ちょい旅 Ⅱ

北海道 岩内 高島旅館 2023.1

夏に続き、冬の高島旅館へ。
冬は比較的予約が取りやすく、希望日ですんなり取ることができた。
まあ、冬の岩内では見るところもないし、雪を考えるとそうだろうな。
食事は何を食べさせてもらえるのか、楽しみだ。

運良く、宿泊日は雪も降らず、道中も道路には雪がほとんどなく快適。
さすがに旅館の周りには、雪がたくさんあったが。

到着してすぐに、温泉とサウナで温まる。

夕食は、部屋食。
今回は、足の調子が悪く床に座れない母も一緒だったがテーブルに足をつけて、椅子を持ち込んでいただき、快適に過ごすことができた。

夕食メニュー
刺身盛り合わせ(エビ・ホッキ・ホタテ) ヒラメの活造り アワビのまるごと刺身 海鮮鍋 焼き物(しいたけ・アワビ・貝) たちカマ 焼き魚 毛蟹 なまこなどなど

焼きアワビ

アワビづくしで、刺し身、焼き物に海鮮鍋と3個のアワビを違う食べ方で食べ比べ。
箸で持ってられなくて、手掴みでまるごとかぶりつくアワビの刺し身は贅沢至極。
ドリンクサービスでハウスワイン『海』の白をつけていただいた。海鮮料理にとてもあい、これも美味。

写真に撮り忘れた海鮮鍋も魚介類が豊富。鍋にもアワビがまるごと入る贅沢さ。

生け簀があるらしく、冬でも新鮮な魚介類をいただくことができた。
ヒラメの活造りは、新鮮すぎて終始動いていたのが不気味だったが。

朝食は夏場と同じで、地元のご飯に卵、牛乳、サラダ、納豆、イカの塩辛にイカソーメンと焼き魚(ニシン)。
別腹デザートにシャーベット。

締めは暖炉のそばに席を移し、コーヒーでゆっくりする。

高島旅館の朝食

Hokkaido Love割で2000円引き、さらにクーポン1000円分で土産を買い、美味しいものを堪能させていただいた。高島旅館は冬に来ても価値あるお宿だった。

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SFC修行 その3 (2022.10)

最後の修行は、
札幌から関空乗り継ぎの那覇 往復
札幌⇔関空は、エコノミーシート    999pp ☓2
関空⇔那覇は、プレミアムシート     2247pp ☓2     を利用。
プレミアムポイント2倍キャンペーンで、さらに倍。
計算に間違いがなければ、これで、30,000PPを超える。

安い便を探したため、乗り継ぎの待ち時間が少々あり、那覇での滞在時間は泊付きの12時間。ちょっと修行っぽい行程になった。

新千歳空港ANAラウンジ

乗り継ぎの関空が、改修中でラウンジも小さく、店もほとんど閉まっていたのは残念。

札幌⇔関空は、エアバス321neo だったため、エコノミーでも上空で映画を観ることができた。今回は、『トップガン マーヴェリック』を視聴。離着陸時にちょうどフライトの画面だと、まるで4DX。

せっかくプレミアムシートをとった関空⇔那覇は、ボーイング737とA320だったため、映画を楽しむことはできなかった。

機内食でシャンパンの祝杯

新千歳空港からの帰宅時には、車を運転することになるので、那覇までのプレミアムシートの夕食でシャンパンを頼み、最後のSFC修行にささやかな祝杯をあげる。

23時前に那覇に到着し、ゆいレールで県庁前駅で降りてホテルまで歩く。

チェックインの後、せめて地元のものが食べたくて、開いている居酒屋を探す。

地元のオリオンビールとアグー豚のソーセージ、ゴーヤチャンプルにもずく酢。
夜中に腹いっぱい食べてしまった。

翌朝6:30に目が覚めてしまい、せっかくなのでシャワーを浴びてチェックアウトし、荷物を引きずりながら国際通りを散歩。

スターバックスで、OKINAWAのスターバックスカードとアイスカフェラテを買ってぶらぶら歩く。朝早いので、店はほとんど閉まっているが、南国の木々や屋根にいるシーサー、かりゆしを着た通勤の人が旅行気分を盛り上げてくれる。

早めに那覇空港に着き、空港食堂で、ソーキそばを食べる。骨付きと軟骨付きの肉がのっており美味。沖縄そばと悩んだが、ソーキ(骨付き肉)にして正解。

新千歳空港に向かう車の中で、たまたま聞いたラジオで、島バナナのことが話題になっていてどうしても食べたくなり、大きい房を1/3にカットしてもらい土産にする。

新作『トップガン』を観て、たっぷり読書をして、SFC修行を終える。

那覇発の昼食には沖縄の料理も

たった3回、8フライトしか乗っていないので、修行とは言い難いイベントだった。旅も好きだが、飛行機も好きだったことを思い出し、飛行機に乗ることを純粋に楽しませてもらった。

11月末には、今回のフライトキャンペーンのポイントが付与され、30,000ppを超え、ライフソリューションサービスはすでに7、あとはカード利用の400万円。これも今年はたまたま出費が多く、クリアできそうだ。

目標の ライフソリューション プラチナステータス獲得条件

 1.30,000 プレミアムポイント以上

 2.ライフソリューションサービス 

       7サービス以上

 3.カード決済 400万円以上

あとは、スーパーフライヤーズカードの選定。

SFC修行 その2 (2022.9)

札幌⇔小松 プレミアムシートで行く、1泊2日 石川県立航空プラザ観光の旅。
今回は小松での滞在時間が少ないため、空港に近いホテルに泊をとり、空港そばの航空プラザのみ観光する予定。

石川県まできたので、行きたいところはいろいろあるが、空港からも遠く時間もお金もかかるので、今回は断念し、修行に専念。

前回の福岡に続き、今回もプチ贅沢な修行。

出発はあいにくの雨。しかも土砂降り。
台風が近づいてきており、出発が危ぶまれたが、太平洋側にそれたおかげで無事出発。

ANAラウンジで飲み物をいただき、買ってきた『まい泉』のカツサンドで昼食。

小松行きの機種は、エアバスA321で残念ながらプレミアムシートの全席がサイドから液晶を取り出すタイプ。これだと飛行機が安定して、シートベルトサインが消えないと映画が見れないパターン。
前回のフライトで、ラストだけ見損ねた『バットマン』を視聴。
新作バットマンは人間味あふれるヒーローだった。

軽食

プレミアムシートは、真っ先に降機できるため、その後の動きがとてもスムーズだ。
バスでJR小松駅に向かい、本日の宿にチェックイン。
あまり時間もないので、宿は駅前のビジネスホテル。

その日は、ホテルで一休みし、ネットでおすすめになっていた近場の『餃子菜館 勝ちゃん』に夕食を食べに行く。
なんと1時間待ち。その間に小松駅周辺をぶらぶら。
おすすめの塩焼きそばと餃子をおいしくいただく。
塩焼きそばは、ちょっと油っぽかったが、美味。

朝食は、ホテルのサービスのクロワッサンとコーヒー。

駅前のバス停で航空プラザに行くために小松空港行きのバスを待つが、バスの路線図で目に入った安宅住吉神社に急遽変更。

バスの本数が少ないのが心配ではあったが、そんなに遠くなそうなので歩いてもなんとかなるだろうと思い、隣のバス停からバスに乗り、安宅の関前で降車。

弁慶の勧進帳で有名な安宅の関にある神社で、日本で唯一難関突破のご利益があると言われる神社。

人生には、時として難所難関が立ちはだかることがあります。 今からおよそ800 年前、安宅の関で兄頼朝に追われて落ちのびる悲運の武将義経をかばう弁慶。知りつつ逃がす関守富樫。日本海を背に、感動のドラマがありました。以来、歌舞伎 十八番の一つとして今日まで受け継がれた勧進帳の物語。 安宅住吉の大神のお助けにより、一行は難関の『安宅の関』を見事突破します。皆様やご家族が難所、難関を乗り越えようとされる時このお守りにより必ず難関突破の御神徳を授けて頂けます。

安宅住吉神社 HPより

延命長寿と末広がりの幸福を招くと言われる神亀石を3度撫で、境内にある勧進帳を読む弁慶の像を眺めていると、巫女さんが「少しお話を聞いていかれませんか?」と社殿内に案内され、説明を聞くことができた。

安宅の関は、義経を捕えるために、頼朝が富樫家に一時的に作らせた関所だったことや関所を避けるために、弁慶が山で遊んでいる子どもたちに抜け道を聞くが、お礼の扇子が子どもの数に1本足りず、子どもたちから嫌がらせをされたことなど、短い時間ではあったが、歌舞伎にない話を聞け、とても勉強になった。

AppのMapで航空プラザまでの距離を調べると2kmもない。
バスもないので、Mapを頼りに歩いて航空プラザに向かう。

航空プラザ

航空プラザは小松空港のすぐ前だった。
動画や豊富な模型で、飛行機の歴史を教えてくれる。展示してある実機を触ることができるのも嬉しい。
残念なのは、YS11のシュミレーターがコロナ禍で休止中だったこと。

こんな飛行機で自由に空を飛べたら、さぞ楽しいだろう。自分の力で空を飛べたらいいなぁ なんて思いながら航空プラザをあとにし、空港へ。

松尾芭蕉が絶賛したという小松うどんを食したくて、空港の小松うどんの老舗『中佐中店』で温玉や蟹、とろろの入った『義経うどん』を注文。
柔らかめの麺だが、これもまたいい。ついつい汁をすべて飲んでしまった。

