SUZUKI ハスラー TS125 7型

2023.7
北海道の道路は原付きには厳しい。50km制限の道を50kmで走っていれば確実に煽られる。通勤で結構怖い思いもした。頑張ってエンジンふかせばもう少し走るが、エンジンが悲鳴を上げている気がする。

もっと楽に車の流れに乗って巡航できればいいなと考え、125ccへの乗り換えを模索。

カブもいいが、個人的にはミッションは、ロータリー式よりリターン式がいい。

オークションサイトやフリマサイトで手頃ないいのがないかとずっと探していたが、なかなか見つからない。おっ、いいなと思っても値段が高かったり、落札できなかったり、陸送に随分費用がかかったりと見つけられなかった。

リトルカブの乗り換えだと、ジェンマ50やゼファー1100と被らないためにはオフロードが良さそうだ。林道を駆け回るわけではないので、バリバリのオフロードよりVMX(ヴィンテージ・モトクロス)に乗りたい。

できれば4スト空冷単気筒で探していたが、もともと125ccの玉数も少なく見つからない。

もう諦めて、カブを少し速くしようかとリアスプロケット35Tをネットで注文したあとに『スズキ ハスラー TS125 7型』を発見。外装はかなりボロく、電装に問題があったが、エンジンは大丈夫そうだ。2ストで音がうるさいのが最大のネックだが、馬力があって楽しそうだ。仮面ライダーにも登場しているあのハスラーだ。サイレンサーにグラスウールを巻けば多少消音になるというので購入。

SUZUKI HUSTLER TS125
1977年型 7型 車台番号 TS1252-10※※※※
タイヤ F: 2.75-21 4PR R: 3.25-18 4PR
スプロケット F:15T R:44T
チェーンサイズ 428 チェーンハンク 124L
バッテリー 6N4B-2A
スパークプラグ B7ES
リターン式 5速

SUZUKI DIGITAL LIBRARY より

エンジンの整備もされていて、ピストンは新品が組まれていたものを前オーナーが購入し、キャブレター清掃をしたらしく、エンジンはとても調子がいい。タイヤもかなり新しくホイールも結構きれいだ。フロントフォークからオイルは若干漏れているようなので、オーバーホールは必要。公道を走るための最大のネックは、音がかなりうるさいのとバッテリーを繋いでもウインカーとブレーキランプがつかないこと、そしてバックミラーがないこと。跨がってみるとハンドルが曲がっているし、ステップは鉄棒を溶接しただけの手作り。結構オフロードを攻めていたバイクのようだ。

公道復帰のためには、まずミラーとバッテリーの取り付け。そしてがんばって配線の見直し。サイレンサーにグラスウールを巻いてできるだけ消音。

シートの裏がかなりサビており、割れも出てきていることから錆止め塗装をしてメタルパテで補強。本当は溶接したいのだが、そんな設備もないので得意のメタルパテ。シートのロックの座金も外して塗装しようなどと余計なことを考え、ボルトを回すとボキッと折れた。しかも両サイドとも。

ドリルで穴を開け、エキストラクターで折れたボルトを取ろうとするが、全くビクッともせず。諦めて、穴を広げヘリサートをねじ込んで修復。これでM6のボルトが締まるはず。

シート裏と一緒に、バッテリーケースも錆止め塗料を塗っておく。

重曹を温湯で溶かした水を使って、雑巾でバイクを拭き上げる。ブラシでゴシゴシ洗いたかったが、水を流せる場所がないため仕方なく雑巾がけ。重曹の威力で多少はドロ油汚れも取れたが、パーツを外さないと細かいところは難しい。余計なことをすると傷口を広げるので、できるだけ最小限にし、公道復帰できてから少しづつきれいにしていこう。

純正のステップをオークションサイトで見つけ交換。少しは乗りやすくなった、

サイレンサーに入れるバッフルを購入。アイドリング時の音は少し静かになった気がするが、アクセルを開けるとやはりうるさいので、グラスウールを巻く。少しはマシだと思うが、アクセルを開けると2ストの甲高い音がするのは仕方ない。あとは少しでも排気漏れを無くすようにすることで、排気関係は終了。余裕が出れば、チャンバー内のカーボン除去を試みてみるかな。

最難関の電装関係
少々なめていた電装関係が最も難しい。エンジンをかけるとヘッドライトと尾灯は点灯。ただし、メインキーを回しても点灯はしない。Rにウインカーのスイッチを入れ、エンジンの回転を上げると右側前後は点きっぱなしになる。左前のウインカーが壊れているのは確かだが、果たしてこれを替えるだけでなんとかなるのか。しかも6Vの汎用品が見つからない。テスターを購入し、配線を調べようとするが、何をどう調べていけばいいのかさえなかなかわからない。

2023.9 ウインカー購入
左ウインカーは前後とも壊れているようなので、12Vのウインカーを新調。バイク屋さんで12V用に6Vの電球でも問題ないと聞き、ネットで汎用品の安いミニウインカーを購入する。取付部分の長さが足りないため取り付けできず、さらに中に入っていた電球は口金が違っていたため6V電球を取り付けできない。残念ながら、買い直し。失敗してもいいように安いのにしておいたとはいえ、無駄な出費だ。

GS純正タイプウインカー12V10Wの電球付きという、レンズ径8cmの汎用品を再度購入。6Vの電球は再利用できるかと思ったが、根本の腐食もあり、どうやら電球も買い直しが必要なようだ。

尾灯もブレーキランプは切れていたので、6V10W3Wの電球を、合わせて配線修復のための5色の電線ケーブルセット、マフラの排気漏れを防ぐためのアルミテープを購入。

チャンバーとサイレンサーのつなぎ目にアルミテープを2重に巻き隙間を防ぐ。
ハンドル左のグリップを外し、操作系の点検及び清掃。特に問題はなさそうだ。
リアのウインカーは左右ともマイナス端子を直接バッテリーに繋ぐと、ウインカースイッチで点灯だけはするが、フロントは連動せず。左前の電球の端子が傷んでいたので、6V8Wの電球を新たに発注。
これはいよいよメインハーネスを取り外して、配線図とにらめっこか。

2023.10
配線をつなぎ直したり、接点復活剤をつけたり、アースに不安があるため直接バッテリーのマイナス端子までケーブルを伸ばしたりと試行錯誤。だめになっていたウインカー球を交換するとついにウインカーが左右とも点滅。

フロントブレーキのスイッチは欠落しているため、とりあえずリアだけでもブレーキランプが点くようにしたい。ここも通電を確認し、接点を磨き復活剤でなんとかリアブレーキランプが点灯するようになった。針金とバネでフットブレーキと繋いであったので、長さを調節し、完成。これで公道で乗るにはなんとかなるので、自賠責保険60ヶ月に加入。

