙台港からフェリーに乗るので、本日は松島観光、仙台で牛タンそしてIKEA。
松島を見下ろすなら、大高森山頂からがいいらしいと聞き、軽くトレッキング。暑さもあり、結構きつい。若干雲っていたため、壮観な景色とまではいかなかったが、「まつしまや ああまつしまや まつしまや」を味わい、今度は松島の中から景色を楽しむため福浦橋へ。
途中、海鮮を食べさせてくれる店に立ち寄り、イカ焼きやホタテ焼きを食べる。
仙台に向かう途中、牛タン屋に予約の電話を入れるが予約を受けてもらえず、来店して名前を書かなければならないらしい。なんと現在4時間待ちとのこと。仕方なく、仙台郊外の牛タン炭治郎に行くが名前を書くとやはり4時間待ちとのこと。仕方なく、先にIKEAへ。フェリーの時間に間に合わなければ、牛タンはおあずけになりそうだ。
急ぎ足で広いIKEAの店内を見て回る。ここでハプニング。まさかの迷子。カートを押しながらほぼ同じペースでみんながついてきていたと思っていたのだが、1階に降り、キャッシャーまで来たら妻がいない。先に歩いていたと思っていたので、子どもたちと相談し、支払いを済ませ、駐車場へのエレベーターの前で子どもを待たせ、自分は車に行って先に荷物を積み込んでおく。牛タンを食べるには時間がないからと言ってあっただが、いつまで経っても来ない。携帯も繋がらない。逆走はできないので、もう一度2階から走って見に行こうかと思っていたら、ようやく携帯が繋がり「みんなどこ?」。妻は自分が一番前にいると思っていたので、先に1階に降りてしまったと思い、エスカレーターの下でずっと待っていたらしい。さらに携帯も繋がらず、にっちもさっちもいかなかったとのこと。みんなで大笑い。
牛タン炭治郎に戻ると何故かガラガラ。待つ人もいなくてすぐに通してもらえた。どうやら昼の客はすべて裁き切ったあとで、いつもは営業していない夕方前の時間だったらしく、すぐに通してもらえて、念願の本場仙台の牛タンにありつくことができた。とても美味。
満腹になって、仙台港へ。今回は15時間ほど乗船するので、船の中で少しゆっくりできる。2等室の雑魚寝だけれど、船の旅を楽しもう。
太平洋フェリーの「きそ」日本一のフェリーと謳うだけあって、なかなか快適。展望風呂もゆったりしていて、のんびり湯に浸かることができた。ラウンジや食堂も充実している。残念がら寝てしまってみることができなかったが、映画も上映されていた。2等室も間引きされているので、かなりゆったりしている。太平洋フェリーは毛布付きだった。
5日目
朝風呂に入り、買っていったおにぎりで軽く朝食。下船時の乗車はドライバーのみで、船を降りてから家族を拾い一路我が家へ。久しぶりに家族で旅行し、楽しい時間を過ごすことができた。子どもたちも成人し、次はいつ行けるだろうか。
総走行距離 750km