義経うどん

時間に余裕があったので、小振りなANAラウンジでゆっくり過ごす。

小松空港 ANAラウンジ

帰りは、新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』を見ながら、おいしい昼食をいただく。

今回の昼食メニューは、
■小松菜と長芋浸し
■鰆幽庵焼き
■すごもろこ唐揚げ
■揚げ出し豆腐 胡麻味噌
■ローストビーフ 密柑ポン酢あん
■ちりめん山椒ご飯

昼食

瓦屋根の日本の田舎町や畑のそばをぶらぶら歩いたおかげで、懐かしさに浸れた。

片道 991Mile       1,722PP 
往復で 1,982Mile       3,444PP   獲得。
プレミアムポイント2倍キャンペーンで、翌月の月末までには、3444PP追加されて 6888PPになる予定だ。これで合計 17,308PP獲得。

修行も残すところあと1回。4フライト。
プレミアムシートでの旅行は楽しい。
癖になりそうだ。

ライフソリューションサービス利用数も7になり、
大口の学費の決済も終え、決済額も着々と増えてきている。

プラチナサービスメンバーへの道が、足音を立てて近づいてきている。

ちょい旅

北海道 岩内・積丹 2022.8

美味しい海鮮を食べさせてもらえると評判の宿 岩内 高島旅館。

人気のためなかなか予約が取れないが、家族みんなが予定を空けることができる日を探し、宿泊予定日の4ヶ月ほど前に予約を入れることができた。

あまり時間はなかったが、久しぶりに家族旅行。

高島旅館

海鮮料理が評判なので海のそばかと思っていたら、山の方に入ったところに佇むこぢんまりとした2階建ての旅館。

中は、山小屋風の吹き抜けのロビーに暖炉が備えられている。

風呂は檜の浴槽で、サウナと森林浴をしながらの露天風呂もある。そんなに大きくはないが、ゆっくりくつろげる。

夕食

海鮮尽くしの料理 
   刺し身(アワビ・ひらめ・うに)
   炭焼き(つぶ貝、アワビ、しいたけ)、ナマコ酢
   海鮮のたっぷりはいった浜鍋、もんけ(ハツメ)の塩焼き
   共和のメロン

朝食

地元のこだわりの卵・米・牛乳、イカそうめん 

食後は、庭にテーブルを移し、景色を眺めながらコーヒー

朝食後、ゆっくりしてからチェックアウト

せっかくなので、
積丹半島神威岬観光

近くの網元直営の食堂「さわ」でウニ(赤ウニ)丼

ウニ丼

昨夜の夕食の白ウニも美味しかったが、赤ウニも濃厚で十二分に満たされる。

デザートに赤井川まで足を伸ばし、山中牧場のソフトクリーム

お土産は共和の路上で買ったおっきいスイカ

SFC修行 その1 (2022.8)

札幌⇔福岡 プレミアムシートで行く、2泊3日 屋台ともつ鍋の旅

片道 2605PP 搭乗の翌日には、ANA Mileage APPに加算されていた。
往復で 5210PP獲得。

プレミアムポイント2倍キャンペーンで、翌月の月末までには、5210PP追加されて 10420PPになる予定だ。1回の修行で目標の3分の1獲得。

修行というより、プチ贅沢旅行。

新千歳空港 ANAラウンジ

新千歳空港 建築家・隈研吾氏監修のANAラウンジから始まる。

隈研吾氏によると「一期、一会」というコンセプトのもとに、時間をテーマにしたラウンジだそうです。

洗練された和風の寛げるラウンジでした。

787プレミアムシート

ボーイング787のプレミアムクラスは、横に2-2-2の6席。

足元も広く、足を伸ばしても前席に当たらない。

曲げた膝が前席にぶつかっているLCCとは雲泥の差だ。

席に着くと、担当のCAが挨拶にきてくれる。

フルリクライニングで新作の映画を見て、まったりと過ごす。

食事は、14:30発の便だったので、フルーツと生チョコクッキー付きの軽食。

コーヒーはANAオリジナルコーヒー。

と 至れり尽くせり。

残念だったのは、飛行時間が短いため、新作映画「バットマン」を半分しか観ることができなかったこと。

降機も優先なので、すんなり地下鉄に乗って街なかへ。

空港から宿泊予定の中洲川端まで、地下鉄で10分とアクセス抜群。

ホテルに荷物をおいたあと、シャワーを浴びて、中洲屋台へくりだす。

ラーメン、焼きラーメン、串と悩むが、屋台『司』で、ここにしかないとうたっていた辛子明太の天ぷらをうっかり頼んでしまった。美味だったが、持病の痛風がかなり心配。しかもビールまで飲んでしまった。
どうも『限定』に負けてしまう。

ホテルに戻ったあと、小腹がすいたので『博多で一番行列のできるラーメン屋』とあった『博多一双』に少々並んで、硬さ普通のラーメンを注文。細麺の長浜ラーメンだが、個人的には麺はもうちょっと柔らかい方が良かったかな。

博多一双のラーメン
博多一双

翌朝、良い店があれば朝食をと思いながら、櫛田神社に向かう。

お参りをしたら、ここまできたのだから太宰府天満宮もと思い直し、西鉄天神から太宰府へ。急行列車の名前は『旅人(タビト)』。

太宰府天満宮

学業成就のお祈りをし、頭が良くなり、病気が治ると言われている牛の像を撫で、梅ヶ枝餅と冷たい麦茶で休憩。

隈研吾氏設計で有名なスターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店で、記念にFUKUOKAのスターバックスカードを購入すると、気の利いた店員さんが笑顔で、「どこから、いらしたんですか?」と太宰府天満宮表参道店のスタンプを押してくれた。

博多に戻り、JR博多駅の『笑楽』で、店員さんイチオシの醤油味のもつ鍋ランチ。ご飯も食べたかったが、博多で食べておきたいものはまだまだあるので、〆の麺だけにしておく。もつ鍋セットは地方発送できるようで、隣で食べていた女性は、お土産用に注文していた。

もつ鍋ランチ(醤油)

2日目の夜は、昭和通りにポツンと出ていた天神屋台『ともちゃん』へ。

開店間際に行くがもう満席、一人だったので隅の丸椅子に座らせてもらって食べることができた。

牛すじ串とお店自慢の牛サガリ、そして〆にラーメン。

個人的には、今回の旅のナンバーワンかな。

天神屋台 ともちゃん
ともちゃんのラーメン

焼きラーメンも食べたいと思い、中洲屋台まで歩くが、お腹も一杯で食べれそうになかったため断念。『孤独のグルメ』のようには食べられないものだ。

ホテルに帰って、明日に備えて早めに就寝。

最終日は、ホテルをチェックアウトし、まっすぐ空港へ。

お土産を少し買い、空港内を散策したあと、隈研吾氏監修で2019年にオープンした福岡空港のラウンジを満喫。伝統的日本美がもたらす成熟した佇まいと洗練されたデザインが生み出す新しいキラメキの融合により生まれたラウンジで、降り立つ飛行機を眺めながら、買ってきた博多華味鳥監修のチキンカツサンドを頬張った。これも美味。

復路の飛行機は、往路と同じく787。

10:00出発で、食事は朝食メニュー。

ゆっくりくつろぎ、映画『バットマン』の続きを観るが、最前列だったため離着陸時には映画が見れず、最後のクライマックスは、時間がなくなり観ることができなくなってしまった。

反省:最前列は、避けたほうが無難。

今回は、建築家・隈研吾氏監修で
2017年にオープンした新千歳空港のラウンジに続き、2019年にオープンした福岡空港のラウンジを満喫し、さらに2011年設計のスターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店に立ち寄ることができた。

SFC修行ではあったが、福岡に2泊したおかげで、中洲屋台も天神屋台も堪能し、モツ鍋に舌鼓をうち、太宰府天満宮で、梅ヶ枝餅を食し、ラウンジとプレミアムシートを堪能する贅沢旅行だった。

旅に出ると、地元のうまいものを食べるのが楽しい。

中洲屋台「司」・・辛子明太天ぷら
天神屋台「ともちゃん」・・牛サガリ、ラーメン
「博多一双」・・ラーメン
「笑楽」・・もつ鍋   などなど

福岡空港は街中にあり、地下鉄空港線で博多の街までほんの数分と利便性は抜群。
また訪れたい街だ。

プラチナステータスまで、あと19,580PP

MUFG PLATINUM AMERICAN EXPRESS Card

三菱UFJで発行している AMEX PLATINUM カードは,オーソドックスな一般カード以外に、大学や航空会社と提携した複数のカードが存在します。

オーソドックスな一般カード
三菱UFJ プラチナ アメリカンエクスプレス カード

このカードはなかなかコスパの良いカードで、プラチナカードの中では、年会費22,000円とかなり安いのにサービスはしっかりしています。

プライオリティパス目当てのサブカードとして、10年ほど所有していますが、プライオリティパスを含め、結構世話になっています。

コンシェルジュサービス ラスベガスのホテルベラッジオでシルク・ドゥ・ソレイユ ”O” の中央席を確保してもらった。

海外旅行保険 ケアンズでは、腸炎で病院にかかり、カード提示だけで請求なく診察してもらえた。

プライオリティパスの発行 家族カード全員分のプライオリティパスを発行してもらえる。

など、かなり優秀なカードだと思います。
弱点は、マイレージへの交換率が低いこと。
JALマイルへの交換は1ポイント2マイルです。

マイレージプログラムに参加すれば、1ポイント8マイルでの交換が可能になりますが、マイレージプログラム参加費が年間3,300円かかるうえに、交換手数料が6,600円かかります。