ステッカーを貼って、道路を走ってみるが、実際に走ると不具合が結構出てくる。キャブレターからの少量だがガソリン漏れ、サイレンサーのつなぎ目からけっこうなタール?がでいている上に、マフラーの付け根あたりもどす黒いオイルのようなものがついてくる。エンジンはあまり吹け上がらず、音だけがデカくなる。こいつはまだまだ時間がかかりそうだ。

フロントフォークからオイル漏れが酷いようだ。ダストシールもずいぶんひび割れている。部品がわからないので㈱スズキオートに電話して聞くと、とても丁寧に部品番号を教えていただけた。ネットで一式(オイルシール、ダストシール、リング、ガスケット銅ワッシャー 各2)注文。

サイレンサー周りのタール漏れがかなりあるので、少しでも燃やそうと試乗して回転数を上げてみる。なかなか吹け上がらない。一度、サイレンサーをとって試してみるかな。と思っていると、リアのブレーキランプスイッチがステーから外れていた。ボルトを締め直すと、ボルトが折れた。あちこち金属が劣化しているようだ。汎用品のブレーキランプスイッチを見つけ、オイルやフォークシールプッシャーと一緒に購入。一つ直せば二つ悪いところが出てくるようだ。

2023.11
いよいよフロントフォークのオーバーホールに取り掛かる。
まず、フロントを持ち上げるのに一苦労。
ジャッキアップしたあとにウマを噛ませたが、あまり安定しない。
なんとか、安定しそうな場所を探し、一応フロンを浮かすことができた。

事前に固着してそうなボルトには潤滑剤を吹き付けておいたおかげか、特に固着なしにフロントタイヤ、フェンダー、フロントフォークを車体から取り外すことができた。

フロントフォークの解体。
下側のシリンダーユニットをボトムケースに固定しているボルト(10mm六角)は、手では外れず、インパクトレンチを使う。
右側のみ下側の六角ソケットが届かず、仕方なく長い六角ソケットを車で買いに走る。

概ね解体できたが、オイルシールが固着しており、全く動かず。
たまたま家にあった昔の車のジャッキアップ用のハンドルが、片側がフックになっており、それをねじ込んでようやく外すことができた。
各パーツを洗浄し、一息。

時間も遅くなったので、日を改めて、フォークオイルを137cc注入、エア抜きのためしばらく放置した後、車体に取り付ける。
2日がかり、計5時間ほど要したが、なんとか完了。

フロントフォークをつけて試乗するが、今度はヘッドライトのLowが球切れ。ブレーキランプも切れているようだ。切れるのはなにか原因があると思うのだが、分からず。とりあえず、ヘッドライトとブレーキライトの球を購入。

バッテリーを充電し直して取り付けて様子を見ることにする。

2023,12
バッテリーを充電しようと充電器をつなげると充電不能となる。バッテリーがもうだめなようだ。電球等のつけ直しは、今のままだとまたすぐに切れてしまいそうなので、交換もしばらくおあずけだ。

2024.4
越冬後にエンジンを始動。エンジンのマフラーの付け根辺りから排気ガスが吹き出していて、音もかなりうるさい。チョークを戻すとエンジンは止まってしまった。このあとから、エンジンがかからなくなってしまった。バイクの下回りに濡れたあとがあるのだが、ガソリンかオイルかもよくわからない。キャブレターがオーバーフローしているのかも知れない?

ライト類の球切れは、バッテリーの不良で過電力を処理できなかったのではないかと思われる。まずは、バッテリー液の補充と充電を試みてみるか。

SUZUKI パーツカタログ TS125-7 8 10 をヤフオクで落札。これで、パーツの発注ができるようになる。本格的にレストアに向けて頑張ってみよう。

とりあえず、シート、タンク、エアクリーナー、マフラー、キャブレターを取り外す。

キャブレターの中を見てみるが、かなりきれいな状態だ。簡単に清掃を済ます。

マフラーを取り付ける際に、マフラーの付け根に縦に入った大きな亀裂を発見。ここから排ガスが漏れてかなり大きな音がしていたようだ。溶接できればいいのだが、設備も腕もないので、アルミテープで巻いて応急処置。

プラグを外してみると、かなり湿っていた。拭き取ってつけ直す。

一旦、元に戻してエンジンを掛けてみると一発始動。音もかなり改善されている。ただ、エンジンの回転数が跳ね上がり、慌ててエンジンを止める。何処かから2次エアが入っているのか? 何ヶ所か締め直してエンジンを掛け直すが、やはり回転が跳ね上がる。ちょっと危険。もう少し調べ直してみないといけない。

1週間おいて、エアクリーナーをつけ直してエンジンをかけようとするが、再びエンジンがかからなくなっている。プラグの火花も確認するが、しっかり飛んでいる。また、エンジンがかからなくなる原因がわからず、試行錯誤。もう一度、キャブを外してみるかな。

2024.6
重い腰を上げて、ハスラーのレストア。

シート、マフラー、エアクリーナーを外し、キャブレターの清掃。エンジンがかからない理由が考えられないので、まずはキャブの再清掃と前回、取り付ける際につけ間違っていないかの確認。組み直してエンジンを掛けてみると、エンジンは掛かったが、また全開まで吹け上がってしまった。

ネットで調べてみると、スロットルバルブのカッタウェイを逆に組み込むと、エンジンをかけるとレッドゾーンまで一気に吹け上がると書いてあった。よくあるミスらしい。つけ直してみると、エンジンの回転は落ち着いた。

だが、マフラーの割れにアルミテープを巻いていたが、圧で破れ大音量になってしまった。

とりあえず、エンジンがかかるようになったので、振り出しに戻ったということか。
マフラーとバッテリーをなんとかしなければ。

マフラー補修用にパテを購入。簡単に溶接もできないので、とりあえずパテでの修理にする。

Webikeでスズキ純正のフィルターホースやガスケットを購入。
パーツカタログはとても役に立つ。

2024.7
マフラーの割れは思った以上にひどく、付け根のところからL字形に5cmずつ割れている。マフラー用パテでなんとかなるかわからないが、とりあえずパテを塗る。

24時間ほど乾かしたあとアルミテープを巻き、その上に更にパテで埋める。見た目はひどいが、少しでも持ってくれれば御の字だ。

24時間放置し、パテを乾燥させ、エンジンをかけて熱を加えてパテを硬化させる。アルミテープを貼ったところに空気のたまりがあったらしく、何箇所か膨れてしまった。付け根のところは水分が残っていたのかぶくぶくと泡が出てきた。一応エンジン始動で、音は控えめ。ただ、パテ埋めしていないところから空気の漏れがあった。このチャンバーでは、いつまでもつか?

おっと、エンジンオイルの漏れも発見。しかも結構漏れている。どこから漏れているのか判断できず、次回に持ち越し。

次はとりあえず、ガスケットを挟み、エアフィルターのジョイント部を交換予定。

エアフィルターのジョイント部を新しいものに交換する。さすがにゴムが柔らかく取り付けやすい。切れていたウインカーランプも付け替え、電装系はパーツがないフロントブレーキを除いてオッケーだ。

ヤフオクで出ていたチャンバーに入札が入っていた。さすがに今のは持ちそうにないので、高かったが仕方なく無事落札。

ちょっと錆がひどかったが、穴や割れはないようだ。試しに付け替えて少し走ってみるが、音は静かになっていい感じだ。

マフラーに錆止め塗料を塗る。その上から耐熱スプレーで黒にしようと思っていたが、塗料はガンメタで案外このままでも大丈夫そうだ。

サイレンサーの中のグラスウールを巻き直す。

ついでにガソリンホースを透明のものに変え、フィルターを付ける。タンクの中にサビは見えていないが、古いタンクなので保険代わり。

マフラー取付ボルトのエンジン側が2個あるうち、1個がなめていて締めてもきちんと閉まらない。試走でボルトをなくしてしまった。代わりのボルトを付けてみたもののやはりゆるい。一度、ジェンマでエンジン側の雌ねじのヘリサートに失敗しているので慎重になる。

チェーンが伸びているのとリアスプロケットの刃先が尖っているのが気になる。安全に走るためには要交換か。

2024.8
ヘリサートでネジを切り直し、チェーン、フロントスプロケット、リアスプロケットを発注。

ここで思いがけない交換話が降って湧いてきた。このハスラーとグラストラッカーとの交換。125ccから250ccになるため保険がファーミリー特約から外れるためにつけ直さなければならないが、2ストで音は若干静かになったが、白煙が出るため車庫近辺での整備がやりにくかった。4ストのグラストラッカーに乗り換えることを決意。

2024.8
志半ばで、地元の掲示板に掲載されていた スズキ グラストラッカー 250cc 2004年モデル NJ4BA と交換という形で去っていった。

ようやく普通に乗れるよにはなっていたが、チェーン・スプロケット交換をしたあとの状況を確認しておきたかったとも思う。

2ストのため、車庫でのエンジン始動に音や白煙が気になり作業しづらかったことが一番の原因だが、少々残念だ。

エンジンをいじることはなかったが、フロントフォークのオーバーホールにメインハーネスのチェックなどとても勉強になった。なかなか楽しかった。

WESTIN HOTEL YOKOHAMA

2024.11

姪っ子の結婚式参列のため、ウェスティンホテル横浜を予約。

Marriott Bonvoy AMEXプレミアムカードの2024年無料宿泊特典(サーティフィケート)50000ポイント分をここで使うことにする。

横浜 ホテル|ウェスティンホテル横浜へようこそ。快適な眠り、アクティブな運動、栄養豊富で美味しいお食事で、至福のひとときをご体験ください。

ウェスティンホテル横浜は、みなとみらい21に位置する、ラグジュアリーライフスタイルホテルです。独自のウェルネスプログラムにより、お客様の健康的なご滞在をサポートいたします。ウェスティンを代表する「ヘブンリーベッド」の次世代モデルでの穏やかな眠りから、栄養価の高いお食事「イートウェルメニュー」まで、客様が旅先でも最高のコンディションを維持できるようお手伝いいたします。総客室数373室の広々としたお部屋では、カップル、ご友人やお子様連れのご宿泊でもゆったりとお寛ぎただけます。また、一部のお部屋からは富士山が見えます。ファンクションスペースとして、小さな会場から大きなホールまで多数の会場を完備しており、会議、結婚式、イベント等に最適です。5つの個性豊かなレストランやバー、ラウンジでは、神奈川県産の食材を使用した本格的なお料理と思い出に残る体験をご提供いたします。5階のウェルネスフロアには、ラグジュアリースパ、「ヘブンリースパ バイ ウェスティン」や、最新の設備を誇るジム「ウェスティンワークアウトフィットネススタジオ」、屋内プールを備えています。旅先でもアクティブに過ごし、健康を維持できるよう、五感をリフレッシュし、ヘルシーで快適なご滞在をお楽しみください。          公式HPより

羽田空港から、京急バスでホテル前に到着。時間も30分ほどでけっこう近い。

フロントに案内されるが、フロントは23階。ウエルカムドリンクの提供があり、チェックインを持っている間、リンゴジュースを飲む。

何故か子連れが異様に多い。なにか子供用の催しでも近くであったのか。

客室は16階。ベイルームダブル。残念ながらゴールドメンバーのアップグレードはなし。
せっかくなので、朝食も頼んでおく。事前予約をしておくと、一人4,400円で当日より500円ほど安い。

フロントから階下の部屋に行くのは少々残念な気もする。

部屋はかなりきれいで、部屋に入った途端、自動でカーテンが開いた。

夕食に中華街に行き、飲茶を楽しんだあと、徒歩でホテルに戻る。
明日の挙式や披露宴参列に備え、早めに風呂に入って休む。

7:00から3階レストランで朝食。サラダや和食、ホットミールなどそれぞれコーナーに分かれている。どれも上質だが、ホットミールの品数が少々少なめ。

ゆっくり朝食をとったあと、支度をしてチェックアウト。

今年の無料宿泊特典。いいホテルでゆっくりくつろぐことはできたが、用時に合わせたため、場所やホテルを自由に選べなかったのが残念。

来年の無料宿泊特典も権利を得ることができたので、来年に向けて泊まりたいホテルを探してみよう。

=追記=
仕事のため、その日のうちに札幌に戻るべく、礼服のまま、羽田空港に急ぐ。
途中左足に違和感。なにか靴の底に挟まったような感じ。

羽田空港に着いて、便を早めてもらえないか確認するため急いでいると、左足を一歩前に出した瞬間、あれっ!左足のソールがなかった。一歩後ろに置き忘れ。
その瞬間をベンチに座ってみていた人がぎょっとしていた。

幸い、スーツケースに履いてきていたブーツ(ベックマン9014)を入れていたので、慌てずベンチに座り、靴を履き替える。見ていた人は、笑えるいい話のネタになったと思う。