しかも上限が設定されています。
なので、普段はポンタポイントに交換し、ローソンでお試し券との引き換えに活用しています。

航空会社との提携は、大韓航空、キャセイパシフィック航空、ルフトハンザ航空、日本航空です。

それぞれに特徴がありますが、付帯保険やサービスなどは、ほぼオーソドックスな一般カードと一緒です。

それぞれのカードの特徴

大韓航空 SKYPASS カード

年会費 22.000円(税込) 家族会員1名無料、2人目より1人につき3,300円。

スカイパスのマイルが直接貯まるカード。

スカイパスは、マイルの有効期限10年と長く、じっくり貯めることができる。

カードの入会でボーナスマイル 5,000マイル。

カード利用 100円につき 1マイル、年間100万円以上の利用で、1,000マイル。

と、なかなか条件はいいが、日本ー韓国間の特典航空券必要マイル数が多いのがデメリット。

キャセイパシフィック航空 ASIA MILES カード

年会費 27,500円(税込) 値段は若干高くなるが、マイル積算率が高いカード。

カードの入会でボーナスマイル 10,000マイル。

カード利用 国内100円につき 1.5マイル  海外100円につき 2マイル

カード利用ごとにマイルが貯まり、18ヶ月間有効期限が延長されるため実質無期限で貯めることができる。

キャセイパシフィックのマルコポーロクラブのグリーン会員費(US$100)減免。JALやSKYPASSなどの提携航空会社のマイルとの交換も可。

ルフトハンザ航空 Miles&More カード

年会費 30,800円(税込) Miles&More のマイルが直接貯まるカード。

キャセイパシフィックよりさらに年会費が上がり、家族会員も1人目から3,300円かかってくる。

カード利用 国内100円につき 1マイル  海外100円につき 1.5マイル

カード利用ごとにマイルが貯まり、36ヶ月間有効期限が延長されるため実質無期限で貯めることができる。

ルフトハンザ航空の上級会員になれば年会費の割引がある。

ルフトハンザ航空は、日本ーヨーロッパのビジネスクラスをエコノミー並みのマイルで交換することができるキャンペーンを不定期に実施している。

日本航空 JAL PLATINUM AMEX カード

年会費 34,100円(税込) 家族会員17,050円(税込) と高額になってしまうので、ここでは割愛します。

この中で、個人的なおすすめは,Miles&More ルフトハンザ航空との提携カードです。ルフトハンザ航空は、スターアライアンスでANAとのマイル積算の互換があります。

キャンペーンも頻繁に開催されており、ビジネスクラスでのヨーロッパ往復がエコノミークラスのマイル並みで交換できることで夢があります。

憧れのルフトハンザ航空のカードで、マイルの有効期限が無期限になりじっくり貯めることができます。

このたび、世界一周のためマイルへの移行を中心に考え、

Miles & More MUFG CARD Platinum American Express Card に移行しました。

ライフスタイルにあったカードを選択できるというのは、素晴らしいと思います。

プライオリティ・パス

世界148ヵ国、600を超える都市にある、1300ヵ所以上のラウンジを利用することができる魅惑のカードです。

日本国内で利用できる場所(2022.7 プライオリティ・パスアプリより)

羽田空港 第3ターミナル ANA Lounge 国際線出発時

成田空港 第1ターミナル IASS Exective Lounge 国内線出発・到着・乗継時

              ANA Lounge 国際線出発時

              KAL Business Class Lounge 
国際線出発時(出入国審査通過後)

     第2ターミナル IASS Exective Lounge 国内線出発・到着・乗継時

中部空港 第1ターミナル Centrair Global Lounge 国際線出発時

              KAL Lounge 国際線出発時(出入国審査通過後)

              UMIZEN SORAZEN(海膳空膳) 
レストラン3400円相当のセットメニュー

     ターミナル    Ethan Stowell Pizza & Pasta 
レストラン3400円相当のセットメニュー

福岡空港 国際線ターミナル KAL Lounge 国際線出発時(出入国審査通過後)

国内線で利用できるのは、赤字の4つだけです。魅力あるのは、中部国際空港のレストランですね。コロナ前までは、関西空港の『ぼてじゅう』もあったと思うのですが…

国内線利用であれば、クレジットカードで利用できるラウンジで十分です。
プライオリティ・パスの魅力は、やはり国際線の利用時ですね。

プライオリティ・パスの年会費

 プライオリティ・パスの会員プランは、
 3つあります。

 スタンダード US$99
   利用時に US$32が必要

 スタンダード・プラス US$299
   年間10回まで無料で利用できる、
    その後に利用は US$32 が必要

 プレステージ US$429
    すべて無料で利用

ちなみに、どの会員プランでも同行者は、US$32 がかかります。
(三井住友カード発行のプライオリティパスはUS$27のようです。)

残念ながら、友人や家族との旅行で全員が持っていなければ、利用機会はかなり減ってしまいます。

高額な年会費を収めるほどの魅力はなくなってしまいます。

プライオリティ・パスを安く持つには

プライオリティ・パスをできるだけ安価に手に入れるには、プライオリティ・パス付帯のクレジットカードを持つのが一番です。

プライオリティ・パス付帯のクレジットカード

楽天プレミアムカード  年会費 11,000円 ですが、

家族カードにも付帯してもらえる
MUFG プラチナカード   年会費 22,000円

が、夫婦で持つには最安値だと思います。さらに、家族カードを追加すれば、追加のカードにもプライオリティ・パスをつけてもらうことができます。
3,300円の家族カード料金で、US$429のプライオリティ・パスがついてくるのです。

家族カードにもプライオリティ・パスを発行してもらえるクレジットカードは他にもありますが、総じて高額になります。MUFG プラチナカードのコスパは最高です。

プライオリティ・パスを使ってみて

2010年に、楽天プレミアムカードを取得し、プライオリティ・パスを持ち始めました。

一人旅は、できるだけ節約して安宿に泊まるので、ラウンジでは心身を休めたり、美味しいものを食べたり、アルコールを飲ませてもらったりしました。クアラルンプールでは乗継便が早朝だったため、仮眠にも使わせてもらいました。ドラゴンフルーツを丸ごと皮を剥いて食べたのもラウンジでした。一人旅には最高の場所です。

2013年には、家族にもプライオリティ・パスの特典を受けてもらうためにMUFG プラチナカードに乗り換えましたが、家族旅行では、子どもも一緒なので、使う機会はほとんどありませんでした。搭乗前に買い物ついでに、ひとりで10分ほど利用してくるくらいです。ラウンジ好きなので、少しだけでも覗きに行ってました。

2021年以降、子どもが成人したのを機に、家族カードを追加し、家族全員プライオリティ・パス保持者になりました。しかし、子どもが大きくなると、家族で出かけて一緒に利用することはありません。少々残念ですが、子どもたちもひとり旅で活用しているようで、取得した甲斐があったというものです。

最近はコロナ禍で、使う機会はありません。海外に出ることはあっても閉鎖されていて使えないことが多く、宝の持ち腐れでしたが、徐々に回復してきたようです。

このたび、さまざまな理由からクレジットカードの乗り換えを検討しましたが、次のカード選定条件に『プライオリティ・パスがついてくること』は、外せない条件でした。

検討を重ねた結果、

ANA VISA PLATINUM PREMIUM Card に切り替え、今も家族全員プライオリティ・パスを保持しています。切り替えた経緯は、始動 SFC修行 をご覧ください。

クレジットカードを切り替えてわかったことは、同じプライオリティ・パスでも、発行するクレジットカード会社によって微妙に違っていることです。

AMEX発行のプライオリティ・パスでは、レストラン利用ができないことが発表されていましたが、プライオリティ・パスの有効期限もクレジットカード会社によって違うようです。券面もほんの少し違っています。

左 三井住友カード発行         右 三菱UFJカード発行

三井住友カード発行のプライオリティ・パスは、4月から翌々年の3月までがワンクールで申請時期に関わらず、同じEXPIRY DATE になっています。

三菱UFJカード発行のプライオリティ・パスは、申請月から二年間の有効期限のようです。

とても便利そうなプライオリティ・パスの電子カードも日本で発行しているカード付帯のプライオリティ・パスでは、使えないものがほとんどですが、アメプラなどは使えるようです。

使ったことはないですが、ラウンジ利用以外にも
世界各地の空港でショッピングや飲食、スパなどのサービスに800以上のお得なオファーを利用できるようです。

アキレス腱断裂日記

5月下旬 ある日

アキレス腱を切った。30、40代を通り越し、もう大丈夫とたかを括っていたのに。しかもバスケットボールをしていて切った。選手に混ざり、パスをもらうために動こうとした瞬間、バキッとかなり大きい音がして体制が崩れ、立ち上がれなかった。前にいた選手に「後ろに誰かいるか?」と聞くと「いいえ」と言われ、アキレス腱を切ったと確信した。左足に誰かがぶつかったような衝撃があった。58にもなり、バスケットでアキレス腱を切ったなんて恥ずかしくてしょうがない。自転車で帰ろうとしたが、うまく立ち上がれず、同僚に送ってもらうことになった。しかも自転車は違う同僚が家まで運んでくれた。夜間診療に行ってもどうせ遠いし、簡単な診察だけで、また出直さないといけないだろうと思い、明日まで待つことにした。腫れもあまりなかったようなので、テーピングと包帯で足首を曲げないように固定して冷やしながら。

1日目

朝8:30受付開始の近所の整形外科に、少し早めに8:00に着くように自転車のサドルを息子に下げてもらい、汗をかきながら自転車に乗れない小さい子のように右足だけで漕いでいった。病院に入ると、「夜間診療の方ですか?」と受付のお姉さんに聞かれた。『なんと夜間診療はここだったのか?そんなことなら昨夜来ておけばよかった。』と思いながら、専門医に診てもらうためには一般診療の方がいいだろうと思い、受付まで待つことにする。予約なしなので一時間半ほど待たされ、レントゲンを撮って、診察してくれた医者が、「明日が足の専門の院長の診察日なので、明日もう一度来てください。100%切れてると思いますので、診察してもらって、手術と入院の相談をしてください。」と言われた。これだったら夜間診療と同じでしょ。しかも「明日の予約はいっぱいなので、予約なしで診てもらうためには、今日のように朝早く来てください。」とのこと。マジですか?シーネで固定し、松葉杖を渡されたので、自転車は置いて帰り、後で息子に取りに来てもらった。昼から車で仕事に出かけ、慣れない松葉杖での立ち仕事や階段の昇り降りで、太ももの付け根の裏が痛みだした。