大事なフォーマル用のシューズが壊れてしまった。直して履こうかとも思ったが、もともと作りもそんなに良くないので、もう寿命っぽい。次は、最もフォーマルな内羽根式のストレートチップを購入するかな。

=追追記=
国内線の特典航空券の変更は前日まで。残念ながら当日の変更はできず。さらに、千歳空港着の最終便は、深夜便のためJRやバスなどの公共交通機関との乗り継ぎはないとのこと。
今回、万一を考えて、車で空港に行っておいて良かった。今後、気をつけておかなければ。
更に、千歳空港C駐車場は、10月、11月は一日1,000円になっていた。普段の倍額だ。これも要注意。

ITALICO レザーサンダル

2024.3

10年くらい前に廃棄してしまったが、長い間、親指と甲を通す革製のサンダルを履いていた。底も革で自分の足の形にくっきりと跡が残り、まさにシンデレラフィット。

家族でマレーシアに旅行した際に、新しいラバーのサンダルに買い替えた。

ラバーのサンダルは2,3年でだめになり、それ以降、ビーサンやスポーツサンダルで過ごしていたが、革製の自分の足にあってくるサンダルの履き心地が忘れられず、あちこちで探していたが、思うようなものに巡り合うことがなかった。

アマゾンで見つけた ITALICO の日本製の革製サンダルが、かなり近いものがあったので、試しに購入。底にラバーが張ってあることと、甲の部分のレザーが編み込みになってはいたが、昔履いていたサンダルにけっこう似ていた。

徳島のレザーを使用した本革レザーサンダル

2024.9
ソールにラバーが貼ってあるため、足への負担は少なく歩きやすい。親指周りの大きさも程よく、簡単に脱げなくてよい。一夏くらいでは、少し足の形に黒くなったくらいで、あまり変化はないが、これからの経年変化が楽しみだ。

London ,UK

2024.9
2週間後のロンドン行きが降って湧いてきた。

運良く、ANAの特典航空券でロンドン往復をとることができた。
座席がエコノミーなのは仕方ない。

航空券の取れる行程で探したため
往路 CTS – HND – LHR ANA便
    翌日羽田乗継
復路 LHR – ZRH – NRT – CTS  Swiss International Air Lines便
    チューリッヒ乗継時間90分、成田乗継時間7時間
 少々難アリの行程だが、仕方ない。
必要マイル数 62,000マイル、燃油・諸費で 105,920円

Booking.com で東京1泊とロンドン3泊のホテルを予約。
娘の影響で、最近Booking.com を利用している。
ポイ活サイトを通すとなんだか料金が高くなるので、ポイントは諦め直接予約。
泊数が増えると特典がついてくるのが、少々嬉しい。

今回、旅の目的の一つにトランスポーターの役割もある。ジェイソン・ステイサムに負けない活躍が期待されているかも。

ヨーロッパで使える eSIM をネットで注文。9日間5Gで ¥1,380,- 。
ロンドンでの実日数は、3日程度なのでこれで十分かな。
日本で eSIM を設定し、アクティベーション。これで現地に行けば繋がるはず。

ちょうど「SHOGUN」がエミー賞をとったので、徳川葵の紋のついた日本手ぬぐいをお土産に購入。「SHOGUN」のモデルが徳川家康なので、劇中の家紋は、徳川葵に似たものだが、まあこちらが本物。

1日目
早朝便で新千歳空港から羽田空港へ。
ANA便なので、到着は第2ターミナル。明日の出発も第2ターミナルなので、コインロッカーにスーツケースを預ける。1日600円で2個のスーツケースとコートをいれる。

第3ターミナル直結の羽田エアポートガーデンに移動し、All Day Dining Grande Aile でプライオリティ・パスを使ってビュッフェランチ。

時間は11:00〜15:00しかやっていないが、かなり豪勢なビュッフェを味わえる。

AMEX系のカードや三菱UFJのカード付随のプライオリティパスでは使えなくなったらしい。このままでは、どんどん改悪されていくのではという不安が募る。

ゆっくり昼食をとり、くつろいだあとは、旅行用の洗濯袋を探して空港内のドラッグストアや旅行グッズ店を回るが見つからず。空港での購入は諦め、京急本線で本日の宿泊地京急川崎へ。

川崎は、裏道に入ると東南アジアっぽい。雑多で多国籍な飲食店が入り混じっている。

川崎駅前のハンズで探していた「Attack どこでも袋でお洗たく」を見つけ購入。

夕食は、地元の美味しいものでもとうろついてみたが、すき家の牛丼で落ち着く。

ホテルはカプセル系のホテルで可もなく不可もなく。外観やロビーは少々おしゃれ。

明日も朝早いので、早めに休む。

2日目
6:00前にホテルをチェックアウトし、京急に乗り、羽田空港第2ターミナルへ。

ロッカーから荷物を出すが、日にちをまたいだからか、追加料金600円を請求された。

荷物を整理し、チェックイン。スーツケースの重さは、24kg弱と18kgくらいだった。重量制限は23kgだと思うが、ギリギリ無料で預けさせてもらえたようだ。

第2ターミナルの国際線は、ANAの一部だけなので、空いていてとてもいい。
ANAラウンジも新しく、かなり充実している。スーパーフライヤーズのありがたみを実感。
ANAラウンジでの朝食ビュフェといった感じだ。飛行機はエコノミーなので、たっぷり食べておく。

座席は窓側3列の通路側だったが、他に人がいなかったので、3列丸ごと使えたのでゆっくり過ごすことができた。少し丸まって横にもなれるので、セミビジネスと言ったところか。

エコノミーの食事もテーブルが狭いくらいで、問題なくけっこう美味しい。

ロシア上空が飛べず、時間が余計にかかったようだが、14時間ほどでロンドン・ヒースロー空港に到着。現地時間で16時くらい。

混んでると悪名高いヒースロー空港だが、顔認証のおかげかすんなり入国することができた。

地下鉄(アンダーグラウンド)エリザベスラインで、ロンドン市内へ。リバプールストリート駅で下車し、娘と待ち合わせて荷物を持って寮に向かう。

無事2個のスーツケースを娘に渡し、トランスポーターの役割終了。これからロンドン観光と古着屋巡り。

まずは予約していたホテル『20 East Tenter Street』にチェックイン。と言ってもホテルに出向き、メールで送られてきた番号を玄関の前で入力して箱を開け、中から鍵を取り出して玄関から勝手に入る。ロンドン版民泊といったところか。

部屋の鍵もついているので、指定された最上階の部屋に入る。バスルーム付きの部屋を予約していたが、バスルームは部屋の外の別室になっている。いちいち部屋の鍵を締めてバスルームの鍵を開けて使用するのが少々面倒だった。部屋の中は広く殺風景だが、冷蔵庫や湯沸かし器、テレビも付いていた。

ホテルの仕組みがよくわかっていなかったので、部屋に入るまで、娘についてきてもらっていたのだが、メールで「一人の予約だったはずだが、変わったのなら連絡が必要」と送られてきた。どうやら玄関付近にはカメラが設置してあるようだ。慌てて、娘に事情を説明するメールを送ってもらった。

娘を寮に送り、戻ってくる。部屋の中はなかなか殺風景。
疲れを取るために早々に眠りにつく。

3日目
ぐっすりとは眠れず、ほぼ1時間半おきくらいに目が覚めてしまう。5時半にはもう眠れないと思い、旅の記録をトラベラーズノートに記す。

シャワーを浴び、コーヒーを淹れ、持ってきたパンで朝食。
9月だが、なんだか肌寒く、暖房をいれる。今日は雨の予報だ。

娘の寮に迎えに行き、散歩がてら一緒に King’s College へ。

ロンドンの人は歩くのが早い。30〜40分歩き、大学そばのコーヒーショップ『[GREGGS』で、娘の友人から勧められていたソーセージパイを食べる。コーヒーと合わせて£2.25 とかなり安い。

Kings の UNION SHOP でKingsロゴ入りTシャツを買い、娘と別れて、一人で市内散策。ロンドンと言えば霧雨のイメージだったが、今日はかなりの雨。その中でも、多くの人は傘をささない。コートでもいいかと思ったが、頭がかなり濡れるので、ポンチョを出して上から羽織る。

雨の中を、Kings → ウエストミンスター寺院 → バッキンガム宮殿 → ビッグベン → ロンドンアイ → ナショナル・ギャラリー → ピカデリーサーカス → Kings と4時間ほどの散歩。

帰りにナショナル・ギャラリーを通ると並んでいる列が短かったので、ゴッホの『ヒマワリ』を見るために入るが、残念ながら催しがあり、ゴッホの作品は別展示になっており、見れず。

娘と待ち合わせたあと、古くからあるパブで軽くビールを飲む。地下にもいくつか部屋があり、変わった作りだ。

Castle Baynard の古いパブにて

ハリー・ポッターの撮影で使われた市場を通り、寮の近くのインド料理『ハラル・レストラン』で夕食をとり、明日に備えて帰って寝る。かなり雨に濡れながら歩いた。ロンドンでコートは必需品。

4日目
夜中に何回か目が覚めてしまう。

今日は、11:30に娘と大英博物館で待ち合わせ。
6時前にシャワーを浴び、7時過ぎにはホテルを出て、ロンドンバス【205】でハリー・ポッターの駅に向かう。バスはけっこう時間がかかる。細い道をグイグイとハリー・ポッターの映画さながらの運転だ。

9 3/4 ホームで写真撮影。ハリー・ポッターのギフトショップの前の壁に9 3/4 ホームの入口がある。列に並んで写真の順番を待つ。ギフトショップの人が、マフラーや杖を貸してくれて、お店の人が写真を撮ってくれる。

いい大人が一人でハリー・ポッターの真似も恥ずかしいのと、写真代が高くつきそうなので、マフラーや杖を断ってセルフで写真を撮らせてもらった。

駅の前には、露天が並びいい雰囲気だ。朝ご飯に駅前の『Black Sheep coffee』でBreakfast Set (コーヒーとソーセージマフィン)を食べる。

歩いて大英博物館に向かう。前を通るとすごい列ができていた。11:30の予約でまだ小一時間時間があったので、近くの COSTA Coffee でカプチーノレギュラーサイズを飲みながらトイレと休憩、と思って店に入ったが、トイレの前には『Breakdown』の張り紙。

仕方なく、トイレは我慢し大英博物館の展示物をチェック。

11:30の予約で、11:10頃行ったら、すんなり入れてくれた。列はほとんどなく、手荷物検査で少々並んだくらいですんだ。

ロゼッタストーン、ギリシャの彫刻群、イースター島のモアイ像、エジプトのミイラ、ルイス島のチェス駒等を1時間ほどで見て回る。

大英博物館からロンドンバス【8】で、ブリックレーンへ。40〜50分くらいかかった。
狙っていたバスの2階の最前列に座ることができ、景色を楽しめた。が、運転は荒いので、2階は揺れて少々酔った。

ブリックレーンの目的は、まずは有名なベーグル屋さん。
店の中から外まで列ができていたが、程なくソルトミート入りのベーグルをゲット。店内のカウンターで食べる。みんなが並ぶだけあってうまい。量も多くてお腹いっぱいになった。

ブリックレーンの目的2
アート巡り。特にバンクシーの絵は見逃せない。

ブリックレーンの目的3
ロンドンの大きな目的で持った、古着屋巡り。数件回ったが、なかなかいいものを見つけることができず。有名なヴィンテージショップも回るが収穫なし。

娘が、休憩のためと荷物を置きに寮に一旦戻る。その間にもう少し、古着屋を回るが、やはり収穫無くホテルに戻る。

19:00に Jack the Chipper という切り裂きジャックみたいな名前の店で再び娘と待ち合わせ。念願のフィッシュ・アンド・チップスを食べる。

フィッシュ・アンド・チップスとイカリングを娘とシェアし、あとは飲み物。昼過ぎに食べたベーグルのおかげであまりお腹が減っていない。

帰りにロンドン塔、タワーブリッジの夜景を楽しみ、娘を寮に送り、スーパーに寄ってお土産に紅茶とお菓子、朝食用にバケットとオレンジを買ってホテルに帰る。

オレンジはうまい。若い頃にバケットとチョコとオレンジを携えて、ヨーロッパを回ったときのことを思い出した。

ロンドン塔はなかなか雰囲気がいい。処刑場にもなっていたところだそうだが、惹かれるところだ。娘の寮の地下に土塀が残っているのだが、どうやらこのロンドン塔の外堀でないかと思われる。

5日目
昨夜のロンドン塔がとても良かったので、朝、散歩にロンドン塔、タワーブリッジを回る。夜景とはまた違い、昼もなかなか良い。

荷物をまとめ、10時前にチェックアウト。スーツケースを娘の寮に預け、そのまま娘について再び Kings まで散歩し、そこで別れる。

古着を買えなかったので、Kings の UNION SHOP でラガーシャツを買おうと思って見に行くが、紺色のオーバーシャツを見つけ購入。少々高いが、記念にはいいかなと思い決断。あとから思えば、イギリスと言えばラグビーだったかな。