2日目

「100%バッツリ切れてますね。」「入院は1~2週間、手術した方が早く治るよ。手術は、6月1日だから前日入院。」結構待って、ようやく診察してもらった院長に言われた。その後は、看護師さんと入院の打ち合わせや血液検査、尿検査。家に帰って少し休み、再び車で仕事へ。日を追うごとにきつくなる。早く手術をして欲しいものだ。

3日目

バスケットの大会へ、車で乗りつける。知り合いからどうしたの?と聞かれ「アキレス腱を切りました。」と同じ問答を8回ばかり繰り返した。周りに恥をさんざん晒し、試合には負けた。とりあえずこの土日は少しでも休もう。

4日目

ゆっくり休みたかったが、冷静に考えるとこの後1~2週間空けるだけの用意を月曜だけでは間に合わないと判断し、休日出勤。10時から出かけ15時頃ようやく目処がたった。無理してもやっておいて本当に良かった。

5日目

昨日出勤したおかげで、慌てず仕事を同僚に頼めた。夜10時、「壁で囲まれた狭い部屋だけど、ブルーハワイ片手にしばらくリゾート満喫してきます。あとよろしく。」と退勤。

6日目

保護者の妻を同伴し、病院へ。PCR検査で待たされ、院長説明で待たされ、ようやく病室へ。イャー本当に病院というのは待たされるところだ。病室に入るとすぐに昼食。メインは、豆腐。さすが病院食。そういえば周りを見てもじいさんばあさんばっかりだ。スポーツ整形だったら、もっと力がつくものを食べられたかな。とちょっと後悔。まぁガンガンリハビリさせられるより、ゆっくり休養できた方がいいかな。夜9時からは明日の手術のために絶食。朝一からの手術でなんとなく落ち着かないが、TVerで昔のドラマ『続 最後から二番目の恋』第1話を見つけた。早速、日常を離れて休養っぽいなと思い、楽しむ。

7日目

朝6:30からは水も飲めず。7:30から点滴が始まり、いよいよ手術が近づいてきた。注射で看護師さんを困らせたことがない優良血管なのに、今回は、注射針を刺した後グリグリと血管を弄られ、腫れてきたので、刺し直し。なんだか嫌な気分だ。全身麻酔と腰椎麻酔、左足の神経ブロックの3段階なので、筋弛緩で漏らしたら嫌だなと思い、朝一でうんこにも行っておく。9:30手術で、手術帽をかぶって松葉杖をついて、いざ手術室へ。不覚にも手術台に横になったところまでしか意識が残っていない。気がついたら病室だった。尿に管が挿され下半身は麻酔で動かず。あのあと何があったのか?あまり考えない方が良さそうだ。3時くらいから徐々におチンチンと右足に感覚が戻り始める。そうするとおチンチンに違和感。知らないうちに尿が袋に流れ込んでいく。9時くらいになると左足の神経ブロックも効かなくなり、痛みがで始める。今回は素直に座薬をもらい自分で挿した。寝ようと思うとおチンチンの感覚がかなり戻ってきたと見えて、常におしっこがでているようで落ち着いて寝られない。車椅子を使えば、自分でトイレに行けるからと看護師さんに外して欲しいと頼むが、「自分では動けるつもりでいても、麻酔が残っていると危険なんです。」と拒否される。仕方なくおしっこちびりながら寝ることにするが、人間慣れるもので、ちびりながらも結構ちゃんと寝れた。むしろ外してから漏らさないか心配だ。

8日目

朝一で、尿の管を外してもらう。外す前に、ちびらないようにだと思うが、注射器を管につけて膀胱の中の尿を吸われる。無理矢理だされるおしっこの感覚は、なんとも語れない。そして管を抜かれるときの違和感。抜いてもらってちょっとほっとしたが、なんだかおしっこがでそうな変な感じが残っている。「なんかおしこっがでそうな感じなんですが、気のせいですか?」と聞くと、車椅子を用意してくれて、自分でトイレに行けた。洋式便所に座っておしっこをするが、少しの尿と空気が漏れてきた。「おー、おチンチンからおならだ」などとくだらないこと考えながら、一応ウンコも踏ん張ってみた。こっちからも空気が漏れた。まさか、麻酔で眠っている間に注射器でうんこも抜かれていたのか?

食事の30分前に廊下にボックスに入った食事が運ばれ、看護師さん達が、おしゃべりしながら配膳の準備をする。廊下から「親知らず3本同時に抜くなら全身麻酔って言われたんどよね。さすがに3本同時はね。でも、全身麻酔はしてみたいなぁ。」「手術はおっかないから嫌だけど、軽いので全身麻酔してみたいね。」などと聞こえてくる。昨日、全身麻酔したんですけど。この看護師さん達は、羨ましいと思ってみていたのか?経験者としてはどんなものか教えてあげたい気分だ。寝ている間にうんこを抜かれたのではないかという恐怖と引き換えに、夢も時間の経過も感じない全く無の世界を体感できる。

左足はつけないが、車椅子は松葉杖に比べずっと動きやすい。昔取った杵柄(両足首靭帯縫合時に、しばらく足として利用していた)もあり、狭いとこところも自在に操ることができる。あまりうろちょろすると、看護師さんに台車を見つけた小学生みたいに遊んでいると思われるので、できるだけおとなしくする。しかし、談話室だけは見ておかねばと思いなおし、車椅子に飛び乗り(実際には、両腕プルプル震えながら片足で立ち上がり、バランスをとってお尻を車椅子になんとか移動させる)、軽快にエレベーターの3階のボタンを押す。3階にでて驚いた。4階で過ごしていると、じいさんばあさんばかり、と思っていたが、この3階はもう一世代上だった。これはこの病院の病院食は期待できそうもないと痛感。院長回診の前に婦長さん(他の看護師さんから婦長さんと呼ばれているが、男の人だ。本当は看護師長なんだと思うのだが、昔の名残で婦長さんなのか、見かけは男だがオネエなので婦長さんなのか、確かに所作が若干オネエっぽい気がする)が、ギプスの傷口部分を消毒できるようにカットしにきた。不思議なドリルでギプスは切れても肌はきれないらしい。そうは言われても都合よく肌はきれないなんて納得しがたく、上手く切るから怖がるなと言っているのかと勘ぐりたくなる。アキレス腱周辺なので、うつ伏せになり、切っているところが見えなかったのが不幸中の幸いだった。程なく窓が空いたようで、院長がそこから傷口を確認し、消毒してくれた。

TVerで『続 最後から二番目の恋』第2話を見ようとすると、2話だけない。中井貴一と小泉今日子のやりとりが絶妙で、気分を楽しくさせてくれる素敵なドラマなのだが。3話から6話はあるのに。どうやら2話だけはお金を払わないと見れないようだ。ありきたりのせこい商法に負けたくないので、アマゾンプライムビデオに切り替え、トム・クルーズの「ザ・エージェント」を鑑賞。ベッドは今どき手動のリクライニングだが、ベッドの上でお尻を軸にブレイクダンサーのようにくるっと回転し、足元のレバーを回せば、自由に背もたれの角度を変えられる。左足だけちょっと高くなったオットマンもある。部屋着の肩を濡らしながらも、洗面所で洗髪もでき、徐々にリゾートに近づいていく。インターネットと本と映画。映画は2本目に突入し、なんとなく強くなれそうな『女王 トミュリス』を鑑賞。

9日目

6時起床。体温・血圧を測り、血液検査。少し微睡、8時には、米飯で塩分少なめの部屋食。院長回診のあと昼食に火傷しないように配慮されたちょっとだけ暖かいミートスパゲティ。読書に飽きた頃、スタッフの人がゴムボールとゴムバンドを持ってきてくれて、軽くリハビリという名のスポーツ。ふっと棚の上を見上げると紙おむつ4枚とおむつシートのセットが。誰か間違えて置いてますよっと言うと「これは、手術代に含まれていて、セットでお買い上げになったものです。持って帰って使ってください。」必要だったら使ってからお金を取ればいいじゃん。えっなんで最初からセットになっているの。それって成田空港までの飛行機とったら成田エクスプレス代も含まれているようなものじゃないか。お節介すぎるでしょ。

院長回診で傷口のガーゼを取ったので、シャワーを浴びてもいいとのこと。ただし、介護付きで。売店で足のギプスの周りにつけるビニールを買っておくように言われる。「えーそれこそつけておいてよ」と言いたい。昼すぎに「風呂行くよ」と言われ、替えのパンツに部屋着、そして買ったばかりの足のビニールのカバーを持って、車椅子に乗って連れて行ってもらう。風呂の外で少し待ったのち、中の看護師に引き渡される。アラフォーの看護師だったので、気持ちは少々楽だったが、上着を脱がされ、片足で立ってと言われ立ち上がるといきなりズボンと一緒にパンツもずり下げられた。なかなかパンツを人に脱がされることはないので、ドキッとしたが、そんな素振りを見せるわけにもいかず、平静を装う。大事なところにバサッとタオルをかけられ、車椅子でそのまま浴室へ。「自分で洗える?」と聞かれ、素早く頷いたが、点滴のために左手をビニール袋で包まれていたので、両手を広げて、殿様のように洗って貰えばよかった。とちょっと後悔。ワンハンドで頭と体を洗い、手すりに素早くタオルを巻き付け、片手でタオルを絞る。我ながらなんてできる奴だ。と感心。体を拭き終え、外で待つ看護師に「終わりました。」と言うと、タオルを敷いた車椅子で迎えにきてくれた。変にコソコソ前を隠すのも肝っ玉が小さいみたいで、堂々としているふりをしながらさりげなくタオルを前に置く。忘れてしまっているけど、両足首の靭帯を縫合したときもきっとこんなシチュエーションがあったはずだ。しかも、もっと若い時に。「一人で部屋に帰れるね」と言って渡されたビニール袋の中には、濡れた足のビニールカバーと着替えたパンツが放り込まれていた。いつの間に人が履いていたパンツを袋に入れたんだ。部屋に戻って、そそっとビニールカバーの水滴を拭き取り、ハンガーで吊るす。人が履いていたパンツを入れるより、ビニールカバーを拭いて欲しかったなぁと思うのは間違いか?

10日目

9時就寝、6時起床の生活にも慣れてきた。9時からぐっすり眠り、6時前に起床、体温を測る。

今日の朝食は、ビニール袋に食パン2枚入って、いちごジャム付き。スクランブルエッグやサラダはあったものの、焼かない食パンにジャムをつけて食べるのは小学校の給食以来か。流行りの塩パンとかクロワッサンにならないものか、せめて小学生が、『今日のメニュー』を見てガッツポーズを見せるコッペパンでもよかったのだが。気を取り直してリクライニングを上げて(前述したように身体を反転させ、足元のレバーに手を伸ばし、必死でぐるぐる回すのだが)、アマゾンミュージックで『お勧めサマージャズ(副題:たとえばビーチやプールサイドで、きらめくピアノと波のようなギター、ラテンのリズムで極上のサマージャズ‥)』をチョイスし、しばし微睡む。お気に入りのスタン•ゲッツ『鵞鳥のサンバ』が流れてきたところで、「抗生剤の点滴に来ました。足痛くないですか?」と看護師さんの声が。気分を変えて点滴中ならと、今度は、『あなたにおすすめの『wolfmother』』をイヤフォンからシャンシャンと音が漏れて迷惑にならないように、ボリュームを絞ってかける。

薄汚れた灰色の無機質な壁に囲まれ、僕のベッドからは、隣のビルに狭間れた窓から差し込む光だけが見えた。ベッドの横のどこにでもある安っぽい棚から、文庫にしては少々厚手で持ち運びに不便そうな村上春樹の『遠い太鼓』を手に取って開いた。”誰だって年は取る。それは仕方のないことだ。僕が怖かったのは、あるひとつの時期に達成されるべき何かが達成されないままに終わってしまうことだった。それは仕方のないことではない。 それも、僕が外国に出ようと思った理由のひとつだった。日本にいると、日常にかまけているうちに、だらだらとメリハリなく歳を取ってしまいそうな気がした。そしてそうしているうちに何かが失われてしまいそうに思えた。僕は、言うなれば、本当にありありした、手応えのある生の時間を自分の手の中に欲しかったし、それは日本にいては果たしえないことであるように感じたのだ。”この長い文章が、僕の頭の中をメリーゴーランドのようにぐるぐると回り、お経を書き込んだ芳一の身体ように僕の脳みそに貼りついていった。確かにだらだらと歳をとった。病室の外から、若い看護師たちの無邪気な笑い声が聞こえてくる。僕が20年来愛用している、タグホイヤーの長短の刀剣のような針が、もうすぐ正午になろうとしていた。僕は自然に車椅子に座り、トイレに向かっていた。食事の前にトイレを済ませておこうと。

今日は土曜日で、外来患者はいないので、エレベーターで1階まで小冒険に出かける。暖かいコーヒーとCokeOnが使える自販機を見つけ、久しぶりに暖かいカフェモカを飲んだ。なぜかひとりだけ待合室に座っているおばさんがいて、「3階に母が入院しているだけど、この携帯電話が音が鳴るようにできなくて困っているんです。ちょっと見てもらえませんか。」と声をかけられた。おいおい、コロナ禍で身内とも面会できないのに、こんなとこで知らないおばさんと面会している場合じゃない。と思いながらも断れず、古い二つ折りの携帯電話をいろいろいじってみるが、音が鳴るようにできず、謝まりながら「病院に電話して、3階に回してもらったほうがいいですよ。」と言ってエレベーターに乗る。大体、病室でなっても電話に出れないし、周りの人が迷惑するだけだろうに。

ベッドに戻って、暇なのでリハビリの先生が置いていったゴムバンドで、右足の筋トレ。5~6回屈伸を繰り返したところで、いきなりブチッときれた。「ウォーなんですか、これー、びっくりした。めっちゃ危ないやん。」と出川哲郎のように大袈裟なリアクションをしてしまった。このところ、アキレス腱といい、ゴムといいよく切れる。これは厄払いが必要だな。そういえば前厄だったような。

11日目

スクールバスのようなものに乗って移動。一緒にいるのは、知らない人もたくさんいるが、どうやら高校の同級生だ。なぜか、みんな私立〇〇学園みたいなブレザーにワッペンがついたような制服を着ている。並ばされくじを引いて、6、7人の小グループに分かれ小部屋で飲み会。くじ運よく、仲の良い友人3人とあとはよく知らない人だが、向こうは我々のことをよく知っているようだった。楽しく歓談しているうちに尿意をもよおし、部屋を出てトイレに向かうが、見当たらず。裏に置いてあった段ボール箱に放尿していると、知らない人に正面から声をかけられる。 そこで目が覚めた。時間は5時45分。起床時間は6時なので少し早いが、6時なると洗面所に人が溢れ、車椅子ではその後ろにあるトイレに行けなくなってしまう。洗面所の使用規則に『洗面所では、21時から6時の間は、使用と談話は他の患者様に迷惑になりますので控えてください。』とあるからだ。大急ぎで車椅子に乗り、トイレに向かう。洗面所は、廊下の片側に4台の洗面台と1台のシャワー付き洗面台、そして洗濯機が並んでいる。反対側には、男子トイレと女子トイレが一つずつ。男子トイレは、小便器と大便器がセットになった個室で、なんとワンフロアーにひとつだ。通路は狭く洗面台に人がいると、車椅子では通りづらい。気が利いた人で前に寄ってくれれば、なんとか通れるが車椅子や片腕をつったじいさんばあさんなので、そんなことは期待できない。一応、裏側に看護師付き添いの介護付きトイレがふたつある。車椅子利用なので使えなくもないが、ドアの前に看護師に立たれでもしたら落ち着いてできない。となれば、いくら車椅子を自在に操れても、トイレに行くには綿密な計画が必要になる。僕の腸は働きもので、朝食をとるとすぐに働き始める。温泉旅館で朝食ビュッフェをゆっくり楽しんでいると、必ず中座しなければならなくなるほどだ。オーバーワークで、サボることをしないうえ、じっと我慢することもできない。ことは急を要すこともあり、計画性や敏捷性、さらにはBプランを立てておく必要がある。そこで、洗面所が空き、朝食が運ばれてくる間の7時から7時30分の空白の時間に、まずは用を足す。そうすれば朝食後に歯磨きでごった返す時間くらいは、腸も堪えてくれるはずだ。この作戦は功を奏している はずだった。今朝までは・・・。油断した。策士策に溺れるとはこのことか。朝食についてきたパックの牛乳を半分のみ、そこに『開栓後は、冷蔵庫に保管し、早めにお飲みください。』とラベルのついた、棚に置きっぱなしだった開栓後5日ほどたったアイスコーヒーを継ぎ足し、アイスカフェオレにして飲んだ。腸にとっては、モンスターにユンケル足して飲ませたようなものか。俄然、働きだした。洗面所からは、歯磨きしながら世間話しているばあさんたちの声が、響き渡っている。いつまで歯磨きしてんだー。腸よ。少し休んでくれ。休んでいいんだよ。だめか。仕方ないBプランだ。

12日目

昨夜、なんとなく寝付けなかったせいか、6時の起床の音楽で目が覚めた。洗面所からは、すでにばあさんたちの声が聞こえてくる。「この近所に住んでいるですよ。」「へー、5丁先ですか。」と多分、全く必要ないであろう情報のやり取りをしている。今朝の牛乳は、冷たいまま流し込まないように、少し時間をおいてゆっくり飲んだ。おかげで腸は、シーズンオフのリゾートホテルの従業員のような働きをしてくれた。本日も要介護者の風呂の日だ。今日の看護師さんは、服を勝手にひっぺがさず、「じゃぁ、服脱いでここに入れてください。と言われカゴを差し出してくれた。前回のこともあるので、上着を脱ぎ、片足で立ち上がって、ズボンとパンツを一気に脱ぎ、車椅子に座ろうとすると、後ろにいた看護師さんが、まるで餅つきの臼の中で餅をうごかす人みたいに、お尻が車椅子に着く前に素早くタオルを投げ入れた。そして、クスッと笑いながら、「素早いんですね。」これでは、早く風呂に入りたくて、パンツごと一気に脱ぎ捨てる小学生みたいではないか。

昼からは、クラブメッドさながら、専属のトレーナーによる、マッサージと筋トレ、そして平行棒で片足での歩行練習。

13日目

いつもと同じ朝を迎える。午前中暇だったので、専属トレーナーから新しく借りなおしたゴムで筋トレ。ベッドの上で腕立て伏せなんかもしてみる。ゴムをベッドに引っ掛けてトレーニング中に専属トレーナーが顔をだした。なんと、今日は午前中にリハビリだ。単調にならないように変化をつけてくれているのか、ただ単にこの時間が空いていたのか。今日は左足を上げたままでの松葉杖の歩行練習もあった。「上手いね」とお褒めの言葉もいただいた。昼食後にいつものように食後の薬を飲んだが、飲んでいる薬はロキソニンで痛み止めだ。特に痛みももうないので、昼食を下げにきてくれた茶髪の若い看護師さんに「この薬、痛み止めですけど、まだ飲んでいたほうがいいですか?」と聞くと、面倒臭そうな顔で、「飲んでるから痛くないのかもしれないしー、飲んでたほうがいいんじゃないですかー。」だって。別にあなたの個人的な感想を聞いているわけではなく、医者の判断を仰ぎたっかのだが、この手の輩には言っても通じないと思い、諦める。こうやって薬漬けになっていくのか。運よく、しばらくしてから院長回診があったので、薬のことを聞くと、「痛くないなら飲む必要ないですよ。痛い時だけ飲んでください。」と医学的見地からの、適切な判断をいただいた。