明日の朝の飛行機のため、今晩はヒースロー空港で寝る予定のため、今日は長丁場。
できるだけ疲れないようにしておくつもりだ。

見れなかったバッキンガム宮殿での衛兵の交代式でもと思ったが、冬場は隔日で今日はない日だった。

まずは、娘のすすめで、歩いて BILEE MARKET HALL を散策。なかなか素敵なところで、しばらく見て回ったあと、ベンチで持ってきたバゲットをコーヒーで軽く昼食。

地下鉄やバスには1日の上限料金がある。今日は夜に空港まで行くので、目一杯乗り物に乗っておこうと思い、妻に勧められたハロッズにバスで移動。

でっかい百貨店くらいにしか思っていなかったが、びっくり。デカさは半端ないし、中もすごい。惣菜やチョコレート、香水などそれぞれに大きな専用スペースが有り、中で迷ってしまう。スーツケースを持っては入れないようだ。娘のところに預けてきてよかった。

しばらく見て回ったあと、再びバスでノッティングヒルへ。ロンドンに来る前にもう一度見ておきたかったが、残念ながら見ることができなかった『ノッティングヒルの恋人』の舞台へ。

ジュリア・ロバーツの写真が貼られた本屋さんを見たあと、適当に散策。週末には、もっと店が出て賑やかなようだ。

どうせ娘の寮に近いからと、休業日で行けなかったブリックレーンのアウトレットの靴屋 Blackman’s shoes に行っておきたいと思い、地下鉄バスを乗り継いでブリックレーンに移動。閉店時間まであまりないのでかなり急いで Blackman’s shoes の住所にたどり着いたが、靴屋はない。周りを調べてもない。店舗の写真を見てみると、たしかにこの場所だ。どうやら店はなくなってしまっていたようだ。

娘のところにスーツケースをとりにくのだが、せっかくブリックレーンにきたのでもう一度古着屋を見ながら向かう。おー地下はすべて £10 という古着屋を発見。早速行ってみるとなかなか面白い。シャツやパンツ、ジャケットにコートと何でも £10 。

女性がトレンチコートを物色していた。いくつか試着されていたが、なかなかいい感じだ。ロンドンにいるとトレンチコートは必需品に思える。着てきたアーミーの  コートに染みができていたのと、ジャケット中に着るにはサイズが小さいので、トレンチコートを物色。

若干大きめだが、色合いも珍しく良さそうなものを発見。それをキープしたまま他を見ているとウールのジャケットにちょうど合うサイズが合った。ボタンはすべて取れてしまっているが、ブルーとブラックのチェックでなかなかいい色だ。2つまとめて £20 で購入。

娘のところにスーツケースを取りに行き、夕食を食べにでる。高架下の雰囲気の良いパブに行くが、本日貸切で入れず。

しばらく歩いて、Nicholson’sという良さそうなパブを見つけ席につけるか聞くと、予約の入っている時間までもう少しあるので、それまでなら大丈夫というので席につく。中はとても賑やかだ。

ビール1杯づつとフィッシュ・アンド・チップス&ミートパイを注文で £60 と値段はまあまあだが、美味い。ロンドン最後の夜にロンドンらしい楽しい時間を過ごすことができた。

スーツケースをリバプールストリート駅まで転がし、エリザベスラインでヒースロー空港へ。23時ころターミナル2に到着。24時間営業のコーヒーショップの席はすべて埋まっており、それ以外に椅子がおいてない。隅から隅まで探し、4人がけのプライオリティシートを見つける。すでに先客が一人いたが、端の席に座らせてもらう。時間が経つと一人、もう一人と増え結局4人席に座って仮眠を取る。座れただけでもラッキーか。

6日目
4時過ぎに人の動きがあったので、早速チェックイン。すんなりとチェックインすることができた。中には4つのラウンジがあったが、ルフトハンザのラウンジは改装中。他のラウンジもまだ開いていない。一番遠いが、ユナイテッドのラウンジが良いという評判だったので、ベンチで少し時間を潰し、ユナイテッドのラウンジへ。

チケットとカードを見せると、お前は入れないと追い返された。仕方なく違うラウンジにと思い移動しかけたが、スターアライアンスのゴールドメンバーなのにそれはないだろうともう一度戻って話をする。チケットを見せてもゴールドメンバーだと強く主張。再度調べ直してもらい、なんとか入ることができた。

ユナイテッド・ラウンジでシャワーを浴び、朝食をとる。なかなかいいところだ。夜の疲れを少しでもとっておく。

スイス航空でチューリッヒへ。乗り継ぎ時間はとても短かかったが、なんとかラウンジに行く時間があった。スイス航空のチョコが美味い。

7日目
9:00すぎ、成田着。荷物をとって、入国。

ターミナル2のカードラウンジで、ビールを一本もらい時間を潰す。昼食は、プライオリティ・パスでやきすき。これは美味い。日本帰ってきて旨い肉を食べることができた。

乗り継ぎ時間がたっぷりあるので、ターミナル3に移動し、再びプライオリティ・パスでぼてじゅうの食事。関空のぼてじゅうと違い、決まった定食(道頓堀セット)がだされる。

ターミナル1のANAラウンジに戻り、シャワーを浴び、ビールとジュースで時間を潰し、ようやく千歳空港行きに機乗。楽しいロンドン旅行を終えた。

RED WING Beckman 9011 Blackcherry

2024.11

ハーフソールをラバーに貼替え済みのベックマン 9011 ブッラクチェリーを入手。
13年10月製で程よくエイジングされている。

◆仕 様 ワイズD
◆特 徴 グッドイヤーウェルト製法 プレーントゥ
◆ソール レザー・アンド・ラグ(ベックマンソール)
◆型 番 9011 Beckman
◆生産国 USA
◆素 材 フェザーストーン
◆カラー ブラックチェリー
◆ラスト No.8