入院して1週間経ち、生活に目新しさも無くなってきたので、少し同室の方の話をしておこう。4人部屋の入り口から入って左側に僕の生息地はあるのだが、入り口側右側の方は、右足骨折でかれこれ5週間も入院されている、この道のプロだ。温水洋一氏に眉毛から上がそっくりなので、僕は内緒で『ぬっくん』と呼んでいる。ぬっくんは、GWの初日に足を折ってしまい、職場から顰蹙をかったといっていた。職場の同僚からのプレッシャーを恐れ、入院してから連絡を絶っているそうだ。ぬっくんが、復帰後、同僚たちに受け入れてもらえうことを祈念します。ぬっくんは、先週のレントゲン検査の結果、担当医から「ひっつくまで、まだもう少しかかるね。」と言われショックを受けていた。ぬっくんは、ある夜、寝言で「まゆみ」と言っていたので、見かけによらず愛妻家なんだ、それで早く帰りたかったのか、などと思っていた。だが、次の夜に「あゆみ」。あれっ、聞き間違いかなと思っていると、「あいちゃん」とか「きよみ」「えつこ」果ては、日中にまで隣のベッドから、次々と新しい女の子の名前を呟いているのが聞こえてくる。恐るべし、ぬっくん。とても不可解な隣人だ。

僕の生息側の窓側には、朝はきちんと髭を剃り、食事後はすぐに歯磨きに行き、売店が開く10時に新聞を買いに行くじいさんが、右腕を吊って入っている。入室時に挨拶を交わし、名前交換をしたが、なぜここにいるのか、どんな怪我かは定かではない。僕の入室の翌日、看護師さんに「昨日はよく眠れました?」とありきたりな質問をされ、「いいえ、一昨日までは、寝れていたんだけど、・・・ボソボソ」。こういう質問は日常の挨拶みたいなもので、真面目な返事を期待しているわけではないんだよ。「ええ、まあ」とかいっておけばいいのに。これでは、僕のいびきのせいで眠れなかったと言わんばかりではないか。「わかった。ちょっと相談してみるね。もう一日様子見てね。」と看護師がいいながらでて行った。

ぬっくんの窓側は空いていたが、昨日29歳の若者が、左足アキレス腱を切って入院してきた。本日手術だ。彼は、やりたくもない職場の朝野球で球を拾いに行こうとして切れたと言っていた。29歳の彼は、球を拾いに行こうとしただけだ。倍も生きている58歳の僕は、パスを受けようとして動いた瞬間だ。勝ったな。

14日目

その事件は、起こるべくして起こった。話せば長い長いロングストーリーだが、一瞬の出来事だった。まだ夜が明けぬ4時のことだ。物音で目が覚めた。斜向かいの若者は、昨日アキレス腱縫合手術を施し、1週間前の僕と同じ経過を辿っている。彼は、朝4時に尿管の違和感を訴え、ナースコールをした。実は、一昨日の夜、就寝前に検温に来た看護師は、僕に「日中は車椅子を自由に使っていると思いますが、夜は危ないので、使えるかどうかのテストをします。就寝時間中に、トイレに行きたくなったら、必ずナースコールしてください。テストに合格したら、就寝時間中も自分でトイレに行っていいですから。」鳥じゃないんだから、少し暗くなったからって何が変わるのかわからない、いちいちナースコールするの面倒くさい。しかも、今までこんなこと言われたこともなく、普通に夜にトイレに行っていたのだから、『この看護師、変なところに厳しいな。今晩だけ我慢しておこう。』と、その夜は、トイレにも行かず、ぐっすり寝て過ごした。なのに昨日の夜、違う夜勤の看護師に同じことを言われた。しかも、去り際に引き返してきて、「テストに合格するまで、勝手に使わないように車椅子を外に出しておきますね。」と、部屋の外に持ち出してしまった。その時の僕の顔は、『ドナドナドーナドーナー、売られていくよー』まるで母牛から離され売られていく子牛のような顔をしていただろう。話は戻るが、もう一日ぐっすり寝て耐えようと思っていたのに、4時に目を覚ましてしまったのだ。斜向かいの若者は、案の定、尿から管を外した後、残尿感があると言ってトイレに連れ出してもらった。僕も就寝前の一杯の水のせいか尿意を催し、ナースコールをした。看護師が見ている前で、運ばれてきた車椅子に乗って、トイレに行った。帰ってくるまでずっと監視されていた。合格だった。晴れて合格し、車椅子が再び充てがわれたのだが、車椅子が代わってしまっていたのだ。6日ほど愛用してきた車椅子が代わってしまったのだ。まるで、小さい子が、母親に手を繋がれてデパートにいき、おもちゃに気を引かれ、ちょと手を離したが、迷子になってはだめだと思い慌てて手を握って見上げると違う人だったみたいな。察するに、斜向かいの青年にMy車椅子が使われてしまったのだ。コロナ禍の中、ベッドはあれだけ消毒してから、次の人が使っているのに車椅子はいいのか。まぁ、分別のある大人なので、車椅子が代わったくらい、さらっと流してしまえるので全く問題ないのだが。

15日目

入院してから10日目。院長回診時に退院の日取りについて聞いてみる。術後2週間で抜糸し、歩けるギプスに替えてから、とのこと。水曜手術だったので、来週水曜の午前中に帰れるかと聞くと、「無理だね!その後の歩行練習後だから木か金だね。」やっぱり整形の退院は伸びる。予想していたよりもずいぶんかかりそうだ。さすがに10日も経つとずいぶん飽きてきた。リゾートでも同じところにいたら飽きるし、ちょっと観光にでも行きたい気分だ。せめて日光を浴びたい。昼過ぎに掃除のおばさんがわずかな時間だが、カーテンを開けてくれた。僕の生息地までは、太陽は届いてくれないが、ベッドを仕切るカーテン越しに部屋の中が柔らかく明るくなった。気分転換に売店に行ってみた。徐々に気温も上がり、『新しいアイス入りました。』と書いてあった売店の看板を思い出したのだ。アイスクリームケースの中を覗いてみると、カップアイスは、かき氷しか置いていない。さすがにかき氷を食べるほど暑くはないし、棒のアイスを病室に持ち帰って食べるのは、ちょっと厄介だ。だからと言って売店の前で食べるわけにもいかず、目線を変えて隣のケースに入っていた『おいしい低糖質プリン』を買った。この商品名からすると、元来低糖質のプリンは美味しくないのだが、このプリンはすごい工夫をしているので、美味しくなっています。と読み取れる。美味しくない低糖質のプリンを食べたことがあるわけではないが、美味しいと謳っている以上味の改善にかなり自信があるのだろう。期待を持ってプラスティックのスプーンで一さじ口に運んだ。低糖質プリンというのはこういうものか。うむ、普通のプリンが食べたい。

16日目

ほぼいつもと同じ生活。6時起床、検温。8時朝食のあと、9時前後に回診。10時にリハビリ。今日の午後は、介護付き風呂に入れる予定だ。一昨日、洗面所で髪を洗い、昨日はウェットティッシュで体を拭いて着替えをしておく。体の臭いというの自分ではわかりにくいが、頭の臭いは案外よくわかる。ギプスしている方の足の指のあいだが気になるので、気をつけてウェットティッシュで拭うようにしている。退院は早くて木曜、遅いと金曜日が当確なので、職場に電話しておかねば。最初に言われた入院期間は1~2週間が、結局術後2週間になりそうだ。まだあと1週間か。ロングバケーションだ。

17日目

土曜日、外来が休みなので、1階のCokeOnの自動販売機までコーヒーを買いに行く。アイスコーヒーかアイスカフェラテか、それともアイスココアか。明日までに自動販売機でCokeOnを利用すると、もう1本もらえるクーポンがもれなくついてくる。こんなことでもないとわざわざ高い自販機を使うこともないので、今までCokeOnを利用したことがなかったが、1本分で2本ならまあ悪くないか。と思いコーヒーを買いにきた。クーポンでは、CHILL OUTを買うつもりだった。入院してから、今まで歩いて貯めた1本無料クーポンで買ったリラクゼーションドリンクと銘打ったCILL OUTが飲んでみるとなかなか美味しかったからだ。値段も張るので、クーポン利用にはもってこいだ。炭酸で爽快感があり、少し懐かしい感じの濃くなく、さっぱりとした飲み味だ。エナジー系の次の戦略のようだが、やるなコカコーラボトラーズという感じだ。僕の今のような状況には、特にマッチしていた。ただ、今回『カフェのようなミルク味』の帯に惹かれてボタンを押したカフェラテでもらった無料クーポンの有効期間が、1ヶ月ほどあったので、次のためにストックしておくことにする。どうやら今まで利用していなかったおかげで、4週にわたり、自動販売機でCOKE Onを1回利用すると、1本無料クーポンがもらえるようだ。今まで利用していなかった人にとっては、お得感があってとてもいいが、使っていた人がなんだか損した気になってしまうのは良くない。使っていた人には、今まで利用していてありがとうキャンペーンなどをすべきだ。

本日、電気設備の点検のため14時から15時半まで停電とのこと。ナースコールを含め、あらゆるものが使えなくなるとのこと。トイレの水も流れなくなるというので、ちょっと早めに13時頃行っておく。何事も先を見た早め早めの行動が大切だ。今回も13時20分頃、「トイレの水が流れない。」という悲痛な叫びが聞こえてきた。どうやら予定よりも早く給水ポンプが止まったようだ。この一時間半を映画でも見て過ごそうと思っていたが、Wi-Fiが切れた。『そうだよな、Wi-Fiも電気いるしな。』と当たり前のことを忘れていた。不覚。14:05、部屋の電気も突然落ちた。仕方ない。寝るかと思うと窓側から寝息が聞こえてきた。やるなまじめじいさん。と思っている矢先、斜向かいの若者が、ガゴン、ガゴンと引き出しを開ける音に続いて、ガサガサ、ブシュッとお菓子の袋を開け、ペットボトルの栓を開ける無神経な大きな音が聞こえてきた。案の定、寝息は止んだが、3分後、ぬっくんの寝息が。強者だ。強制的なお昼寝時間。保育園だな。この後、15:30になっても水だけは復旧せず。トイレも使えないため地獄絵図。看護師が貯めていた水で流してくれるが、こんなに長くなるとは想定していなかったため、貯水も底をついたようだ。浴槽の水で補充していたようだが、17:30になっても未だ復旧せず。今日中に復旧してくれるのか、入院患者は不安は募るらせているようです。現地災害現場からお伝えいたしました。なんて悠長なことは言ってられない。大丈夫か?18:18、一応トイレが復旧したとの連絡あり。しかし、洗面所の水もまだ不安定で、出が悪いので、看護師が歯磨き用にコップに水を汲んで、みんなに配っていた。そんな中、斜向かいの若者は、洗面所に行って看護師に「洗濯機使っていいですか?」えっと耳を疑ったが、看護師も「ええ、いいですよ。」さらに耳を疑った。しばらくして、違う看護師が来て「えっ、洗濯機使っちゃったんだ。まだ水が不安定だし、でももう動かしてしまったんだもんね。もう止められないね。」そうでしょう。この状況下では。水を節約しながら洗面している人の横で、洗濯機がゴーゴーと音を立てて回っていた。このまま水が完全復旧してくれることを祈るばかりだ。

18日目

日曜日なので、回診もリハビリもなく、かなり時間を持て余す。スマホを見過ぎると首が疲れて、頭が重くなるし、時々は横になって左足を上げてむくみを取る。昨日のCoke On 1本無料チケットでCHILL OUT を買って、『遠い太鼓』を読みながら飲む。アミノ酸の一種でリラックス効果があるというGABAが含まれているらしい。チョコレートの商品名にもあったような。血圧を下げる効果もあるようだ。血圧といえば、入院時、少々高めで気になっていたが、3日目くらいから計らなくなったので、どれくらいかわからない。

病院の隣の建築工事も日曜は休みで静かでいい。娘から送られてきたウィーンの写真の青い空を眺め、しばらく空を眺めていないなと考えながら、洗面所に歯磨きに行くと鏡に写っている僕の顔は結構黒い。しばらく太陽を浴びていないのだけど。

19日目

今日で2週間目だ。当初、入院は長くてもここまでだと思っていたんだが。斜向かいの青年は、入院時には、1週間で退院すると言っていたが、思ったより痛いし、家は2階でこのままでは生活も大変だし、もう少し入院させて欲しいと言って延長してもらっていた。その時の院長の言葉では、「階段を昇降するには3週間だね。」今までの話をまとめて正確にいうと、「術後1週間で、無理してでも退院するならできないことはない。ただし、術後2週間したら抜糸し、松葉杖で歩行する用のギプスに変えるから、ある程度歩行訓練をしておけば、生活に支障ないようにしてから退院できるよ。まあ、入院後3週間見ておけば大丈夫だよ。それまでは、不便を覚悟で退院することは可能だよ。」

週に2回の介護浴の日。シャワーで体を洗うだけだが、とても気持ちがいい。湯船に浸かれたらどんなにいいだろうか。膝下までのギプスだが、ふくらはぎのところに指が4本入るようになってしまった。たった2週間でこんなに細くなるのか。手術の翌日にギプスに窓を開けて、1回消毒されたっきり、蓋されたままになっているが、傷口はどうなっているのか。いよいよ明日は抜糸だ。痛くないか少々心配ではあるが。

20日目

午前中リハビリ、午後から抜糸。糸をひっぱられるので、ちょっと痛いなというくらい。4~5箇所、糸を切られらたようだ。あとで看護師が来て、「16日か17日かどちらか都合いい方で退院してもいいよ。」と言われたので、迎えの確認をし、16日(木)の午前中でお願いする。合わせて退院証明書を依頼しておく。ようやく目処がたった。明日新しいギプスがついてから、歩行の確認後に職場には連絡しておこう。なんせ職場では、階段で3階まで昇り降りしないといけないので、足がどんな状態になっているか、若干心配だ。退院決まったお祝いに売店に行ってポテチとコーヒーを買って、007の「No time To die」を観ながら食べる。残り少ないバケーションを少しでも満喫しなければ。

21日目

朝食後、婦長さんが病室に来て、例のドリルでギプスを切断する。ギプスの両サイドを切断し、前後に外す算段のようだ。今回は、目の前で切断されるためよく見える。音に加え、視覚がつくと恐怖度は100倍だ。歯は鋼で、皮膚だけ大丈夫などとは思えない。持ち上げながらカットしているし、少し痛い場所があった。ギプスの下に厚めに巻いてあるクッション材のおかげで、「皮膚まで簡単には届かないよ」ということではないかと思う。前後に切断されたギプスの前側に左右のくるぶしが両方とも入っている。よって、後ろ側のギプスは簡単に外れたが、前側のギプスはくるぶしが邪魔をしてなかなか外れない。男の婦長さんは、それを力づくで外そうとする。かなり痛い。ようやく無理と気づきくるぶしが当たるところを左右少しずつカットする。どうせ切るならもっと大胆にカットしてくれればいいのに。案の定、それでもまだ外れない。ムキになった婦長さんは、更に力づくでギプスを広げようとする。そして引っ張る。なんとギプスの一番狭いところに、アキレス腱が挟まった。流石にこれは呻いてしまったが、婦長さんはさらに力を加え、ギプスは外れた。ギプスが広がったというより、僕の足が凹まされて外れたんだと思う。久しぶりに解放され、タライで洗ってもらった足は、かなり細くなっていた。とてもおじいさんぽっい。そのあとで詰所に連れて行かれ、ストレッチに座らされたが、9人ほどの看護師に取り囲まれる。こんなに看護師いたんだ。このあと院長がギプスを巻くだけなのにそんなに珍しいのか。上野のパンダの心境だ。昔、耳鼻咽喉科で担当医が、「これが鼻中隔湾曲症だ。」と言ってそばに並んでいる6人のインターンに順番に鼻の中を見せられた時のことを思い出した。院長は結構強めにギプスを巻き、ギプスが固まる前に、さらにアキレス腱あたりを左右から押して密着度を増した。かなり窮屈だが、再断裂を防ぐためというので仕方ない。これで50%の荷重がオッケーになるようだ。明日の退院が確定した。あとは、午後からのリハビリでどれくらい動けるかを確かめて、職場に連絡するか。午後からリハビリで松葉杖を使った歩行練習。左足の裏にゴムの板が取り付けてあるので、結構歩きにくい。ちょうど真ん中あたりについているので、なんのためのゴム板なのかよくわからないが。膝を曲げていないと歩けないので、膝を曲げたままにしておくためか。膝を伸ばすとアキレス腱が伸びるらしいので、きっとそうだと思われる。歩くときに足にカバーをできないので、逆にベッドで汚れないようにカバーが必要になった。階段の昇降は結構きついが仕方ないな。次の診察は7月1日に決まる。かなり日数が開くが、そのときにはギプスが外れ、装具になる予定だ。今晩一晩、最後の夜だ。なんの映画を観るかな。

22日目 退院、そしてその後

午前中、保護者の妻に迎えに来てもらい無事退院。家で少し休憩し、妻に買っておいてもらったお礼の菓子箱を携えて、午後から仕事に出かける。松葉杖で荷物を持てないので、ショルダーバッグを背負っていく。さすがに階段の昇降はきつく、足はむくみ痛みが出てくる。仕方なく、そのまま仕事を続けていると徐々に痛みにも慣れてくるものだ。

担当の院長はかなり忙しく、退院後2週間を超えて、やっと初の診察を受ける。この日、ギプスを外してもらい、いきなり何もなしになった。装具をつけるのだと思っていたが、ギプスを外して、「じゃあ、いいですよ。」となった。リハビリで少し歩く練習をしたが、何も守ってくれるものがないというのは恐ろしい。まるで、助さん角さんを失った水戸黄門のようだ。さすがに松葉杖のうっかり八兵衛だけでは心許ない。しかも、足首はガチガチでアキレス腱のあたりはかなり硬くなっている。そして全体に浮腫んでいる。少し歩くとかなり痛みが出てくる。これはきつい。ヘッドギアなしでボクシングしているみたいなものでかなり怖い。万一、滑ったり、つまづいたり、踏み外したり、後ろから自転車にぶつかられたりすると再断裂するのではないか。そして痛みも結構ある。周りからは、再断裂した人の話を散々聞かされる。治りかけで調子こいて酒を飲んで滑って再断裂した先輩は、「いやー、再断裂は痛かったなぁ。繋いだところを引きちぎられるんだからなぁ。」としみじみと語ってくれる。

2週間ほど痛みに耐えながら、アキレス腱をもみほぐし、足首のむくみをとりながら、日々ストレッチと歩く練習をする。左足に荷重をかけられるようになると、松葉杖なしでも歩けるようになり、松葉杖が邪魔になってきた。荷物は持てないし、早く手放したいと思い、退院後2回目の通院で担当医に「松葉杖返してもいいですか?」と聞くと「歩けるならいいよ。」と言っていただき、早速その日に松葉杖を返却。病院からの帰りは、気をつけて、一歩ずつ踏みしめながらゆっくり歩いた。そして後悔した。少し歩くと痛みがどんどんひどくなってきたが、荷重を左足から逃すことができない。松葉杖返さなければよかった。

外の世界は危険に溢れている。道にはそこらじゅうに段差があり、地面から目が離せない。そのうえ、スマホを見ながら歩いてくる人や話をしながら並んで歩いて前を見ていない高校生を避けなければならない。歩道を後ろからすっ飛ばしてくる自転車もある。そして、身を守ってくれる青信号は異常に短い。たった数百メートルの帰路は、ガンバに負けない大冒険だった。

街中を足を引きずりノロノロ歩くさまは、さながらウォーキングデッドのウォーカーのようだ。これからは、リックやダリルに頭を撃ち抜かれないよう充分に気をつけながら、歩行訓練していかなければならない。

始動 SFC修行

アキレス腱を切って入院したのがきっかけで、SFC修行を敢行することにしました。

はなから無理と考えもしなかったSFC修行ですが、ライフソリューションでプラチナステータスへのプレミアムポイントの獲得数が減ったことで、可能性が見えてきました。合わせて若干の入院保険代がでたのを、SFC修行の資金に回す計画です。

でも、悩みました。

本当にSFCが必要?どんなメリットが?