緑青も少なめで、革の程度もなかなか良い。内部の消毒とブラッシング程度ですぐに使えそうだ。

靴紐を外して念入りにブラッシング。革に艶もあり、張替えたラバーソールもまだ新しい。

しばらくローテーションに加えて、履き心地を確かめてみよう。

RED WING “IRISH SETTER” 8166 ORO-RUSSET

2024.2

新四角犬タグ 1999年4月製 と思われるオロラセットのアイリッシュセッターをオークションサイトで格安にてゲット。

このタグが採用されていたのは、1年ほどのようで数もあまりないようだ。

サイズ26cmくらいとなっていたが、届いたものを見ると8 1/2 だった。気持ち大きくらいだったが、履くのには全く問題ない大きさ。

紐穴に緑青は浮いていたものの、比較的きれいな個体だ。革は若干、干からびている様子。

早速、靴紐を解き、緑青を爪楊枝で落とし、ブラッシングしてから、SAPHIRのReno Mat Cleaner で汚れ落とし。

靴紐は洗剤で揉み洗い。

ソールが減っているので、洗浄後に、シューズドクターで肉盛りをすれば、すぐに使えそうだ。

1997年くらいから変わり始めた白いトラクショントレッドソールは、ソールのRWマークを確認すると旧式のものがついているようだ。

いよいよ M.MOWBRAY (M.モゥブレィ)の革靴水洗い用キットで、水洗い。

今回用意したものは、M.モゥブレィの革靴水洗い用キット(サドルソープ、クリーニングブラシ、ミニモールドクリーナー)、スポンジ、歯ブラシ、バケツ、靴沈め用のペットボトル、メラミンスポンジ。

乾燥時のために、古バスタオル、シューキーパー(ダイソーの2個440円)、M.モゥブレィのデリケートクリーム、マスタングペースト。

再度、軽くブラッシングし、勇気を出して洗面台で靴の中にお湯を入れ更にブラッシング。

全体にしっかりお湯(45℃くらい)をかけて、革に水を染み渡らせ、お湯をはったバケツの中に入れる。

1時間ほどでバケツの水に結構色がついてきたので、サドルソープ(皮革製品用石けん)で、中と外を軽く洗い、ソールのヘリをメラミンスポンジで磨き、再びお湯の中につける。

12時間ほど水につけておいたものを、サドルソープで本洗い。

室内で扇風機で風を送りながら乾燥。途中、デリケートクリームを中と外に塗り込み水分補給。

その後、合計5度ほどに分けてマスタングペーストで少しずつ油入れ。

最後に、シューレースをつけて完成。

デリケートクリーム モウブレイ M.MOWBRAY M.モゥブレィ DELICATE CREAM(イタリア製)60ml ソフトレザー用・栄養・潤い・柔軟効果 モゥブレイ R&D アールアンドデー 保湿 しっとり ツヤ出しレザーケア バッグ 財布 ウェア ソファ 革小物 お手入れ

価格:1320円
(2024/3/8 15:20時点)
感想(495件)

白のシューグーに茶と黒の色を混ぜ、かかとの減っている部分に肉盛り。白よりは多少目立たないかなというくらいだが、まあこんなものか。

Dワイズなので、普段の靴のサイズよりワンサイズ大きいが、中敷きを敷くとちょうどいい塩梅だ。

トラクショントレッドのソールは、足への負担も少なく歩きやすくてとても良い。

安くで購入したこともあり、あまり気にせずガシガシ履けるので、この靴にあっている。

KAWASAKI W650 EJ650A

ゼファー1100を下取りに出し、W650を購入。

ゼファーが今年車検で何かと入り用になることもあり、『ゼファーを手放して、お金が多少でもはいるのなら車検のない250ccと乗り換えようかなっ』 くらいの気持ちでバイクショップを見ていたときにこのW650を見つける。大型で2気筒という全く眼中になかった車種だが、250ccクラスのバイクに乗り換えるのと、ゼファーを下取りしてもらったときの戻り金が対して変わらない。車検も2年ついているし、ちょっと乗ってみたいなと思ってしまった。ゼファーの下取りも頑張ってくれるというので、決断。

どうやらタンクは、W400のものではないかと思われるW650にはないブラックのみのシンプルなカラーリング。

W3の後継車なので、昔観た『彼のオートバイ、彼女の島』を思い出させる。映画ももう一度観たくなってしまった。ネットで調べていると、タンクをW3カラーにカスタマイズしている人もいるようだ。

「美しいオートバイの創出」

W3の生産終了から四半世紀経った頃に突如として登場したW1のようで・・・何処かW1とは違うW650。

これは

「直四とは違う新しいスポーツバイクを」

と企画の谷さんの考え始めたのが始まり。

かといってカワサキにV型やシングルスポーツのイメージはない、カワサキらしさを出すなら二気筒という声が多く

「二気筒ならバーチカルツインだろう」

という結論に。

バーチカルツイン

ちなみにバーチカルツインというのはシリンダーが前傾しておらずそびえ立つように直立したエンジンのこと。

そして見た目がクラシックになったのは先に出ていたエストレヤの影響。

思わぬヒットとなったエストレヤのステップアップ先となるバイクにしようとなったんです。

W650スケッチ

このバーチカルツインクラシックというのは実はマーケティングの要望ではなく、造り手たちが勝手に決めた事だったりします。

そして口うるさい人達が寄って集って造ったエストレヤのステップアップ先というだけあり、このW650も非常に拘って造られたというか拘りしかないと言ったほうがいいか・・・

カワサキEJ650

W650の設計にあたり再優先事項だったのは

『機能美』です。

               引用元『バイクの系譜』

主要諸元

全長/幅/高2175/905/1140mm
[2180/905/1140mm]
シート高800mm
車軸距離1455mm
[1465mm]
車体重量194kg(乾)
[195kg(乾)]
燃料消費率37.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量15.0L
[14.0L]
エンジン空冷4サイクルOHC2気筒
総排気量675cc
最高出力50ps/7500rpm
[48ps/6500rpm]
最高トルク5.7kg-m/5500rpm
[5.5kg-m/5000rpm]
変速機常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ前100/90-19(57H)
後130/80-18(66H)
バッテリーYTX12-BS
プラグCR8E
または
U24ESR-N
推奨オイルカワサキ純正オイルR4/S4/T4
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量全容量3.0L
交換時2.5L
フィルター交換時2.8L
スプロケ前15|後38
[前15|後37]
チェーンサイズ525|リンク104
車体価格686,000円(税込)
[720,300円(税込)]
※[]内は排ガス対応の04~モデル
※A型:アップライトハンドル
※C型:ローハンドル
※D型:A型+クロムメッキ
※E型:C型+クロムメッキ

2024.7
KAWASAKI W650 がついにやってきた。購入から3週間。ずいぶん待たされた。その間にいろいろとこのバイクについて調べることができた。

バーチカルツインの鼓動やクラッシックな出で立ち、幅広いカスタム性。けっこう夢が広がる。

W650を取りにき、60kmほど試走。
バーチカルツインのサウンドはなかなか良いが、3000〜4000回転のあたりで、手がしびれるくらいのかなりの振動がでる。街乗りの感覚ではこのあたりを使いたくなるので、少し回転数を落とさないといけない。

トルクは、しっかりありそうだが、ゼファー1100と比べてしまうので、どうしても物足りなさはあるが、回せばある程度吹け上がるし十分。

取り回しは、ゼファー1100より60kgほど軽い分、ずいぶん楽だが、乗車姿勢や乗ってからの取り回しはゼファーがずいぶん優れていた。改めてゼファー1100のバランスの良さや乗りやすさを実感。自分の体のサイズを考えると、W650は、若干小さめなのか。

排気量ダウンしているので、慣れてくればしっくりくるようになるだろう。

2024.8
ギアケースなどアルミのメッキ部分が少々くすんで汚れているので、耐水ペーパーと金属磨きで磨く。クリアーを剥がすのがかなり大変だ。パーツは付けたままなのでとりあえず見えるところだけ。
耐水ペーパー#350 → #600 → #1000 → #2000 → ピカール。クランクケースはマザーズを使用。手磨きだとまだずいぶん輝きが足りない。

何かと用途があるグラインダー購入計画を立てていたが、ついに通販でコードレスグラインダーを購入。Mrupooという中華製のグラインダーでバッテリーや充電器もセットになっており格安。

パフに青棒をつけて磨いてみるが、グラインダーに不慣れて力の入れ具合がわからず、けっこう縞ができる。結局、最後は手磨き。これからどんどん慣れていくしかない。

あまり好きではないので、フロントのショートスクリーンを外す。ツーリングで必要になるかもしれないので、とりあえず大切に保管。

2024.9
このバイクもとても乗りやすい。バーチカルツインのサウンドもかなり気に入ったきた。トルクもあり、まちなかでも乗りやすく取り回しもしやすい。街乗りにも、ツーリングにも使える幅の広いバイクだ。650というサイズ感も大きすぎず、小さすぎずちょうどいい。

カスタムも考えたが、しばらくこのまま楽しもうと思う。

RED WING 1177 PECOS BOOTS

1991’S RED WING 1177 PECOS BOOTS
Leather-Welt製法  Made in USA US8D

2024.3

茶オイル・レザー(Velva Retan)×コルクソール(NITRILE CORK SOLE)

セカンドストリートオンラインで中古ランクC判定で売られていた。

レッドウイング・12インチのペコス・ブーツの1177(1155 と並ぶペコスの名品)。
革質・なめし・縫製もこの時代のものは高評価。
革の状態は、そんなに悪くないようだ。

1177は1990年代の終わり頃迄には生産中止になった型番。1177の1155との相違点はラスト(1177は#71LAST)と、ソール(踵も低い)が低い点。ソールは昔から人気の高いコルク・ソール(Nitrile Crok Sole & Neoprene Cork Heel)。(材質は1155 のチェミガム・コルクソールよりコルクが多い感じのソール)。コンストラクションはグットイヤー・レザーウェルト製法で、ソールの張替えも可能。

インナーの消毒、アッパーの手入れをして履いてみる。なかなかいい感じだ。左足首のくるぶしの上くらいに少々革が擦れるが、それ以外は問題なし。底の厚みはあまりないので、路面の感じがダイレクトに返ってくる。

試し履きのあと、デリケートクリームで水分を補給し、マスタングペーストで油入れ。革がかなり乾いているようだったので、デリケートクリームはたっぷり2度塗り。

革に艶も出て、いい感じに仕上がった。あとはソールの減りをどう対処するかだ。シューグーで応急処置をするか?踵だけでもソールを張り替えるか?

踵がかなり減っており、釘らしい金具も少々摩耗しているので、シューズドクター(茶)を購入し、とりあえず踵の肉盛り。

かなり履きやすいブーツだ。

オイルアップで、色も濃い目になってきた。30年以上前のペコスなので、十分ヴィンテージ。

RED WING Beckman 9014 Black

2024.11

メルカリでソール張替え済みの旧品番ベックマンの黒が目に入る。

そこそこ程度は良さそうで、ブラックスミスよりドレッシーだ。積雪時のスーツ用のシューズを探していたので、使えそうだ。サイズは 8D。

◆仕 様 ワイズD
◆特 徴 グッドイヤーウェルト製法 プレーントゥ
◆ソール ベックマンソール
◆型 番 9014 Beckman
◆生産国 USA
◆素 材 フェザーストーン
◆カラー ブラック

掲載されていた写真は、光の関係か、甲の部分が、若干茶色っぽく見える。ベックマンの茶芯を調べてみるが、個体や製造年によって茶芯もあるようなことがネットに書かれていた。シュータン裏を見ると茶芯ではなそうだが、茶芯の判断も人によってまちまちのようなので少しの期待もあり。ベックマン ストーンフェザーの茶芯となるとかなり希少。

ハーフソールの張替えは純正ではなく、縫い糸が靴底まで出ていないが、あまり問題はなさそうだ。同程度のベックマンの価格からすれば安い。出品されてまだ18時間。赤茶のブラックスミスが売れたので、購入を決意。

革の状態は良く、蝋引きの平紐も細めで思っていた通りドレッシーだ。ただ、やはり茶芯ではなかったが。

緑青がかなりひどく、爪楊枝を使って一生懸命とったが、なかなか取り切れない。

とりあえず、ある程度緑青を除去し、内部をアルコール消毒し、デリケートクリーム、マスタングペーストで整える。

シュークリームで、少し艶をもたせれば十分にドレスシューズとして使えそうだ。

RED WING Black Smith 2961 赤茶 US8D

2024.3

箱付きのレッドウイング ブラックスミス 2961 をフリマサイトから入手。2015年8月製。着用少なく程度は良かったが、緑青がけっこう出ていた。

爪楊枝で緑青を除去し、ブラッシング。

インナーソールをエタノールで消毒し、デリケートクリームを塗る。

アッパーは、ブラッシングし、M.モゥレブィのエッセンシャルクリームで汚れを除去。

デリケートクリームで水分補充し、その上にマスタングペーストを塗って潤わす。

シューレースは洗剤で揉み洗い。

これだけで、即使用可能だ。

廃盤品の赤茶のブラックスミス。

◆仕 様 ワイズD
◆特 徴 グッドイヤーウェルト製法 プレーントゥ
◆ソール ニトリルコルクソール
◆型 番 2961 BLACKSMITH ブラックスミス
◆生産国 USA
◆素 材 オイルドレザー
◆カラー ブラウン

蝋引きのシューレースを購入し、古いものと付け替える。

2024.11
アイリッシュセッターと色が被り、履く機会があまりなかったため売却。ものはかなり気に入っていたので、オークションサイトに出していたとはいえ、売れてしまったときは若干ショックだった。まあ、履かない靴を置いておくほうがもったいないので、たくさん履いてもらえればメンテナンスした甲斐があったというものだ。