一度取得したら、カードを保持している限り有効であること。

なんと家族カードにもついてくること。(AMEX Goldだと既婚の子供もオッケーらしい)

スターアライアンス系の航空会社でも、上級資格を享受できること。

素晴らしい。SFC目指してみたい。誰か背中を押して….. 

と思っていたところへ、妻が「ANA のラウンジ一度入ってみたいね。」と、思いっきり後ろから蹴飛ばしてくれました。

最初の一歩

ANA VISA PLATINUM PREMIUM Card の発行。

10数年前からANA AMEX を使って地道に陸マイラーしていましたが、ANAマイルに交換できる ANA-Reward Program が260,000ポイントほど貯まっていました。これを一部切り崩してANA Skyコインにして、資金補充することができます。

そのためには、

 使ったマイルを取り戻せるほどの高還元率カードを保持すること。

さらに、

 教育費で年200万ほどの決済が、AMEXではできないためVISAかMasterが必要なこと。

 できればラウンジを使って、修行を楽しく行いたいこと。

等の理由から、ANA VISA PLATINUM PREMIUM Card の発行に踏み切りました。

ANA の最上位カードです。分不相応ですが、短期決戦のためには必要です。

7月初旬に、ネットから申請。

なんと、ほぼその日のうちに審査結果がメールで届きました。

ANA AMEX でのクレヒスはしっかりあったとは思いますが….. 早い!

これで、一応の下準備は終了です。

届きました。ANA VISA PLATINUM PREMIUM Card

5日ほどで届きました。なんと箱入りです。

カードのデザインは賛否両論ですが、個人的にはいいと思います。
ここに SUPER FLYERS の文字が欲しいところですが…..

あとは、2023年に30,000プレミアムポイントを獲得するために、最も効率的かつ低予算で実行できるように計画を練るだけです。

目標の ライフソリューション プラチナステータス獲得条件

 1.30,000 プレミアムポイント以上

 2.ライフソリューションサービス 

       7サービス以上

 3.カード決済 400万円以上

次の一手

 プレミアムポイントを効率よく貯めるために

距離を稼ぐには国際線ですが、

 コロナ禍で国を越えるのは若干不安が残ること

 国内線はポイント2倍になること

 燃油サーチャージがかからないこと

 短い休みで往復できること

などから、国内線のできるだけ長距離線を狙い、安いチケットを確保する。
できれば、プレミアム28が望ましい。乗り継ぎがあると+200ポイント。

羽田⇔那覇 
 最も効率がいいが、羽田まで交通費が高くなるため総合的には、今ひとつ。

次いで 札幌⇔大阪
 スーパーバリュー75でちまちま稼ぐのが最も効率がいい。

札幌⇔小松
 プレミアムシートの効率がいいのでおすすめだが、札幌出発だと1泊が必要になる。

修業を半年前倒し

意を決して、航空券購入へ。と思った矢先に朗報。
なんと、プレミアムポイント2倍キャンペーンが 2022.8 〜 12 で開催。
ということは、15,000プレミアムポイント分でオッケーということだ。

準備期間をとって、2023にSFC修行の予定だったが、
善は急げ、半年前倒しして決行することにする。

早速、株主優待券を使って、札幌⇔小松のプレミアム株主優待チケットを購入。
53,940円。  獲得マイルは 1,982mile。
獲得プレミアムポイントは、3,444PP の2倍で 6,888PP

7.83円/PP 、片道約1時間40分のプレミアムシートを満喫できる贅沢。
石川県立航空プラザ見学を兼ねて。

さらに ANA VISA PREMIUMで支払い。100円につき2マイルの積算。  1,006mile
獲得Vポイントは、251Vpoint。マイル換算すると、753mile
となり、獲得マイル数は総計 3741mile
獲得マイルを1mile=2円で考えると 7,482円相当、これを考慮すると
53,940 – 7,482 = 46,258円 なので 6.72円/PP まで下がる。

残り、23,112PP

今後は、札幌⇔大阪のスーパーバリュー75での往復を繰り返す必要あり。
単純に考えて6往復必要。変更不可のため十分な計画が必要だ。

試算 札幌⇔大阪

スーパーバリュー75での往復 19,920円
獲得プレミアムポイントPPは、1,998PP の2倍 3,996PP

4.98円/PP となり、なんと5円を切ることができる。

さらに 獲得マイル 748mile  カード決済で 398mile
獲得Vポイントは、99Vpoint。マイル換算すると、297mile
となり、獲得マイル数は総計 1,443mile 2,886円相当。

獲得マイルを加味すると 4.26円/PP まで下がる。

待てよ、ここで熟考。
プレミアムポイント2倍なら、プレミアムシートを使い、短期決戦で効率を上げたほうが、PP単価は若干上がっても
 日程を費やさないでいいこと
 ホテル代やその他交通費が削減できること
 身体への負担が軽くなること
などを考えると かえって経済的かもしれない。

ということで、プレミアムシートの安い経路を調べ、

札幌 ⇨ 関空 普通シート 999PP
関空 ⇨ 那覇 プレミアムシート 2247PP 那覇泊
那覇 ⇨ 関空 プレミアムシート 2247PP
関空 ⇨ 札幌 普通シート 999PP  のソーキそばを食べる旅。
 チケット代 82,340円  獲得プレミアムポイント 6,492PP の2倍で 12,984PP
 6.34円/PPとちょっと高くなるが、 
 獲得マイルは、4,264mile にカード決済分 1,646mile 、Vpoint換算分 1,233mile
 総計で 7,143mile となり 14,286円相当、 スカイコインに換算しても 11,428円分

これで、プレミアムポイント残り 10,128PP

プレミアムシートで、広島までお好み焼きを食べに行って
60,340円  4,544PPの2倍で 9,088PP

    と思ったが、広島は空港から街までのアクセスが悪いし、宿も高い。

再度調べ直して、福岡の屋台食べ歩きプラン。
さすがに8月は、札幌ー福岡の普通席はスーパーバリューでも結構高くなっている。
プレミアムシートを調べると、そんなに値段も変わらないうえに、まだ席が空いている。
少々、PP単価は高くなるが、早い段階でフライトを稼いでおきたいとの思いから清水の舞台から飛び降り、購入。
87,460円  5,210PPの2倍で 10,420PP  獲得マイルは 3,306mile

これで、オーバー300ほどで、30,000PP をクリアー。

チケット代総額 223,740円  搭乗による獲得マイル数は、 8,318mile
計3往復で 小松那覇福岡の3泊。
プレミアムシート、ANAラウンジを堪能し、ミニ観光ありのプチ贅沢な修行とは名ばかりのSFC修行。 少し高くなってしまったとはいえ、7.46円/PP なら上々か。

という 皮算用。
あとは、健康管理に気をつけ、実際に飛行機に乗ればオッケーだ。 

ANAカードを取得して、マイルを貯めたり、SFC修行してみようと思った方は、「マイ友プログラム」に紹介させて下さい。Contact から『「マイ友プログラム」紹介』と問い合わせいただければ、「紹介番号」と「登録用URL」を送らせていただきます。ぜひ、一緒にチャレンジしましょう。

ANA Pocket

歩くとマイルが貯まる ANA Pocket
アプリの詳細は、ANA Pocket HP
をご覧いただき、ここでは、半年使ってみた様子を書いておきます。

歩いたり、移動でポイントが貯まるアプリは結構あります。Miles や トリマ、Coke On などを試していました。ANA Pocket がでるとすぐにアプリをいれました。

陸マイラーとしては、クーポンやSkyコインではなく、やはりANAマイルが欲しいので、迷わず 550円払って Pro に入会し、半年。マイルの貯まり具合や生活の変化などを記しておきたいと思います。

マイルの貯まり方 

はっきり言って、不満!月550円払って Pro になり、マイルガチャをしても月にせいぜい200マイル程度。1マイルを2円で換算すると、400円程度にしかなりません。

元がとれない。 

通勤も職場は自宅から4km程度。しかも自家用車を使っているためポイントが貯まりにくのもありますが、500ポイントで1回引けるマイルガチャもせいぜい当たって10マイル。なかなか高マイルが当たりません。それでも最高1万マイルを夢見て、マイルガチャを回し続けています。

生活の変化

マイルはそんなに貯まっていきませんが、この生活の変化が一番の恩恵かもしれません。通勤に自家用車を控えるようになり、徒歩や自転車でポイントを稼いでいます。ポイントが貯まるチャレンジにも果敢に挑戦するようになり、休日は散歩に出たり、買い物等も少し頑張って歩いて行くようになりました。

おかげで、ウエストがひとまわり細くなり、ズボンが緩くなりました。

ANA Pocket を入れて、歩きましょう。

マイル欲しさに健康を手に入れることができます。それとSDGsに貢献しているという満足感も得られます。そして月々僅かですが、マイルが貯まります。